青い鳥文庫の魅力!小学生の好きなイラストと文体が読書嫌いに効く?!
青い鳥文庫は小学生時代一度はハマる?!1980年の創刊以来ずっと続く人気の秘密。
1980年に創刊され、38年の歴史を持つ青い鳥文庫。子どものころ自分も読んでいた!というお母さんお父さんも多いのでは?
そんな青い鳥文庫が、今また子どもたちから多くの人気を集めています。世代を超えて愛されるその人気の秘密に迫ります!
古典文学や名作の入り口になる!
青い鳥文庫の魅力のひとつは、長く読まれている名作や古典文学をわかりやすく読めること。漢字にふりがながついているのはもちろんのこと、近年イラストを子どもたちに人気がある絵柄にリニューアルし、読書に苦手意識があるお子さんでも気軽に手に取れるようになっています。
日本の古典作品から海外の名作、そしてギリシャ神話も取り揃えているので、気になる作品が必ず見つかるはずです。
夏目漱石の代表作も、こんなイラストに!!
夏目漱石の名作が、新装版で登場! 痛快で爽快なユーモア小説!!
「親ゆずりのむてっぽうで、子どものときから、そんばかりしている。」そんな純情で江戸っ子かたぎの坊っちゃんが、東京から中学の先生として、はるばる四国へ。俗な教師の赤シャツ、野だいこ、ちょっと弱気なうらなり、正義漢の山あらしなど、ユニークな登場人物にかこまれて、坊っちゃんの新人教師生活は……!?夏目漱石のユーモア小説の傑作!!
一度は読みたいムーミン♪
2014年トーベ・ヤンソン生誕100周年
青い鳥文庫のムーミン童話が新しくなります!
長い冬眠からさめたムーミン谷の愛すべきなかまたちが、海べりの山の頂上で、黒いぼうしをみつける。だが、それは「魔法のぼうし」だったために、つぎつぎにおかしな大事件が……。
フィンランドの国際アンデルセン賞受賞作家、トーベ・ヤンソンが描く、詩情あふれるファンタジー。
角野栄子氏の巻末エッセイつき。
パンドラの箱にメドゥーサ…これもギリシャ神話なんです
青い鳥文庫 オススメの作品はこちら!
かつてはママがハマったあのお話!青い鳥文庫で楽しめます♪
まずはこの2つのシリーズをご紹介します。作家名をご覧になって、「あれ!?」と思ったお母さんも多いのではないでしょうか。そう、お母さんたちが中高生のころ大人気を博していた「小林深雪/作・牧村久実/絵」のコンビが、今は青い鳥文庫で大人気のシリーズを展開しているのです。
「泣いちゃいそうだよ」シリーズは累計140万部を超える大ベストセラー。勉強、友だち、部活、そして恋愛……など、今の子どもたちのリアルな悩みが描かれているので、お母さんにもおすすめしたいシリーズです。
2017年3月から始まった「作家になりたい!」シリーズは、小説家を目指す女の子が奮闘する物語。夢に向かって努力する中学生の主人公の等身大の姿が描かれています。
中学2年生の小川凛。憧れの広瀬くんと同じクラスになれてすごく嬉しいと思ったのに…。友だちや家族とぶつかったり、不安になったり。そんな「泣いちゃいそう」な思いの詰まった、12か月12話のストーリー。
ねえ、みんなは将来、何になりたい?ファッションデザイナー? 声優? ゲームデザイナー? それとも学校の先生とか?わたし、宮永未央の夢は、小説家になること!現役中学生作家デビューをめざして、いまお話を書いているんだけど、成績優秀な双子の弟と妹からダメ出しが……。さらには恋の妄想ポエムを書きとめたノートを、意地悪なクラスメイトに見られてしまい、とんだ騒動に!?作家を夢見る未央の、ドタバタ&胸キュンなストーリーがはじまります!
男の子に人気の青い鳥文庫作品はこちら!
青い鳥文庫は女の子が好きそうな作品しかないのでは……と思っている方、そんなことはありません。こちらの「タイムスリップ探偵団」や戦国武将物語は小学生男子にも大人気のシリーズ。はらはらドキドキ読書をしながら歴史も学べる、こんなに嬉しいことはありませんね!
香里、拓哉、亮平はまたもや時空を超えて幕末の土佐へ。少年時代の坂本龍馬に出会った彼らは、さらに薩長同盟当夜の京都へタイムスリップ。日本史最大の謎のひとつ、龍馬暗殺の犯人は誰か。謎がいよいよ解明される。
2014年の大河ドラマの主人公!
勝つほうは、勝つべくして勝ち、負けるほうは、負けるべくして負ける。勝ちも、負けも、それだけの理由がある――。だとすれば、戦でいちばん大切なことは「いかにすれば勝てるか、の作戦をたてること――。」
知略に富んだ戦術で、信長・秀吉・家康を次々と勝利へ導いた、天才軍師・官兵衛。「負けない・裏切らない・命を無駄にしない」ことを大切にした生きざまを描く感動作。
青い鳥文庫、はじめての人はまずこれを読んでみて!
定番売れ筋作品はこちら!
絵本から読み物へステップアップしたお子さんがまず手に取ってほしい作品がこちら。動物や食べ物など登場するキャラクターもにぎやかで楽しい「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズ、ユーモアたっぷりでわくわくしながらどんどん読めてしまう「大どろぼうブラブラ氏」。そして近年ドラマ化された黒柳徹子さんの自伝。どれも読みやすく、はじめての人におすすめします!
モモちゃんとアカネちゃんシリーズ!
元気でかわいくて、おしゃまな女の子モモちゃんには、子ねこのプーやコウちゃんという友だちがいます。モモちゃんは、夢の中でライオンと遊んだり、電車に乗って空を飛んだり、水ぼうそうになって、ママを心配させたりします。誕生から3歳になるまでのモモちゃんの日常生活を軽妙にスケッチした成長童話の名作。
読書って、楽しい!がわかる!
ユーモアたっぷり、心があったかくなるスケールの大きな物語!
39代目の大どろぼう、ブラブラ氏は由緒正しい家柄のおぼっちゃま。代々続く家系で、世界最大級のお城や船や岩も、だれにも気づかれずにぬすみだしてしまったとか。さて、そんなブラブラ氏が、とつぜん東京にあらわれた。秋葉の原警察のニラミ刑事は、どんな作戦で捕まえようというのか?ユーモアあふれるタッチで、人間の温かさをえがいた童話。
サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品
トモエ学園の小林先生はあこがれです
「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」小林先生のこの言葉は、トットちゃんの心の中に、大いなる自信をあたえてくれました――。トモエ学園の、子どもたちの心をつかんだユニークな教育の実際と、そこに学ぶ子どもたちのすがたをえがいた感動の名作『窓ぎわのトットちゃん』を子どもたち自身におくります。
青い鳥文庫、学年別人気作品は何?
小学校中学年はこれが人気!
若おかみは小学生シリーズ!
6年生のおっこは交通事故で両親を亡くし、旅館を経営する祖母に引き取られる。旅館に住みつくユーレイ少年と知り合ったおっこは、ひょんなことから若女将修業をするハメに…。コメディ新シリーズの第1話。
黒魔女さんが通るシリーズ!
魔法マニアのチョコは、まちがって呼びだした黒魔女、ギュービッドの指導(しごき?)のもと、ただいま黒魔女修行中!おしゃれでおばかな自己チュウのメグや、学級委員の一路舞ちゃん、天然の百合ちゃん、松岡先生、エロエースたちがひきおこす大騒動を、魔法で解決(拡大?)しちゃいます。『おもしろい話が読みたい!(青龍編)』で大人気のマジカルコメディー、いよいよスタート!
ノンフィクションにも興味が出る中学年には…
中学年になったら、フィクションだけでなくノンフィクションもいかが? まずは子どもにとって親しみやすい動物に関する本がおすすめ!!
上野のシャンシャンが大人気!だからこそ…
和歌山アドベンチャーワールドでは、17年の間に、15頭の赤ちゃんパンダが生まれ、元気に育っています。パンダが心地よく過ごせるように、心を配る飼育員さんたち。見守られながら安心して出産・子育てをするお母さんパンダ。大家族のファミリーヒストリーにせまります。
3頭のパンダの名付け親でもある著者の、パンダ愛あふれる1冊。かわいい写真いっぱいの口絵つき!
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき ノンフィクション
渋谷のハチ公でなじみがありますね!
日本でいちばん有名な犬、ハチ公の物語
夏休みに この1冊!
読んだらだれかに伝えたくなる!
「ハチはいま、大好きだった上野先生に、会いたくて会いたくて、しかたなかった上野先生に、やっとやっと、会えたんだよね――。」雨の日も雪の日も、主人の帰りを駅で待つ。日本一有名な犬ハチと、飼い主のあたたかい心の交流を描いたノンフィクション。愛する者と暮らすことのすばらしさ、別れのせつなさに胸をうたれます。あなたを待つ人はだれですか。
小学校高学年に人気&おすすめはこれ!
高学年にもなれば、やっぱり「推理もの」を読みたいですよね。自分なりに推理しながらハラハラと読み進めていけば、あっという間に完読してしまいそう。どちらのシリーズも多数揃っているので、次から次へとどんどん読んでいってくださいね。
探偵チ-ムKZ事件ノ-トシリーズ!
小学6年生の立花彩。友だちと学校でちょっとギクシャクしているし、家族のこと、勉強のことなど毎日悩みはつきません。そんな彩が塾で出会ったのは、エリート4人組の男子。
目立ちたがり屋やクールな子など超・個性的な彼らと、消えた自転車のなぞを追うことになったのですが……。
なぞ解きやドキドキがいっぱいの本格ミステリーはじまります!
風浜電子探偵団事件ノートシリーズ!
リニューアル版「new」の第4弾はシリーズ内でもとくに人気の高い、電子探偵団の5人の東北でのミステリー合宿編!
旅先はザシキワラシやカッパの伝説で有名だったり、謎解き攻めにあう「5つの謎の館」があったりで楽しい旅行だったのに、マコトとみずきの仲はギクシャク。しかも「探偵のいるところ、事件あり」の掟どおり、事件も発生!?
ショートショートの神様、星新一も青い鳥文庫で
高学年には、ぜひ大人向け作家の作品もぜひ読んでもらいたいところ。こちらの2作は「ショートショートの神様」とも言われる星新一作品の中から、子どもにも読みやすい14篇が収録されています。独自の視点と奇想天外なラストにハマってしまう子どもが多数出現するかもしれません!?
星新一のショートショート傑作集!!
あっという間に読めるけど、ずーっと心にのこるストーリー。
「読書なんかきらいだ!」というあなたにも、読書好きのあなたにもぜったいおススメです!!
あなたはショートショートって知っていますか?
すごく短くて、ラストには奇想天外などんでん返しのある小説のことです。
星新一は、そのショートショートの天才です。
生涯に1000編以上も書いた、その作品は、どれもこれもおもしろいのですが、中から14作品を選りすぐりました。
すぐ読めて、ながく楽しめる星新一の世界にどうぞハマってください!
ショートショートシリーズ第2弾!
星新一のショートショート傑作選・第2弾!!
この結末がわかったら、きみは天才。
奇想天外などんでん返しの14作。
カメラをむければ、事件がおこる!サエないテレビ局員の息子のために博士が作った発明品がおこす珍騒動(ごたごた気流)
平和な星から届いたすばらしい贈り物とは?(繁栄の花)
見知らぬ青年から「包み」を預かった画家に訪れた意外な運命(包み)
などユーモラスで切れ味の鋭い14作を掲載。
大人気にお応えする星新一のショートショート傑作選第2弾です。
本嫌いな子にこそ進めたい!青い鳥文庫
青い鳥文庫は小学校2年生から中学生までを対象にしていますが、あくまでもそれは目安です。子どもたちの日常を描いた作品から海外を舞台にしたもの、ファンタジー、そしてノンフィクションまで、あらゆるジャンルの作品が揃っていますよ。
ぜひ、お好みのテーマをみつけて、まずはお手に取ってご覧になってみてください。お子さんの読書の扉が開くこと、間違いありません!
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編集協力:洪愛舜(編集者・ライター)
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