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親子でチャレンジ♪バイリンガルおもちゃで“おうち英語”をはじめよう

小学校での英語教育も必修化され、これからの時代を生き抜くために、話せて損はないとされる英語。「将来のために、赤ちゃんのころからバイリンガルで育児ができたら…」という思いもありつつ、「自分の英語力に自信がない場合はどうすれば?」と、思い悩む方も多いのではないでしょうか?

 

そんな方、必見!当記事では、インターナショナルスクールや英会話スクールに通わずに、家庭で英語を使って英語習得を目指す「おうち英語」の実践についてご紹介。中でも、バイリンガルおもちゃを活用した遊び方のイロハについて詳しく解説していきます。

 

教えてくださるのは、娘さんが小学5年生で英検1級を取得するまで、おうち英語に取り組んでこられた、平松あざれさん。月齢ごとにおすすめのおもちゃや、それを使った遊び方、おうち英語を実践する上で大切にして欲しいポイントなどを、実体験を交えながら語っていただきました。

\教えてくれたのはこの人/ 英語絵本アドバイザー 平松あざれさん

小6女児、年長男児のママ。「おうち英語」を家庭で実践した結果、長女は小2の頃からハリーポッターの原書を読み始め、小4で英検準1級、小5で英検1級を取得。その様子がInstagramで注目され、SNS総フォロワー数は3.9万人。現在は、オンラインで英語絵本講座などの事業を展開し、受講者は累計7,000人以上。企業とのタイアップや市区町村、幼保PTAなどの講演でも活動中。
Instagram: @azalea.violet_ehon 

おうち英語は子どもだけでなく、パパママの英語を伸ばす絶好のチャンス

――「私自身が英語に自信がないのですが、おうち英語を始められますか?

もちろん大丈夫です。私自身、帰国子女でもなければ英語が大得意ではありませんでしたし、最初は、ご相談をいただいた方と同じように「子どもに英語を身につけて欲しいな」とぼんやり思っていた程度でした。

 

ですが、子どもと一緒に英語の童謡を歌ったり、英語の絵本を読んだりしていく中で、私の英語力も少しずつ向上していったように思います。今、「おうち英語」に興味をお持ちの場合は、ぜひとも「親が英語を教えなければいけない」という先入観を取っ払って、「子どもと一緒に二人三脚で勉強してみよう!」というフレッシュな気持ちで、スタートラインに立っていただきたいと思います。

――あざれさん自身は、どのように「おうち英語」を始めたんですか?

私の場合は、娘が生後6か月ごろに購入した電子絵本がきっかけでした。英語の童謡が20曲ぐらい収録されていてボタンを押すと音楽が流れる仕組みです。歌詞を見ながら、歌を何度も口ずさんでいるうちに、まずは私が自然と歌えるようになりましたね。

 

そんなある日、何気なく私が英語の童謡を歌うと、生後10か月になった娘が、私が歌った曲のボタンを押したんです。「ちゃんと覚えてる!」と感動しました。この驚きは今でも忘れられません。その後、このような体験は幾度となく訪れますが、これが楽しくて、おうち英語を続けられたなぁと思います。

おもちゃが教材!遊びながら、英語に親しもう

私は、英語の絵本を活用したおうち英語を推奨していますが、子どもが小さい頃は、英語のおもちゃの活用もいいアイデアですね。特に0〜2歳の乳幼児期は、実体験を通して親子の対話を楽しんでいただきたい時期なので、おもちゃ遊びの中で英語に触れるというのは、子どもにとってすごく貴重な体験になります。

 

一方で、乳幼児が遊ぶおもちゃを使うのですから、0から始める大人にとってもいい教材です。子どもとの関わりを通して少しずつステップアップできますので、英語に苦手意識のある方も、お子さんと一緒に「おうち英語」を始めてみませんか?

【月齢別に紹介】フィッシャープライスのバイリンガルおもちゃでおうち英語を始めよう

「バイリンガルおもちゃを活用したおうち英語」を始めたいと思ったら、何を買って、どんなふうに使えばいいの?と迷う方のために、ここからはバイリンガルおもちゃでおなじみのフィッシャープライス社のおもちゃの中から、月例別におすすめのアイテムを紹介しつつ、あざれさん流の遊び方アドバイスもご紹介していきます。

フィッシャープライスのバイリンガルシリーズ
子どもの成長段階に合わせた機能とともに、たくさんの単語・誉め言葉・音楽などで遊びながら、日本語はもちろん英語にも触れることができるバイリンガルシリーズ。言葉をたくさん吸収して発語準備をする生後6か月ごろから遊べます。

【生後6ヶ月〜】 まずは英語の音に慣れ親しんで!

《おすすめ商品》 わんわんのバイリンガル・リモコン
パパママのスマホやリモコンに興味を示し始めたら、これ!ボタンを押すとピカピカ光って、日本語と英語で35以上の楽しい歌やおしゃべりが流れます。

\あざれさん流!こうやって遊んでみよう/

生後6ヶ月ごろの子どもは、目の前のものに手を伸ばしたり、触ったりして、主体的な遊びが始まるころ。自分で操作できるリモコン型のおもちゃは子どもの好奇心を掻き立てます。ボタンを押して聞こえてくる音を一緒に楽しんだり、大人が声に出して語りかけたりして、遊んでみてください。このバイリンガル・リモコンは、英語の後に日本語が流れるので、英会話に苦手意識があるパパママも手に取りやすいおもちゃだと思います。

【生後9ヶ月〜】 小さなコミュニケーションを積み重ねて

《おすすめ商品》 バイリンガル・ラーニングボックス
5つの面それぞれに違った仕掛けがあり、指遊びをしながら日本語と英語でおしゃべりを楽しめます。カラフルなブロックでかたちあわせをしたり、ピカピカ光るピアノやABCの歌が流れる絵本、数字や色を学べるダイヤルなど、遊びのバリエーションがたくさん!

\あざれさん流!こうやって遊んでみよう/

9ヶ月ごろになると、欲しいものを指さしで意思表示をしたり、語りかけに反応するようになったりと、少しずつ愛情を傾けてくれる身近な大人とのやり取りが楽しめる時期です。

 

このおもちゃで形合わせをする時に、Let’s put the triangle block into the box.(三角のブロックを箱に入れてみよう)」と語りかけながら、遊んでみてください。文中の「triangle(三角)」という単語を、square(四角)、star(星)、circle(丸)と置き換えるだけで、4つの声掛けバリエーションができますので使えるフレーズです。

さらに、red、blue、green、yellowとブロックの色に注目すれば、さらに遊びが広がりますよね。これを繰り返し語りかけるだけで、立派なおうち英語です。

 

最初は「本当にこれでいいのかな?」と不安に思うかもしれませんが、続けていくと子どもが意味を理解し反応してくれるようになります。「英語で通じた!」という感動は、親側がおうち英語を続けるモチベーションになりますし、子どもにとっても心が満たされる経験になります。

 

この小さな感動の積み重ねが「自然な言語習得の始まり」なのです。言葉を話さなくても指さしを通して理解し合い、通じ合うことで大人との情緒的な絆も深まっていきますよ。

【生後12ヶ月〜】おもちゃと実体験を連動させた遊びでアルファベットを覚えよう

《おすすめ商品》 スマートステージABCタブレット
26個のアルファベットのボタン1つ1つにイラストがついていて、AはApple(アップル),BはBall(ボール)、CはCookie(クッキー)など遊びながら自然に英語を学べます。歌や音、フレーズなどが合計100以上収録されていて、成長に合わせた3段階のレベル切り替えが可能です。

ボタンを押すとピカピカと光ります
画面は液晶パネルではなく、ポチッと押せるボタンが付いています

\あざれさん流!こうやって遊んでみよう/

1歳ごろからは話せる言葉もグッと増え、二語文を話し始めます(個人差はあります)。タブレットを操作し、音やアルファベットに親しんできたら、他のおもちゃと組み合わせて遊びを広げてみましょう。例えば、タブレット上のアルファベットボタンには関連したイラストが載っているので、家の中にある物を集めてお子さんの周辺に置きます。

アルファベットが書いてあるブロックを並べて、「Let’s find the W!(ブロックのWを探してみよう)」とアルファベットを探してみる遊びも楽しいでしょう。「T」を押してtrainと音声が流れたら「Where is the train?(列車はどこ?)」と反応を促してみてもいいですね。

 

他にも、歩くことができる月齢であれば、Umbrella(傘)のUを押して、「Let’s go find an umbrella!(傘を探しに行こう!)」と声をかけ、一緒に玄関まで探しに行くとか、家の中にあるものをうまく活用してみるのも良いでしょう。実体験と言葉を一体化させてあげることで、より自然に英単語の意味を体得することができます。

 

とにかく、おうち英語は子どもにとって身近なものをテーマにするのがポイントです。食べ物、乗り物、色、形などに注目してみてくださいね。少し意識を向けるだけで、日常生活にはおうち英語のチャンスがゴロゴロと眠っています。

“おもちゃ任せ”にせず、「子どもと二人三脚」という姿勢が大切

ここでご紹介したもの以外にも、たくさんのバイリンガルおもちゃが存在しますが、何を購入したとしても共通して大切なのは、おもちゃを「買い与える」のではなく「一緒に遊ぶ」という姿勢だと、あざれさんは語ります。

どれだけ魅力的なおもちゃを与えたとしても、それだけでは英語は身につきません。「おうち英語」は、日常のコミュニケーションの中に自然に英語を取り入れることで、自然と英語を身につけていく取り組みなので、おもちゃや絵本を“活用して”、英会話を楽しむよう心がけてみてください。

 

子育て中は時間に追われることも多いと思いますので、長時間頑張る必要はありません。寝かしつけ前の5分とか、湯船に浸かっている間とか、ほんのわずかな時間でいいので、おうち英語の時間を見つけてみてください。できればルーチン化できると良いですね。

 

絵本もおもちゃも、読み聞かせたり、ただ既存の遊び方をしたりするだけでなく、実体験にリンクさせるなど新しい遊びに発展させていくと、より奥行きのある関わり方ができます。子どもと二人三脚をしているような感覚で、楽しく取り組んでいただければと思います。

バイリンガルおもちゃで、おうち英語の第一歩を踏み出そう

いかがでしたか? スクールに通わなくても、家庭で始められる「おうち英語」。大人の英語学習にもなるなんて一石二鳥ですよね♪ 楽しいバイリンガルおもちゃが1つあれば、子どもと一緒に遊びながら続けられそうですね。これまでの英語力にとらわれず、ぜひ気軽に最初の一歩を踏み出してみてくださいね。

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絵本ナビ編集部
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