どの笑いが好き?<4歳の子におすすめするユーモア絵本>
幼稚園年少さん、4歳くらいのお子さんはおしゃべりもだいぶ上手になってきて、自分やお友だちの気持ちも感じることができるようになってきますね。
主人公の気持ちも理解できるようになってくる4歳。
おすすめしたい絵本も、その内容の幅がどんどん広がっていきます。
中でも「ユーモア絵本」は、それぞれ笑いの種類が違ってくるのが面白いですよね。
みんなで一緒に大爆笑したり、ひとりでじんわり笑ったり、お約束の場所で笑ったり。
4歳におすすめしたい人気の「ユーモア絵本」を、皆さんから寄せられたエピソードと共にたっぷりご紹介します!
笑いながら、迷って、選んで、また笑って…
「ねえ、どれがいい?」と問いかけながら、次々と繰り出される奇想天外な選択肢。
子どもたちは「どれもイヤ」と言いながら、大喜びであれやこれや悩みます。
30年近く愛され続けてきたベストセラー絵本の〈改訳新版〉。
親子で楽しもう
この絵本は、本当に会話が弾みますね。本を読んでいる時間よりも、話している時間のほうがずっと長い! 子どもの豊かな発想に感動したり、我が子の意外な考えに驚いたり、1ページごとにいろんな楽しみが味わえます。
どれも究極の選択ばかり。「え~、どれもいや~!」というのもかなりありました。でも、1つ1つ「いやなわけ」もちゃんと説明してくれて、その答えに納得したり、笑ったり・・・。
―きみんちの まわりが かわるとしたら、―
「『大雪』だと、毎日雪を掘らないといけないでしょ? 穴に落っこちちゃうかもしれないでしょ?
『ジャングル』になって、こんなにたくさん動物がいたら、お世話するのが大変でしょ?」
逆に、大人にとっては、どれも・・・と思うものでも、子どもには楽しい!というものもあり、それがかわいらしくて微笑んだり。
―ジャムだらけになるのとさ、犬に引っぱられて ドロンコになるのとさ、―
「泥んこ! だって、泥んこ 楽しいもん!」
―へびに まかれるのと、魚にのまれるのと、―
「へびに巻かれるの! あったかくて、ぐっすり眠れそうだから。それに、エイ、エイ、エイ、ってやれば(空手チョップのような格好をしながら)、すぐにスルンと出れちゃうもん!」
夢のある楽しい選択もいっぱい。
1つに絞りきれなかったのは、―どれを手伝う?―
「ようせいのまほう。サンタクロースのプレゼントくばりもいいな。でも、ちょっと眠くなっちゃうけどね! 10時過ぎちゃうでしょ? 」
―どこになら住む?―
「金魚ばち! だって1日中泳いでいられて楽しそう。」(私は水が苦手なので、この選択だけは絶対になし!)
「やっぱり、にわとりごやにしようかな? いつでも好きなときに卵が食べれるもん!」
想像するのって本当に楽しい(!)と同時に、親子でもいろいろ違っておもしろい(!)と感じられる1冊です。
(ガーリャさん 40代・ママ 女の子6歳)
感覚で笑わせてくれるナンセンス絵本の傑作!
遠くの方から、頭がゴムでできている男の子が飛んできました。その名も「ゴムあたまポンたろう」。
山にポン!とぶつかると、ボールのように飛んでいきます。
寝ている大男の、野球のバットのようなつのにあたり、グングン飛んでいきます。
「わーい、ホームランだ!」
ジャングルでは、木がいっぱい伸びてきて、ポンたろうの頭をぶっとばします。
「バレーボールだ、バレーボールだ!」
またまたポンたろうは飛んでいきます・・・。
予測不可能!
どうしてこうも、屈託なく笑えるのだろう。
時々、こどもたちが羨ましくなる。
ナンセンス絵本は、どうも大人には理解しがたい内容ばかり。
なんなんだ~!こいつは!
誰かが怒る声が聞こえてきそう。
でも、こどもは違う。
素直に笑ってくれる。腹の底から笑ってくれる。
私もかつて、ナンセンス絵本は意味不明だった。
でも、こどもたちに読み聞かせをしていると、
だんだんと、ナンセンス絵本の良さが見えてきた。
ゴムあたまポンたろうは、確かに存在していた。
絵本の中だけれど、絵本から飛び出して、
こどもたちを、笑いの渦に巻き込んで、
幸せのひと時を与えてくれた。
予測不可能な展開は、頭を空っぽにしてくれる。
次は?次は?と期待させて、考えも付かない落ちが待っている。
笑うしかないじゃありませんか。
ハリネズミがいっぱい遊んでいるところに、
ポンたろうが落ちてきた。
ハリにさされて、飛んでいくのだと思いきや・・・!?
子どもの笑顔を見たければ、是非ナンセンス絵本!
おすすめです。
(多夢さん 40代・ママ 女の子11歳)
何回読んでもオチで笑ってしまう幸せ
ねこたちがコロッケ屋を始めます。けれど毎日食べる売れ残りのコロッケに食傷気味。「鳥の丸焼きが食べたい」と夢見ていると、そこへ一羽のあほうどりが現れます。
シリーズの中で一番好き
子どもも私も大好きな11ぴきのねこシリーズの大ファン。中でもこの作品が私は一番好きです。
コロッケ屋を始めたけれど、売れ残ったコロッケを食べることにうんざりしているねこたち。「鳥の丸焼きが食べたいねえ」と思っていたところに、一羽のあほうどりが現れました。あほうどりにもたくさんの兄弟がいると知り、舌なめずりをしてあほうどりの家に向かったのですが・・・
ねこたちの狙いを知ってか知らずか、マイペースなあほうどりのとぼけ具合がいいです。もちろん、まぬけなねこたちもかわいい。せっせとコロッケを作るねこたちの、それぞれの表情が笑いを誘います。
そして最後のオチは、何度読んでも大爆笑です。んなあほな。。。
(クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
ほげちゃん、子どもたちに大人気!
「ほげちゃん」。一度読んだらもう頭から離れてくれない・・・「ほげちゃん」!!
まさるおじさんからゆうちゃんのうちに届いた青いぬいぐるみ。
「あれれ、へんなかお」「カバかしら?」「そうだなぁ、ほげちゃんっていうのはどうだい?」
こうして家族の一員になったほげちゃん。ゆうちゃんにだっこされたり、手(足?)をつながれたり、味見をされたり、ケチャップの手形をつけられたり。とっても馴染んでいる様子のほげちゃんですが、ある日おでかけに連れていってもらえなくておいてきぼり。その時ほげちゃんは・・・。ほげちゃんに何かが起きる??
むじゃきで可愛いゆうちゃん、されるがままのほげちゃん、実は一番巻き込まれているねこのムウ、悪い子バージョンのほげちゃん、おうち、冷蔵庫、とっても大人なパパとママ。挙げだしたらきりがないほどやぎたみこさんの魅力が全開で詰まっている一冊です。カンタンほげちゃんが作れちゃう型紙がついているのもポイント!
娘と読み進めながら…大爆笑しました!
4歳になる娘と読み進め…
「あじみをしたり」 笑
「ほんをよむのも」 (下敷きになってる) 笑
「パパのおなら」「ムゥのベットに」「ママがドアにはさんで」 爆
…「ゆるせないー」のところで大爆笑!
最後、どうなっちゃうの??というくらい笑いすぎて、ページをめくり
ましたが、最後はじんわりあたたかく落ち着くところに落ち着き…
娘とホッとしました。
1日何回読んでるか?わからないほど、暗記してるほど、
読んでます!!
これ、みんな読んだ方が良いです!!
って、読み聞かせで案内しています~♪
みんな、これを読んでサッパリするといいですね^^
(絵本すき♪さん 40代・ママ 埼玉県 )
聞いて笑える昔話
ある日、ととさんのお腹が痛くなり、お寺の和尚さんに相談に行くと、和尚さんは「お腹に虫がいるせいだから、蛙をのむといい」と教えてくれます。教わったとおりに蛙をのみこむと、お腹にはいった蛙が虫を食ったのでお腹の痛いのはなおります。でも今度は、お腹の中で蛙が歩くので気持ちが悪くなり、また和尚さんに相談すると、「蛇をのむといい」といわれます。蛇の次は雉、というように前にのみこんだものを食べる動物を次々とのみこみます。その後は、雉を撃つ猟師をのみこみ、次に鬼をのみこみ、最後はお腹の中の鬼を退治するため和尚さんが「鬼はそとー」と、ととさんの口の中に豆を投げ込むと、お腹の鬼は「これは節分の豆だ。痛い痛い。たすけてくれえ」といって、尻の穴からとびだし逃げていくという落ちになっています。
このような聞いて笑える昔話は、とくに子どもたちの好むところです。節分の時期だけでなく、何度も何度も親子で読んでお楽しみください。
このお話は新潟県の「まわりもちの運命」という昔話から採りました。
あっぱれ!日本の滑稽!
楽しくって、気分爽快!文句なしのお気に入り!
おいしそうにお団子をほおばる姿から、一転して恐怖の腹痛地獄!しかも、その先に待ち受けていたものは、さらなる壮絶な苦行~!
腹の虫を、退治すべく、おしょうさまのすすめでいろいろなものを飲まされるととさん。 律儀に従うととさんであったが、飲まされるものはどんどんエスカレートし、ついには あんな物まで!
つぎは、何を飲まされるのかと、大人も子供もドキドキ ワクワク!
最後には あんな物まで飲まされてしまい、もうお先真っ暗~、と思
いきや、さすが おしょうさま、ただ者ではない! 全部お見通し。
予想外のチビスケの大活躍に、子供も大爆笑! 一件落着、めでたしめでたし。その結末には、だれもが大満足。 何事もなかったように、仲良くゆうげをとる二人の姿には、晴れ晴れとしたやすらぎすら感じる。
絵は豪快ながらも あたたかく、ユーモラスで、日本特有の滑稽さを
余すところ無く表現している。あっけらかんとした文章に ベストマッチ。 ひょうひょうとしたかかさん、芝居がかったおしょうさまも いい味出している。
はっきりした絵と、展開のよいストーリー、おかしげでやわらかい言葉遣いと、三拍子そろっているので、読み聞かせに最適。 小さい方からおとなまで楽しめる。節分のころのおすすめ。この本を読んだ後の豆まきは、盛り上がること間違いなし!
(もにいのさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子3歳)
ぎゃははは!面白~い
これは笑えます!
「いちにちおもちゃになっちゃおう」とは主人公の男の子の言葉。
まずは試しにクレヨンになってみる。クレヨンになってみるってどういう事でしょう。
想像してみてください、絵を描く時のクレヨンの仕事と言えば・・・(!!)
想像以上の光景が繰り広げられ、そして大笑い。そりゃ大変な事です。
けん玉になってみると?カスタネットになってみると?
もう次から次へとたたみかけられ、笑い苦しんでいるうちに子ども達も理屈でなく感覚で理解してしまうでしょう。
「おもちゃって結構大変なんだねえ。大切にしなきゃね。」と。
これだけ笑わせられた後にこんなしみじみとした感想が漏れてくるこの絵本。
気になってしまった方は是非開いてみてくださいね。
痛くて、辛くて、大変で・・・(笑☆)
ぎゃははは!面白~い☆
ふと「おもちゃになってみたいな」と
考える発想も新鮮だったし、
実際におもちゃになっちゃって、
しかも、ナルホドそうなるな~☆
って、納得の大爆笑☆
大抵のおもちゃは、痛くて辛くて大変だって
ことも分かったし。(笑・腹痛い・・・)
この本を読んだら、おもちゃへの感謝の気持ちが
芽生えてくるかも?!
娘も、自ら手に「これ、読んで~」と持ってくるほどの
気に入りようでした。
(しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子4歳)
合わせてこちらもおすすめ!
ストーリーや展開が「わかっていても笑っちゃう」なんて、ユーモア絵本ってすごいですよね。
泣きたい気持ちや怒っていた気持ちが、あっという間にどこかに行ってしまいます♪
この記事が気に入ったらいいね!しよう ※最近の情報をお届けします |