デザインをもっと良くしたい。デザインしたけどなんか物足りない、どこか平凡だなと感じる。もっと大胆に、もっとカッコよく。と思い、いろんなデザインを参考にしてもなぜかうまくいかないということがよくあります。
よいデザインを真似て作るとたしかスキルアップし、一見レベルアップしたように感じます。ある程度の段階までは、それでいいかも知れませんが、プロとして仕事をするためには、何故そのデザインが良いのかを理論的に理解していることが重要ですね。
デザインの名著:ヨゼフ・ミューラー・ブロックマン「Grid System in Graphic Design」に学ぶグラフィックデザイン
20世紀を代表するスイスのグラフィックデザイナー、ヨゼフ・ミューラー・ブロックマンによって提唱されたレイアウト技法である「グリッド・システム」は、情報伝達に携わるデザイナーの基本的なテクニックとして、1973年に発表されています。
デザイン作品の構造に秩序を持たせるのみならず。デザイナーの社会的な責任の問題に関連するもととも捉えられ、現代においてもその重要性が認められています。
グリッド・システムは、ページの中で情報を論理的かつ一貫性を持たせるためにグラフィックデザイナーの手助けとな指標として機能します。
タイポグラフィを組むときに決めなければならないことは無数のにあります。書体、組み方向、並び、字間(字送り)、行長、行揃え、行間(行送り)、行数、などなど。
中でも特に重要とされるもは、字間、行間、段間、版面のアキなどのスペースなどですが、それらを決めるためのモノサシとして、グリッド・システムの知識が有効になります。
効率的かつ正確に文字や図版をレイアウトさせつつ、大胆な配置及びスペースの取り方など勉強になりますね〜
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Grid Systems in Graphic Design/Raster Systeme Fur Die Visuele Gestaltung
- 作者: Josef Muller-Brockmann
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- 発売日: 1996
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