STUDENT VOICE / 佐藤はなえ | STAND UP STUDENTS | Powered by 東京新聞

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いま、わたしたちのまわりで、
起きていること。

毎日の勉強や、遊びに恋愛、就活。普段の暮らしの中では見えてこないたくさんのできごと。環境のことや政治、経済のこと。友達の悩みも、将来への不安も。小さなことも大きなことも全部、きっと大切な、自分たちのこと。

確かなこと。信じること。納得すること。コミュニケーションや、意見の交換。
あたりまえの自由さ、権利。流れてきた情報に頼るのではなくて、自分たちの目で耳で、手で、足で、感動をつかんでいく。

東京新聞『STAND UP STUDENTS』は、これからの社会を生きる若者たちに寄り添い、明日へと立ち向かっていくためのウェブマガジンです。等身大の学生たちのリアルな声や、第一線で活躍する先輩たちの声を集めることで、少しでも、誰かの明日の、生きる知恵やヒントになりたい。

時代を見つめ、絶えずファクトチェックを続けてきた『新聞』というメディアだからこそ伝えられる、『いま』が、ここに集まります。

STUDENT VOICE

佐藤はなえ

22歳

STUDENT VOICE

違いを認めてほしい
違いに目を向けてほしい

佐藤はなえ 22歳

違いを認めてほしい
違いに目を向けてほしい

島国で保守的な思想が強い日本は『みんな同じ』を好む人が多いと思います。『同じじゃない人』への対応は厳しい。その厳しい対応の1つにタトゥーの問題があります。私は世界の40%もの人が入れている『タトゥー』を学ぶためにイタリアへ留学しました。わかったのは決して反社会の象徴ではないし縄文時代から続く立派な文化や芸術であるということ。そろそろこの国にもいろいろな人がいることを認めて、ファッションや身体表現の1つとしてタトゥーが日本でも位置付けられても良いのではないでしょうか?

新聞やニュース、メディアについて
聞かせてください
新聞は家で何紙も取ってて慣れてるのですが、メディアとして不便なので基本的に移動中にニュースサイトや SNS でまとめて見てます。事実かどうかというより、新聞でもなんでもあくまで自分が知りたいことや問題に向き合うきっかけというか入口の1つだと思ってるので、きっかけがたくさんある時代に生きてるなと感じます。
東京新聞の記者に
聞いてみたいことはありますか?
何かに対して取材してほしいと思ったことがあった時、そういった依頼の窓口はありますか? そして受け入れることはありますか? その際はどういった選考基準になるんでしょうか?
回答 あり

東京新聞 読者部 小形佳奈から

「みんな違って、みんないい」。よく聞く言葉ではありますが、そうでない現実にぶつかること、よくありますよね。佐藤さんは「みんなと違う」ところに着目していますね。とても素敵です。

取材依頼の窓口、あります! 私がいる読者部では、電話やファクス、メール、東京新聞Webの投稿フォームなど、さまざまな入口から届く取材依頼、紙面に対する意見や要望をまとめて受け取り、担当部署に配布しています。

2年前には、暮らしの中の身近な疑問から、役所や企業の不正告発まで、依頼を受けて記者が調査・取材して記事化する「ニュースあなた発」を始めました。北海道から沖縄までの新聞社や放送局20社以上が連携して取り組んでいます。こちらはLINEでも取材依頼を送ることができます。

さて、後段の「選考基準」ですが、はっきり言ってありません。その時々の話題のテーマや、読者の関心が高いと判断したものについては、まとめ役の記者(デスク、キャップと呼ばれます)が、「この話を取材して」と指示することもありますが、基本的には「依頼を受けた記者の心に響くかどうか」だと思います。

ちなみに私は、困っている人を助けたいという子どもたちからの依頼や、日の目を見なくても何かにコツコツ取り組んで来た人からの依頼にグッときます。読者部に来てから手掛けた話題としては、休校中に自宅学習の悩みを抱えた小中高校生のためにオンラインの無料塾を開いた大学生、友達に呼びかけて作ったフェイスシールドを医療機関に送った小学生、自らの介護経験を生かして排泄ケア用品を発明した女性が印象的でした。

ところで、記事には署名がありますよね。新聞を続けて読んでいると、例えば「この記者は子どもの貧困についてよく書いている」「この記者は事件事故の被害者に寄り添う記事がうまい」といった、傾向が見えてくることがあります。何が心に響くのかは、記者によって違います。みんな違う、だからこそ多種多様な記事が日々生まれるのです。

小形佳奈(おがた・かな)
「いろんなところに行けていろんな人に会えるから」というお気楽な動機で入社して25年。東京本社生活部、整理部、社会部、川崎支局などを経て、読者部勤務3年目。取材依頼の振り分け、デスク業務の傍ら、自ら取材に赴くことも。48歳。
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