2018-01-01から1年間の記事一覧
少年の憧れほど、純粋なものはないと思う。 多感な思春期に刻まれた 「カッコいいとはなにか?」という定義は、 どれだけ年を重ねても変わることはない。 僕にとってそれは、アベフトシになる。 「カッコいい」とはつまりアベフトシであり、 カッコいい生き…
stereorynch.hatenadiar 鈴木敏夫を暴くキーワードは「虚無」である、その➁へ続く。 と偉そうにカミングスーンしたのが5か月前。 すぐ続きを書こうと思ったのだが、直後にこの本の発売が発表された。 「禅とジブリ」 〈「今」を生きなきゃ! ──スタジオジブリ…
ロシアでの日本のW杯は終わった。 そしてケイスケホンダのW杯も終わった。 (事実上の代表引退を表明) 日本は総括しなければならない、この男を。 ベルギー戦の総括よりも急を要する。 一体なんだったんだ、この人は。 W杯直前に放送された「プロフェッショ…
テック・IT関連の人たちと、そこにまつわる言説が苦手である。 テクノロジーの進化が僕らの生活を根底から変え、彼らが言うところの「来るべき未来」とやらがやってくる。その漂白されたような笑顔は、21世紀少年の「ともだち」の信者とカブる。 なんかこん…
「こんなの、芝生の上で ゴザ代わりにされて終わりでしょ」 あるデザイナーの発言である。 ずいぶん前の話だ。 とある地元の音楽フェスのために制作していたガイドブック。その制作も佳境に差し掛かり、あと一息、という所で飛び出した発言だった。 ニヒリズ…
「ねえ、ブスってどう思う?」 そう聞いてきたのは、 けっこうなブスだった。 僕は突然の出来事にさすがにうろたえた。 「いやまあ、かわいそうだとは思いますけど・・・」 と当たり障りなく答えるのが精いっぱいだった。 「ブスって大変なんよ。いろいろ」 …
鈴木敏夫について考えたい。 おそらく、日本で1.2を争うほど有名なプロデューサーである(争っているのは秋元康)。 そして言うまでもなくスタジオジブリを主宰する人物であり、宮崎駿、高畑勲という世界レベルに気難しいおじいちゃんを手なずけ、映画史に…
世界史を割と詳細に勉強している。 ここ3年ほどずっと、である。そんな僕を奥さんは不思議そうに見ている。 「なんで30過ぎて今さら世界史?」 なんでだっけ?確かに自分でも不思議だ。 楽しいから、という理由なのは間違いないが、何が楽しいんだろう。考…
ガキの使いのフリートークに、 甘口カレー事件というのがある。 (概要) 松本人志の知人が「自分は甘口のカレーが好きだ」と言った。松本はそれは絶対に受け入れられないとする。カレーという料理自体の成立要件に「辛さ」が含まれており、その為「甘口のカ…
音楽家、漫画家、映画監督が好きだ。 学者や評論家も好きだ。 でもやっぱり創作する人たちの方が好きだ。好きというか、尊敬しているというか、なんでそんなことが出来るのか(やろうと思ったのか)という畏れも含んでいて、なかなか言葉にできない感情があ…
エヴァンゲリオンに関して決して詳しい方ではないけど、ずっと長い間印象に残っている設定がある。 A.T.フィールドという概念だ。 「A.T.フィールド」とは ※ピクシブ百科事典より 知恵の実を手に入れた人類は個々という認識を持ち始め、自分の体をイチジ…
押井守という人がいる。 作品はもちろん、歯に衣着せない、かつ独特の論理展開で本質をつく言説でも人気の映画監督である。そして圧倒的な犬好き。 押井守は著書 「コミュニケーションは、要らない」で こう断言する。 日本人は順番にものを考えられない。 …
一夜の惨劇。 以上。 企画は、ひと言。 作者: 石田章洋 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター 発売日: 2014/05/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る
憲法改正、TPP推進の可否、沖縄の基地問題、 なんでもいいんですが、賛成・反対の他に 「どちらともいえない」 という選択項目があります。 これは、白黒をはっきりしない日本人的な悪癖という意見もあれば、そもそも当該事項に関しての検討を充分に行ってい…