TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、2021年度はTOEIC受験者全900,684人のうち、795点以上とった人の割合は15.9%、845点以上に絞ると9.1%だったそうです。つまり、TOEIC800点以上を取得できているのは、全受験生のうち10人に1人をやや超える程度にすぎません。
また、外国語学習者の習熟度を表す指標「CEFR」において、Educational Testing Service(ETS)が発表しているTOEICスコアとCEFRとの対照表によると、TOEIC800点はおよそB2レベルとされています。B2とは「抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できるレベル」と定義されており、海外で仕事をする場合には必要となるレベルだと言えるでしょう。
TOEIC Part3とPart4の速度の平均は170〜180 wpmで、速いものだと200wpmを超える設問もあります。ネイティブスピーカーのリスニング速度の平均が200〜250wpmとされていることから考えても、意味処理のスピードが求められていることがわかります。
IIBCが実施した、企業やビジネスパーソン対象の「英語活用実態調査2019」の結果によると、「英語」を今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキルとしてみなしている企業は、回答企業の82.6%にのぼりました。
以上のように、TOEIC800点以上をとることで、転職や就職の大きなアドバンテージを得ることができるのです。これからお伝えする勉強法を取り入れれば、効率よくTOEIC800点を突破できますよ!