TOEIC700点以上を目指す人におすすめの参考書9選!自分に合った参考書の選び方や勉強法も解説
2024年10月29日
「TOEIC700点を達成するために、どの参考書を選べばいいの?」
「どんな勉強法が効果的?」
そんな疑問をおもちではないでしょうか? TOEIC700点は、英語でのビジネスコミュニケーションがある程度可能であることを示すスコア。多くの大学生や社会人が就職やキャリアアップのために目標としています。
しかし、TOEIC対策の参考書は非常に種類が多く、自分にぴったりの一冊を見つけるのは難しいものです。
そこで今回は、TOEIC700点を目指す方におすすめの参考書をENGLISH COMPANYがご紹介します。自分に合った参考書の選び方や、目標達成に向けた効果的な活用方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
TOEIC 700点を目指す人におすすめの参考書9選とTOEIC 700点のレベル感
TOEIC700点のレベル感について確認してみましょう。TOEICを提供しているIIBCは毎年、TOEIC受験者の平均スコアを発表しており、直近3年間の平均スコアは560~570点の間で推移しています。
中学・高校で基礎的な英語学習を行なった方は、特に対策せずとも500点前後を取得するケースも多いでしょう。ただし、英語学習が未経験の方にとって700点は大きな壁となります。
それでも、しっかりと対策をすれば700点以上は十分に狙える範囲です。これから紹介する参考書をもとに学習を進めましょう。
1. TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
教材:TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
税込価格:979円
対策範囲:単語
教材の特徴:TOEICの単語対策の定番教材です。手にとりやすい価格で、頻出単語に絞っているため、TOEIC単語対策といえばまずこれを選ぶ方が多い著名な参考書です。
詳細:2017年に刊行され、やや古い印象がありますが、TOEIC700点を目指す方には引き続き役立つ教材です。掲載単語が難しく感じる方は、より簡単な『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』から始めるのもよいでしょう。
最新の傾向に沿った単語学習が希望であれば、同著者の『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の1000問』もおすすめです。
2. キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600
教材:キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 600
税込価格:1,760円
対策範囲:単語
教材の特徴:基礎語彙を効率よく習得でき、16単語1セットで構成されているため、隙間時間を活用しやすい教材です。
詳細:TOEIC700点以上を目指す場合、キクタン600の習得は100%に近づけることが重要です。キクタン600を学習したあとに、キクタン800を活用すると、700点レベルに必要な語彙力が十分に身につきます。
3. 世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
税込価格:1,650円
対策範囲:単語
教材の特徴:すべての単語に解説がついており、丸暗記ではなく、単語の意味や使い方を理解できる工夫がされています。
詳細:英語講師である関正生氏の教材で、刊行から時間が経っているため、最新傾向を重視する場合は「関正生の TOEIC®︎ L&Rテスト 神単語」も検討してください。
4. 公式TOEIC Listening & Reading問題集11
教材: 公式TOEIC Listening & Reading問題集11
税込価格:3,300円
対策範囲:リスニング・リーディング全パート
教材の特徴:TOEIC試験を作成するETSが監修している唯一の公式問題集で、実際の試験に近い環境で演習できます。
詳細:TOEIC700点以上を目指すなら、公式問題集は必須教材です。本番と同じナレーターを使用しているため、本番の環境に合わせたリスニング練習が可能。2回分のテストを用い、1回目で苦手パートを確認し、2回目で試験本番を想定したタイムマネジメントの練習を行ないましょう。
公式問題集はシリーズで11冊続いていますが、最新版から入手し、演習量が足りないと感じた場合は番号を遡って取り組むのがおすすめです。TOEICは年々出題傾向が変わり、問われる語彙、問題パターンが増えています。最新版から押さえるのを鉄則にしましょう。
公式問題集は、本番の試験よりやや平易な問題も収録されていますので、各パートの素点(正解数)から算出されるスコアレンジは少なくとも50点ぐらいは下になる可能性があることも念頭に対策をしましょう。
具体的に、リスニングセクションは素点76〜80が、345−420のスコアレンジ、リーディングセクションは、素点76-80点が340-415のスコアレンジになっています。
合わせると、685〜835点のスコアレンジです。目安として、リスニング・リーディングセクションの素点を最低76点以上をとれるようにすると700点以上が現実的になります。
ただし、TOEIC700レベルを目指す方にとって、リーディングで76点以上の素点は難しいもの。リスニングセクションでいかに点数をとれるかが鍵となります。
5. はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
教材:はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
税込価格:1,980円
対策範囲:リスニング・リーディング全パート
教材の特徴:TOEIC全パートをバランスよく網羅しているので、初学者が概要をつかむのに最適です。
詳細:TOEIC初受験の方や、何から始めればよいかわからない方におすすめの一冊です。この教材で基礎を固め、個別対策に移ると効率的に学習できます。
6. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
税込価格:2,530円
対策範囲:Part5、Part6
教材の特徴:TOEIC文法対策の定番で、繰り返し解くことでPart5の解答スピードが向上します。
詳細:TOEIC文法対策書として完成度が非常に高い教材です。TOEIC Part5はリーディングパートで最も点数が伸ばしやすいパート。一方で、Part7の長文読解問題がTOEICは大量にあるため、スピーディに解答するスキルが要求されます。
繰り返し問題を解くことで正答へのステップを身につけられます。基礎文法に不安がある場合は、姉妹書「TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問」を検討してもよいでしょう。
7. TOEIC® L&Rテスト 詳説英文法
税込価格:1,815円
対策範囲:Part5、Part6
教材の特徴:英文法に苦手意識を持つ方向けの教材で、初心者から中級者まで網羅的に学べる構成です。
詳細:先ほど紹介した「でる1000問」の前段階として使用するのがおすすめです。文法の基礎から丁寧に学べるため、初学者でも安心して取り組めます。
8. TOEIC® L&R TEST英文法 TARGET 730
教材:TOEIC® L&R TEST英文法 TARGET 730
税込価格:1,320円
対策範囲:Part5、Part6
教材の特徴:8日間で1セットが終わる構成で、正解へのステップが詳しく解説されています。
詳細:TOEIC Part5は文法問題でいかに根拠をもって正解を選べるかが重要。本書では正解までのステップを徹底的に学べるため、効率的な文法対策が可能です。難しいと感じる場合は「TOEIC® L&R TEST英文法 TARGET 600」から始めるのもよいでしょう。
9. TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2
教材:TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2
税込価格:1,760円
対策範囲:単語、リスニング(Part3、Part4)、リーディング
教材の特徴:ビジネスの様々なシチュエーションで重要な単語・熟語を学べ、音読練習でリーディング速度も向上できます。
詳細:TOEIC対策に加え、実践的なビジネス英語力も鍛えられます。スクリプトを使ったリスニングやシャドーイング練習も効果的です。
おすすめの使い方は、以下のとおり。
- スクリプトを見ずにリスニングで理解度をチェックする
- 単語、熟語を含めて英文の意味を確認する
- 音読練習(目標はスクリプトを同じ速さで、意味内容をイメージしながら行なう)
- シャドーイング練習(はじめは音にフォーカスして練習する)
英文の長さもそれほど長くありませんので、英語力そのものをコツコツと上げる練習として最適な教材です。実践のビジネスで使用することを想定するのであれば、ビジネス系のスクリプトの暗唱もおすすめです。
その他 ENGLISH COMPANY MOBILE
税込価格:月額4,378円〜
対策範囲:語彙力、リーディング力、リスニング力
教材の特徴:スマートフォンでいつでもどこでもトレーニングができ、TOEICのスコアアップに効果的な「チャンクリーディング」「サイトトランスレーション」「シャドーイング」が可能です。
詳細:英字新聞の記事が教材として定期配信され、最新ニュースの理解と英語力向上を同時に図れます。参考書で物足りないと感じたら、ENGLISH COMPANY MOBILEを使えば、最新の英文でTOEIC700点対策が可能です。
TOEIC 700点を目指す人が参考書を選ぶポイント
TOEIC700点を目指すためには、目標達成に合った参考書の選択が重要です。選ぶ際には、最新の傾向を反映した教材を重視し、基礎力と応用力を同時に養えるものを選びましょう。
【ポイント1】発行年が新しいものを選ぶ
まず、TOEIC対策には発行年が新しい参考書を選ぶことが基本です。
TOEICは2016年に問題形式が変更され、以降も年々出題傾向が変化しています。新しい発行年の参考書には、最新の傾向や難易度に対応した内容が盛り込まれており、実際の試験に備えやすくなります。
対して古い参考書では、現在の出題形式やスコアアップに役立つ戦略が反映されていない場合があるため、効果が薄くなる可能性が高いでしょう。
【ポイント2】基礎も学べるものを選ぶ
TOEIC700点は中級レベルですが、基礎力も重要です。特に単語や文法などの基礎がしっかりと身についていることは、700点突破の大きな鍵となります。
初級の知識に曖昧な部分が残っていると、リスニングやリーディングの場面で理解に遅れが出やすくなり、スコアアップが難しくなります。基礎から応用まで一貫して学べる参考書を選べば、土台を固めながら得点力を底上げできます。
【ポイント3】解説が丁寧なものを選ぶ
解説が豊富な参考書は、自己学習での理解が深まりやすいのがメリットです。
ただ解答が載っているだけの教材では、自分の間違えた理由を理解しにくくなります。解説が充実しているものなら、なぜ間違えたかを確認でき、次の問題に活かしやすくなるでしょう。
また、リスニングやリーディングの問題でも、背景や文脈をふまえた説明があると、実践的な理解が深まり、長期的なスコア向上に役立ちます。
以上3つのポイントをふまえ、TOEIC700点超えに向けた参考書を選びましょう。
TOEIC 700点達成に向けた参考書の活用方法
TOEIC700点を目指すためには、参考書の正しい使い方が不可欠。参考書の学習効果を上げる方法を3ステップで紹介します。
【STEP1】まずは単語帳でコツコツ暗記
まずは単語力を強化し、効率よく問題に取り組めるようにしましょう。
TOEIC700点を目指すには、日常的な英単語の学習が欠かせません。わからない単語が多いと、リスニングやリーディングの演習がスムーズに進まないため、最初に単語帳で語彙を増やすことが基盤となります。
一日50個の単語を目安に覚え、頻出単語に慣れておくと、参考書の演習も無駄なく効果的に進められます。
また、単語学習には「間隔反復」を取り入れることで記憶の定着を図りやすくなります。具体的には、覚えた単語を翌日と数日後に再度復習する方法です。
「忘れかけた頃に学習し、思い出す」という繰り返しがTOEICの長文読解やスピードにおいて、スコアアップの基盤となるでしょう。
【STEP2】演習と復習を繰り返して成長を記録する
参考書での演習は、繰り返し行なうことで力がつきます。
一度問題を解いただけで満足せず、繰り返し解き直し、答えを自信をもって出せるまで復習することが大切です。TOEICの参考書はパートごとに分かれているものが多く、特に苦手パートを集中的に繰り返すことで、弱点を補強できます。
さらに、各問題の正答率や解答スピードを記録することで、スコアアップの達成度を把握でき、かつ自分の成長度合いの確認にも効果的です。記録をもとに弱点が明確になったら、そのパートの復習や対策を追加すると、無駄なく効果的な学習を続けられます。
【STEP3】公式問題集・模試を定期的に解く
本番を想定した問題演習で、全体のバランスを鍛えましょう。
TOEIC本番では、基本的な問題から難しい問題まで幅広く出題されます。難問だけでなく基礎的な問題もケアレスミスなく解けることが高スコアには不可欠です。
公式問題集や模試に取り組むと、試験の形式や時間配分にも慣れ、自分のスコア傾向も把握できます。
模試は月に1〜2回を目安に受け、点数を追うだけでなく、ミスが多いパートの対策にも活かしましょう。繰り返し実施することで、正解率の高いパートと強化すべきパートのバランスがとれ、全体の得点が安定します。
700点以上を目指す方は、公式問題集を使った実戦練習で、自信をもって本番に臨める状態をつくりましょう。
このような参考書の活用方法にそって計画的に学習すれば、TOEIC700点に必要な英語力を無駄なく習得できるはずです。
関連記事:TOEIC700点はどのくらいのレベル?学習法や勉強時間・おすすめの参考書を紹介
TOEIC700点以上を目指すならENGLISH COMPANYがおすすめ
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TOEIC500点台から700点台へ!挫折を繰り返しても効率的な学習で200点以上のスコアアップ
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成果の詳細は、以下をご覧ください。
TOEIC700点を目指し1か月で870点に!専属トレーナーによる個別カリキュラムで確実にレベルアップ
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たとえば、ある受講者は最初のスコアが700点台でしたが、専属トレーナーの指導を受け、1か月で870点にスコアアップを達成しました。
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ENGLISH COMPANYの英語コーチングを利用すれば、課題の把握とトレーニングの実践によって、TOEIC700点に必要な力を無理なく身につけることができます。
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大学生や社会人のなかには、キャリアの幅を広げるためにTOEIC 700点を目指す人が多くいます。そのため、TOEIC 700点以上を達成するための参考書も豊富で、自分に合ったものを選びやすい点が特徴です。
しかし、700点以上を目標とする参考書には難しい英単語や文法が多く含まれているため、基礎をおろそかにしがちになるリスクもあります。今回紹介したような、基礎から応用までバランスよく学べる参考書を選べば、理解力が深まり、ミスを減らして目標達成に近づくはずです。