少し前のネットニュースで有名人の離婚話がありました。有名人と言っても、ネットの有名人（それもＳＮＳ系の有名人）なので、私は全然知らない人なのですが、その人（女性）が離婚をし、その原因を語ったという記事なのです。
その記事によれば、なんでもそのカップルは、結婚前から同棲をしていて、そこから結婚をしたわけだけれど、結婚する時に、結婚式もしなければ、結婚指輪ももらわず、新婚旅行にも行かなかったのだそうです。で、子どももいなくて、結婚はしたものの、同棲時代と何も変わらずに、同棲生活の延長のような感じで暮らし、今回破局に至ったというわけです。
その人の言うには、きちんとけじめをつけないまま、結婚生活に突入してしまった事が結婚生活の破綻につながった…みたいな事を語ったんだそうです。
離婚してから、そういう事を言い出すなんて、おそらく、その人は、結婚式をしたかったんだろうね。指輪をもらいたかったんだろうね。新婚旅行にも行きたかったんだろうね。子どもも欲しかったんだろうね。でも、男性側が、そういうのを不要と感じる人で、それに押し切られてしまったまま結婚生活に突入してしまったのだろうね。
つまり、そもそもこのカップルは、コミュニケーションをきちんと取らないまま結婚をして、破綻して、離婚してしまったカップルってわけだ。何とも、残念ですね。
人間が二人いたら、意見が食い違うなんて日常茶飯事でしょう。だからコミュニケーションが必要です。話し合って、妥協点を探すことが必要です。話し合いの結果、時には、片方が折れて我慢する事もあるかもしれませんが、いつもいつも同じ人が我慢する必要はないし、もしも我慢しなければならない状況が続くなら、その我慢に対する代償だって必要でしょう。そういうコミュニケーションがうまく取れなかったから、別れた後に不平が飛び出すわけで、問題は結婚式をしなかった事ではなく、コミュニケーションが取れない関係が続いてしまった事なんだろうと思います。
結婚式をしないカップルなんて、今どき珍しくもありません。新婚旅行に行かないカップルも無いわけじゃないです。結婚指輪なんて西欧世界の因習だからね、無くても不思議じゃないです。でも全部やらないってカップルはさすがに少数派かもしれないけれど、だからと言って、それらが即離婚につながるわけじゃないです。どれとは言わないけれど、ウチも全部をやったわけじゃないけれど、たぶん、夫婦仲は良い方だと思ってます。
けじめをつける事は確かに大切だけれど、それよりもきちんとコミュニケーションを取り続ける事の方が、よっぽど大切な事だと、私は考えます。
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