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当ページでは、米国と日本のSQ(特別清算指数)算出日の一覧をカレンダーにして掲載しています。米国と日本のSQ日はいつ?がわかります。SQのわかりやすい解説も掲載しています。米国のメジャーSQ日と株価を表記したチャートも掲載していますので、SQ日を境に株価がどう動いたのかも確認できます。
米国市場では、トリプルウィッチング・クアドルプルウィッチングの日は相場の変動が大きく波乱が起こりやすいことで有名です。魔女の魔術が強くなる時として認知されていますので、当ページでその日程をしっかりチェックして下さい。
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SQの日程(2025年の米国と日本のSQ日のカレンダー)
- 米国のオプションは毎月第3金曜日。
- メジャーSQの日は背景を青色、オプションSQの日は背景を緑色、トリプルウィッチングとクアドルプルウィッチングの日は背景を赤色にしています。。
- 長期国債先物は取引最終日を掲載しています。長期国債先物(現金決済型ミニ)は長期国債先物の取引最終日に最終清算数値が決定されます。
- 2024年9月からコーヒー先物とオレンジジュース先物の表記を追加しました。
日付 | 日本のSQ日 | 米国のSQ日 |
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米国と日本のSQ値
NYダウ先物、日経平均先物(日経225先物)オプション、TOPIX先物・オプション、日経VI先物、東証REIT指数先物のSQ値は以下のページで掲載しています。
チャート(米国SQ通過後の株価(S&P500)の推移)
米国のメジャーSQ通過後(トリプルウィッチング・クアドルプルウィッチング)、株価(S&P500)はどのように推移したのか?を表したチャートです。縦の赤線が米国のメジャーSQの日、青線がS&P500です(チャートは自動更新されます)。
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メジャーSQ通過後のS&P500は、以下のページで検証しています。
SQとは?
SQ(読み方:えすきゅー|英語:Special Quotation)とは、「特別清算指数(とくべつせいさんしすう)」や「最終清算指数(さいしゅうせいさんしすう)」と呼ばれる、株価指数の先物取引やオプション取引の最終決済を行うために算出される指数(価格)です。
先物取引やオプション取引は取引する期間が決まっている取引ですので、その取引期間内に反対売買をして取引を終了(決済)させる必要がありますが、限月の時に残った建玉を強制的に現金決済するための価格を「SQ」といいます。
簡単に言うと、先物取引やオプション取引は取引期間が決まっていて、その期間内に決済しないと最終決済日にSQの値(これをSQ値(えすきゅーち)といいます)で強制決済されることになるのです。この最終決済日のことを「SQ日(えすきゅーび)」といいます。
米国(アメリカ)のSQをわかりやすく簡単に解説!
限月とは?
米国(アメリカ)の株価指数の先物取引やオプション取引は、最終決済を行う取引最終日があります(SQ日)。先物取引やオプション取引は、反対売買をする期限がある取引ですので取引最終日があります。この先物取引やオプション取引において、最終的に決済(反対売買を行って取引を終了させる)しなければならない期限(月)のことを「限月(読み方:げんげつ)」といいます。
限月は、わかりやすくいうと先物取引やオプション取引が満期となる月のことです。つまり、清算・受渡しが行われる月です。例えば、3月に満期となるものを「3月が限月」ということで「3月限(さんがつぎり)」といいます。
米国では、NYダウやS&P500(S&P500種株価指数)などの株価指数であったり、VIX指数などのボラティリティ指数、個別株式、債券、通貨、仮想通貨、原油や金・大豆・コーン(トウモロコシ)等のコモディティなどを原資産とした先物取引・オプション取引が行われており、それぞれに取引最終日があります。
日本の先物・オプションの限月
日本では日経平均先物などの株価指数の先物取引やオプション取引が有名です。日経平均先物の限月は、3月・6月・9月・12月となっており、オプションは毎月(12カ月)の限月が設けられています。日本市場は先物主導で相場が大きく動くことがあり、SQ日が相場の節目になることが多いので、SQは特に注目されてます。
特に注目される「日経平均先物」は、
- 大阪取引所に上場している日経平均先物である「日経平均先物(大取)」
- CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)に上場している「CME日経平均先物(シカゴ日経平均先物)」
- SGX(シンガポール取引所)に上場している「SGX日経平均先物」
です。日本国内の投資家は一般的に「日経平均先物(大取)」を取引しており、当ページでも大阪取引所の日経平均先物(日経225先物)のSQ日の日程を掲載していますが、米国の投資家は「CME日経平均先物」を取引していることが多いです。このCME(シカゴマーカンタイル取引所)というのは、北米最大のデリバティブ取引所で、自国の金融商品をはじめ主要国の先物やオプションなど多くの金融商品を取り扱っており、このCME(GLOBEX)のS&P500種株価指数を原資産とした「S&P500先物」は、取引量の多さなどから最も注目されています。
米国(アメリカ)のSQの日程の概要
米国(アメリカ)では、各先物取引・オプション取引の取引最終日が異なりますが、中でも最も注目されるのが株価指数先物の取引最終日です。株価指数先物の取引最終日は、3月・6月・9月・12月(限月)の第3金曜日となっており、株価指数オプションは毎月(12カ月)の第3金曜日となっています。そして、第3金曜日の翌週の第1営業日にSQの決済が行われます。
ロールオーバー日
ロールオーバー日は、通常は立会の取引最終日の8日前です。
NYダウ先物とは?
NYダウ先物(ニューヨークダウ先物)とは、NYダウ(ニューヨークダウ:ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average))を原資産とした先物取引です(満期時点のNYダウの数値で差金決済されます)。NYダウ先物は多くの市場で取引されていますが、特に「CBOT(シカゴ商品取引所)」で取引されているNYダウ先物が最も活発に取引が行われているため、NYダウ先物は、この「CBOT NYダウ先物」を中心に見るのが一般的です。
ナスダック100先物とは?
ナスダック100先物とは、ナスダック(NASDAQ)に上場する銘柄のうち、金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄で構成される株価指数「ナスダック100(Nasdaq 100 Index)」を原資産とした先物取引です。ナスダック100は情報技術系の企業が中心となっており、IT関連銘柄(ハイテク関連銘柄)の動きを見るのに適した株価指数です。ナスダック100先物は「CME(シカゴマーカンタイル取引所)」で取引されているナスダック100先物が最も活発に取引が行われているため、通常はこの「CMEナスダック100先物」を中心に見るのが一般的です。
S&P500先物とは?
S&P500先物とは、S&P500種株価指数(Standard & Poor’s 500 Stock Index)を原資産とした先物取引です。
日本では「NYダウ先物」が最も注目される傾向がありますが、NYダウ先物が原資産としているNYダウは国際優良株30銘柄の単純平均株価で、輸送株・エネルギー株の割合が大きい株価指数のため、原油動向に振らされやすい傾向があります。また、海外向け企業が多いため為替の影響も受けますので、ドルの動向にも左右されやすい傾向があります。そのため、米国市場全体の動向は反映しにくい面がある株価指数です。
一方、S&P500先物は「S&P500種株価指数」を原資産とした先物取引です。S&P500種株価指数は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場している代表的な500銘柄で構成されている時価総額加重平均型の株価指数で、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしているため、米国株式市場全体の動向を反映しやすい株価指数です。そんな「S&P500種株価指数」を原資産とした先物取引であるS&P500先物は取引量も豊富なので、NYダウ先物より注目されています。また、恐怖指数として有名な「VIX指数」はS&P500種株価指数の価格変動に対する投資家の心理を示した指数でもあるため、S&P500先物はより注目されています。
オプションSQとは?メジャーSQとは?
日本ではオプション(日経225mini、日経225オプション)の最終決済日である毎月第2金曜日を「オプションSQ」といいます。オプションSQのSQ値は、日経平均株価を構成する銘柄の始値を基に大阪取引所が算出しています。
一方、先物(日経平均先物)の最終決済日は3月・6月・9月・12月の第2金曜日となっており、こちらも日経平均株価を構成する銘柄の始値を基にSQ値が算出されています。
オプションも先物も、ともに最終決済日が「第2金曜日」となっています。また、3月・6月・9月・12月の第2金曜日はオプションと先物の両方の最終決済日となっているため「メジャーSQ」と呼ばれています。
米国のメジャーSQはいつ?
米国(アメリカ)でも日本のメジャーSQのように、SQが集中する日があります。「トリプルウィッチング」「クアドルプルウィッチング」の日がそれにあたります。
トリプルウィッチングとは?
トリプルウィッチング(英語:Triple witching)とは、米国市場で株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の取引最終日が重なる日のことです。
ウィッチングの「ウィッチ」とは「魔女」という意味です。トリプルウィッチングは3月・6月・9月・12月の第3金曜日となっており、株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引のSQが算出されます。3つのSQが重なる日で取引量が増加し、波乱が起こりやすいことから「3人の魔女」に例えられて「トリプルウィッチング」と呼ばれています。
クアドルプルウィッチングとは?
クアドルプルウィッチング(英語:Quadruple Witching)とは、「クアドルプルウィッチングデー(Quadruple Witching Day)」とも呼ばれる、株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の取引最終日「トリプルウィッチング」に加えて、ストックオプションの取引最終日が重なる日のことです。トリプルウィッチングは「3人の魔女」という意味ですが、クアドルプルウィッチングは「4人の魔女」と呼ばれ、近年特に注目されています。
クアドルプルウィッチングはトリプルウィッチング同様に、3月・6月・9月・12月の第3金曜日です。取引量の増加によって株式市場が荒れやすくなる(波乱が起こりやすい)傾向があり特に注目されています。
SQ日に向けてなぜ株価が下がる?その原因・要因
このように、トリプルウィッチングやクアドルプルウィッチングは、特にSQ日前からSQ日に向けて株価が下がりやすい傾向が近年見受けられますが、これはオプションの売買によるポジション調整よって引き起こされているとの見方があります。投資家は投資家の取引に応じるマーケットメーカーと呼ばれる業者を相手にオプションを売買しますが、マーケットメーカーはこれを受けたポジション調整のために現物株やオプションを反対売買することになって株価指数が変動しやすくなるとの見方が多いです。ただし、このポジション調整は毎回行われるわけではないので、SQの度にそうなるというわけではありません。
- 当ページは、米国(アメリカ)と日本のSQの解説と先物取引・オプション取引の主要な取引最終日の日程(カレンダー)を掲載したページです。日経225やNYダウ、S&P500などの株価指数やVIX指数などのボラティリティ指数、債券、仮想通貨、コモディティなど先物やオプションのSQ日を掲載しています。
- 各指数・指標の解説
「SQとは」 - Source:CME(Chicago Mercantile Exchange),JPX(Japan Exchange Group, Inc.:日本取引所グループ)/OSE(Osaka Exchange,Inc.:大阪取引所)
- Special Quotation(nikkei225 Futures,TOPIX Futures,nikkei225 vi futures,Japanese Government Bond,TSE REIT Index Futures etc)
- Special Quotation(Dow Jones Industrial Average FUTURES,Nasdaq 100 FUTURES,S&P500 FUTURES etc) historical data&chart