これまで何度かアップしたことのあるブロンズ像。いつも写真を撮ってアップするだけでしたが、今回は作者や作品について調べましたよ(笑)アーティストはアメリカのニュージャージー出身の John Seward Johnson II、ジョン・スワード・ジョンソン Jr.。何と彼はアメリカの大企業 Johnson & Johnson の創業者の孫だそうです。 作風は巷に見かける生活感溢れる人物をモチーフに大きさも等身大で写実的に表現していますが、コンピューターを駆使して像を作成するのだそうです。一種のポップアートでしょうね。でも一つ一つの像はどこか懐かしげで親しみを感じてしまうような表情や佇まいで、そこはアーティストのセンスですね。
記事にアップしたおじ様のブロンズ像には The Sidewalk Judge というタイトルがついてるようです。直訳すると「歩道の裁判官」というような意味です。この像は、市街地のベンチに座って時間を過ごし、前を行き交う通行人に、彼らが望むか望まないか御構い無しに、助言を与える高齢の世代への賛辞だそうです。昔は公園のベンチなんかにお年寄りが座って、誰でも横に座っておしゃべりしたくなる人に耳を傾けて助言を与えていたものだったという時代へのオマージュでしょうね。大人も子供もスマホとにらめっこしながら歩いてる姿が多く見られる当世、こういうおじ様は希少価値があるでしょうね。