Bittersweet Maybe - Bubble Talk - - ムラゴンブログ

Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.09.17-09.20|火曜から日曜の一週間(木曜除く)


画像順で。


秋のイメージシリーズで、『SUNTORY』〈茜色エール〉と〈帰り道の金木犀〉。〈茜色エール〉の方は結構好み。アンバーっぽい味わいがいい。〈帰り道の金木犀〉の方は缶のデザインでつい手を出してしまう。緑の木々(金木犀?)とオレンジ色の空の微妙なアンバランスさと、そこからかなり目立つパープルへの変化が独特な雰囲気となっている。ちょっとこの先のハロウィンまで意識しているのかなぁ、と思うような不気味さが漂っている。


いつもの酒屋で見つけた『PASSIFIC BERWING』という茅ヶ崎のブルワリーのビール、2種。〈PERMIT〉と〈SILVA〉。
茅ヶ崎のブルワリーだというのは、これを書いている今、ネットで調べて知った。「海を越え、山を越え、ビールと旅するブルワリーPass(峠)とPacific(太平洋)あわせて、Passific。海と山にルーツをもつ僕らの思いを名前に込めました。」とのこと。
可愛いロゴだ。
味の方は、ペールエールとファームハウスエールという、わたしが特に好むスタイルから外れたものだったので、よく分からない。(実は買うときも迷った。しかし、この2種しか売っていなかった。)
違うスタイルのビールに出会ったら、また飲んでみないとね。


『サンクトガーレン』〈和梨のヴァイツェン〉はおいしいと思ったので、また飲みたかった。桃より梨の方が、わたしはヴァイツェン感がなくて好きかな。


土曜日にはワインを飲んでしまったのだが、2つ開けたけど全部は飲んでいない。両方の味を試してみたかった。
今時は、だいたいどのワインを選んでも同じようなまったりしたおいしさがあるように感じる。……あ、スーパー品オンリーの感想だが。


〈未来のレモンサワー〉は、気に入っていたが、すぐになくなってしまった。プレーンとオリジナルがあり、オリジナルのレモンサワーらしさが好き。
2度発売されたが、いずれもわたしの行動圏ではプレーンは後まで残るがオリジナルは先になくなるので、同じように思っている人が多いのかな。
これは、飲み友タカさんとビアパートナー シキさんにも送ったのだが、飲んでくれたろうか。


『Orion』〈75 Pale Ale〉は、75シリーズの中では結構好きなビールだった。
ケイさんと公園のベンチで飲んだが、缶の写真しか取れないので、再度購入。グラスに注いでみた。ラガーみたいな金色のビールだったけど、薄くて透明感が高かった。


『宮崎ひでじビール』のラベルは、生頼範義という世界的なイラストレーターの絵だそうだ。「幻魔大戦」の「戦士ベガ」のイラストレーションを、ハイアルコール長期熟成ビールの「バーレイワイン」に使っている説明が裏側に記載されていた。
いきなりバーレイワインもどうかと思い、まずはラガー的なビールから。『SAPPORO』〈燻〉→〈バーレイワイン〉の順で飲んだ。


なんとなく毎日のように、何かしら飲んでしまう。それが2024年度はずっと続いた気がする。


日付順の記録:
17日 火 SUNTORYの日
18日 水 未来のレモンサワー
20日 金 Orion、PASSIFIC BERWING
21日 土 和梨のヴァイツェン、ワイン
22日 日 燻、バーレイワイン



2024.09.14-09.16|自己研鑽研修の連休と家飲み


自己研鑽のために必要があって受講している研修は、佳境であり、佳境がずっと続いており、疲れていた。
8月に始まった時は、始まって少し受講→課題のドリルを実施し、そこまでの課題が終わったしお盆休みになったので、一時休止。休みが終わって再開しなければと思い、もちろん再開したが、なかなか進まなかった。
というのも、やはり仕事が終わって家に帰ると疲れ果てているからだ。土日はなんとか多少頑張れても、平日は夕飯を食べるとすぐに寝て終わってしまう。だって、もう若くないんだもの、仕方ない、と自分では思っている。だから、「仕方ない」で毎日が終わってしまう。


また、たまたま課題を進められそうな週末があったとしても、各単元の公開時期が決まっており、早く進めることができない。
前の単元が終わっていなくても公開日を過ぎれば次の単元を見ることができるが、前の単元の課題提出が終わっていても公開日まで次の単元を見ることができない。せめて、「前の単元が終わっている場合は、公開日前でも見られる」という設定にしてほしい。仕事や生活上の都合で「少し早めに進めたいなぁ」と思う時期もあるではないか。逆に「これ以降になっちゃうと、あまり時間を取れないんだよなぁ」と思うのもあるだろう。


なんかうまくいかない。


9月の前半の連休は、研修の講義動画を見るのと課題を作成するので終わった。
一日中動画を見ていた日。課題を作り始めた日。課題を完成させようと1日取り組んだが、「あれ? これってこうじゃん?」「あれ? ここはうまくいかない」「あれ? もしかして間違った?」とやり直しになることが何度もあった。
疲れ果てた。


しかし、「きっとこれが一番苦手だ」と始めたとたん直感し、その直感が当たっていた最初の単元と違い、2つ目の単元は苦手度が少し減った。
半分は苦手なままだが、半分は「あ、これならなんとかうまく作れそう」という内容で、せっかくやる気が出たので3連休は講義視聴と課題作成で終わりを告げた。最終日など、夕飯後も頑張っていた。
そして、土日祝の連休の後の火曜は、取っていなかった夏休み休暇を1日取り、4連休にした。その日も研修の課題を朝から晩まで続けて終わった。最後は「あれ? これ、もしかしたら違うじゃん」という齟齬を見つけ、すべて修正、でも休み中に終わらせたかったので必死で続けた。


年齢が高くなってしみじみ思うのは、もう集中力が若い頃ほどない&続かないということ。また、持続力もなくなり、まだ夕方でもう少し学習できる時間はあるのに、やる気と集中力と注意力が枯渇すること。
しかし、脳に糖分を補給すると脳力が若干復活するそうで、夕方頃になってビールをちびちび飲み始めると「あともう少し」頑張れる。


AJB Co.:Icy Lager
志賀高原ビール:菖蒲のミヤマブロンド
Egret Brewery:Agahop
open air:Between Heaven And Hops
志賀高原ビール:Not So Mild Ale
SUNTORY:茜色エール
SUNTORY:帰り道の金木犀


〈帰り道の金木犀〉は既に飲んでいたが、〈茜色エール〉と並べてみたかった。


今回飲んだビールの中で、驚きのおいしさは『Anglo Japanese Brewing Company』〈Icy Lager〉だった。
ラガーで4.00をつけたのは、わたしはこれまでなかったのじゃないかな。もしかしたらあったかもしれないが、激レアだ。
このブルワリーは驚かせてくれる。野沢温泉にあるというタップルーム、一度行ってみたいなぁ。


検索していたら、AJBは自分にも行ける範囲でイベントに出たりしていたことを知る。
しかし、イベントや店飲みに行くハードルが上がっている。気軽に一緒に行く相手が次々いなくなったからだ。今やすっかりひとり家飲みか、ごくごく近場でのひとり飲み。
イベントに出店していても行かないだろう。お店などでゲストで出ていたら――近かったり、何度か行ったことのある土地であれば、という線引きかなぁ。
「ここなら行けたかも」というのがひとつあったことを知り、それを逃がしたのは残念だった。そんな機会は果たして「次」があるのだろうか。


夢だけは持ち続けよう。


さて。午後を半分過ぎたら、ビールで脳を活性化させてなんとか頑張った連休、課題はそれなりに進んだ。
頑張った!自分!! しばらくは休みの日はこれでつぶれるんだろうな。

2024.09.14|クラフトビール有料試飲会とコミュニティデー


いつもの酒屋の有料試飲会へ。ピクミンコミュニティデーと重なっていたので、いつもの酒屋に行く途中、ロングウォークして歩数を稼ぐことにした。


まだ暑い季節だったが、早めに行って空いているうちに試飲しよう。
人とコミュニケーションを取るのが嫌いというのではないが、夕方になるにつれ人が増えてくる。特に暑い夏はそうなる。ビール担当お兄さんは、たくさんのお客さんに対応しなければならなくなる。その中でも常連さんやワインや日本酒の会に古くから来ていてお互い地域の人同士って感じで手土産なども持って来る方などは、忙しくても会話を止めたり無下にできない。自分のペースで飲みたいので、わたしはだいたいいつも人が少ない方がいいと思っちゃう。来始めた頃よりお客さんも増えたので、昔からの常連さん以外にもたくさんの人が来るのだ。


AJB:Icy Lager  (West Coast Pilsner)
サンクトガーレン:Fresh Hop IPA
志賀高原ビール:SHOUBU no Miyama Blonde
反射炉ビヤ:ピーチホワイト (ホワイトIPA)
反射炉ビヤ:彩 ORANGE HAZE (ヘイジーペールエール)
宮崎ひでじビール:栗黒


買って飲んだものもあるけど、それはいつものこと。


『反射炉ビヤ』の〈ピーチホワイト〉は「ホワイト」と聞いただけで「たぶん微妙に苦手だろう」と予想はつくけれど、ホワイトIPAだったのか。聞いたことのない面白いスタイル。なんか、反射炉っぽい。


Anglo Japanese Brewing CompanyのIcy Lagerが生でつながっていた。
これ、驚くおいしさだった。ラガーと思ってなんとなく自分にとっての「ラガー」値で考えていたら、IPAの中でも特に好みに合っているIPAを飲んだときのような「わぁ〜、おいしい!」を味わえた。
一度、野沢温泉にあるというタップルームに行ってみたいなぁ。外湯の温泉に入って、宿への帰りに一杯。わたしのイメージは、温泉に浸かって温まった体で雪の中を歩いて戻る途中、夜に浮かび上がるタップルームの明かり。引き寄せられるように入っていって、暖かいタップルームの中でクラフトビールを飲む。ーー長風呂飽きちゃう「からすの行水」人間なので、温泉でもそんなに体が温まるほど入っていられないんだけど、イメージの中ではそうなっている。


ビア旅にまた行きたいな。
しかし、一緒に行く相手がどんどんいなくなってしまった。グループでビアドライブによく行っていたし、泊まりでビアドライブも楽しかったけど、メンバーが減って3人きりになってしまった今ではビアドライブも行かなくなった。ホッシーさんはビールに興味があるわけではないので、ビール目当てのドライブは本来は興味がない。シキさんやタカさんがいたから楽しかったのだ。
ひとりビア旅を決行することを考えたほうがいいかな。


試飲、有意義でした。ごちそうさま〜。

2024.09.13|今年最後の野球の帰りに事件は起こった


今日の話は長くなる。


野球シーズンは長いかもしれないが、コヤマさんの野球会にとってはセ・リーグやパ・リーグで戦っている時期が「野球シーズン」だ。
コヤマさんは野球ファンなので、職場に一緒に野球を見に行く野球ファンが増えている今年度は、ずいぶん何度も行っていたようだ。好きなチームを応援に行く日と、行きやすいorチケットを取りやすい球場に行く日があり、好きなチーム応援の日用の仲間が2人、取りやすい球場の日用の仲間が2人いた。そういう日の仲間はいずれも野球ファンで、何度も球場に行きたい人たち。いわゆるガチ勢?


久しぶりに野球に行ってみると、コロナ禍前と後ではちょっと変わったなと思う。以前の様子が戻ってきて、人も多いし、飲食店も全部開いている。それでも違うと思うところもある。
行列緩和のための呼び出しの仕組みとか、球場内の設備の工夫とか。
野球場にはビールや食べ物のために行くというわたしにとって感じるのは、ビールの売り子さんたち。かつて、球場のビールの売り子さんは、売れっ子なら桁違いのお金を稼ぐと言われていた。わたしの収入と比べたら――たぶん、トップの人なら何倍も稼ぐのだろう。それほど稼いでいた人たちは、コロナ禍での試合中止や無観客試合などの時代をどう生き抜いたのだろう。転職した人も多かったのではないかと勝手に想像する。
というわけで、ビールの売り子さんたちも普通のアルバイトさんが多くなったように思える。以前も土日のアルバイトさんはたくさんいたと思うが、プロの腕前の売り子さんたちもたくさんいて、たぶんそういう環境だと普通のアルバイトさんもそういう人たちの背中を見て自然に覚えるのだ。
そういう時代が終わったので、通常のアルバイトさん。もっともっと稼ぎを増やそうと頑張る風潮も消えた(もしくは減った)。と、思う。


なんとかビールを頼もうと思ってお姉さんを探すが、いない。
やっと見かけても近くに来てくれない。
手を上げても気づいてもらえない。
必死で身を乗り出しても気づいてもらえない。
なかなか来てもらえない。


1杯目を手にするまでこんなに時間がかかるとは。


というわけで、2杯目を注文できたとき、コヤマさんとわたしはお互い2杯ずつ頼んだ。


中高年になり、更年期障害も始まって、すぐにイライラしてしまうわたしは、ちょっと心が荒れた。たったこれだけのことで?と思われるだろうし、だからおばさんはと言われる原因なのだろうと思うが、言い訳だろうけどホントにすぐ沸点に達する時があるのだ。ホルモンバランスって恐ろしい。
これ以上お酒がこなくて荒れるのを防ぐため、見かけるとすぐに注文してしまったり、2杯注文してしまったり。――別の意味で荒れた。
このあたりはわたしよりずっと若いコヤマさんは平静だ。「そんなに頼んでも飲めないでしょ」と言ってくれたりする。


後半になるにつれビールお姉さんがつかまるようになったが、心は荒れたままだった。これだからおばさんは。
唯一、ハイネケンのお姉さんを呼び止められた時は心が躍った。緑のユニフォームが可愛らしい。


この日、案の定わたしは飲み過ぎ、帰りの記憶はほとんどない。


しかし、驚愕したりすると記憶が刻まれるらしい。
途切れていたわたしの記憶は、どこかの駅のロータリーから蘇った。タクシーに乗ろうとしている。GOで呼ぼう、と思って携帯を取り出そうとする。ない!!!! かばんの中やらポケットやら、いろいろ探ってみるが、ない!!!!
しかし、ない!!!!の次は、やはり酔っていて、えーどうしようどうしよう、なくなったなら仕方ないまた買い替えかな、前回でクラウドに保存されていればデータもほとんど戻ることがわかったし、見つからなかったら明日ショップに行こう、と変に落ち着いて波立たない。


結局、タクシー乗り場に並び、タクシーで帰ったようだ。


翌早朝、寝具の中で目覚めて、そういえば昨日携帯がなかったと記憶が蘇る。飲み過ぎた翌朝で体も気持ちもぐったりしているので、面倒くさかったが「iPhoneを探すで見るだけ見てみないと」と起き上がった。
夫は起きていない。まだ何時間も起きないだろう。
「iPhoneを探す」によると、***駅近くの商業施設付近、100円ショップの辺りを示していた。***駅……って、どこ??


想像では、相変わらず最寄駅を乗り越して、「乗り越した」と気づいて逆方向の電車に乗る、また乗り越して逆方向の電車に乗る、と上り下りを行ったり来たりしたようだ。そのいずれかの駅で、乗り入れている途中から別路線に入っていく電車に乗り(乗るまではいい)、降りそびれて先まで行ってしまった。で、そこで「いっそ降りてタクシーを拾おう」とうろうろして、落とした。タクシーは見つからず、電車で移動し、結局自分の路線の駅のどこかで降り(終電で降りざるを得なかったのだろう)、タクシーで帰った。


探しに行ってみる――? しかし、体も気持ちも疲れていた。着替えて出かけるなんて面倒だった。
探しに行ってみても、もうなくなっているかもしれないし。……と、そう思うのは疲れていたからだと思う。行きたくなかったのだ。
わたしはまた横になり、諦めた。


1時間ほど寝ていたが、意識は途絶えたり戻ったり、寝ているような起きているような状態だった。で、ついに思った。「行くだけ行ってみよう。そうでないと後から後悔する」 どっちが後悔するかで考えるのは大事だ。わたしは引きずる人間だからだ。路線検索をしてみると、路線が分かれる分岐駅から数えて2つくらい先の駅のようだ。そう遠くないかもしれない。
のろのろ起き上がり、なんとかシャワーを浴びたり服を着たりした。そして、家を出た。


電車に乗って分岐駅まで行き、これまでに2度くらいしか乗ったことがない路線に乗り換えた。2駅乗って気づいたのだが、2駅では着かなかった。同じ線路を一部使う別の名前の路線があるようで、検索は合っていなかった。とにかくそれほど近くなかった。
6駅くらい乗る間、わたしはつくづくスマホのある生活について考えた。本当に何もすることがない。ぼんやりと座っていることの退屈さ。音楽も聞けない。駅に着いて、「**駅か」と思う。「あと何駅くらいあるんだろう?」と調べたいが、調べようがない。車内に電光掲示板がついていない電車だった。となると、悠長にしていられず、駅に着くたびに降りるべきか?とホームの案内板を探す。
行ってみても見つかるかどうか分からないし、心は落ち着かない。長い道中だった。


駅に着き、検索したノートパソコンを開く。Wi-Fiにつながらないが、検索した時点のiPhoneを探すの画面を開いたままにしている。少なくとも家を出る直前までその場所にあったはずだ。
駅構内を出口まで行く。改札を出て左の出口に行ってみたが、画面にある商業施設が見当たらない。反対側に行ってみる。駅構内を歩くときはきょろきょろと通路を見回しながら歩いた。
駅員さんにも聞いてみた。届けられている携帯の落とし物はないとのこと。
交番があったが、行こうかどうしようか迷った。交番に行くと、届け出を書いたりして面倒かもしれない――


たぶん、画面に出ている商業施設はここだろうと思う建物が駅と隣接(合体)していた。画面に出ている100円ショップも入っているようなので、間違いない。
そのすぐ前の舗道にあるように見えたのだが、最後の画面ではちょっと離れているようにも見えた。
朝早くから開いているスーパーで、レジに店員さんがいた。聞いてみようかな。
こんな遠くまで探しに来た――もう1回行ってみようということはないだろう。やるだけやっておかないと、後から「あのとき聞いてみたらよかったかなぁ」と後悔しそう。


土曜の朝、お客さんもいなかったので、レジにいた女性の店員さんに落とし物がなかったか聞いてみた。自分は分からないが、昨日もいた人がいるから聞いて見ると言ってくれて、内線電話をかけてくれた。
バックヤードからやってきた男性が、「落とし物の届けはない」と教えてくれた。そうですか……とがっかり。もう後は警察しかない。


「この辺で落としたんですか」と聞いてくれたので、ノートパソコンを開き、iPhoneを探すの画面を見せた。この辺りにあったようなので、と。これは現在位置を示しているのではなく、最後にあった場所だとも付け加えた。
男性は、「これを見ると外ですよね」と言う。そうなんですよ、外も探したんです。


男性は一緒に外に出てくれて、駅のロータリー付近を見てくれた。わたしが既に見たところも一緒に見たが、やはりない。
「もう1回、画面を見てもいいですか?」ーー画面といってもスクショ画像なので、今現在の位置ではないですけども。
見ながら男性は、「ここに公園みたいになっているじゃないですか。これはどこかなかぁ」と辺りを見回す。公園みたいになっているというのは、パークのマークが出ているというのではなく、なんとなく木々がありそうな感じの緑が見えているということだ。
「あっちの植え込みの辺りじゃないですかね」


ロータリーは、先頭にタクシー乗り場、それからバス乗り場が1番、2番のように並び、車がぐるりと回れるようになっている。そういうところは、まんなかに緑の空間や、ベンチがあってちょっと公園風にしている場所も多い。(まんなかに大量のバス停があるところも多いが。)
ああ、なるほど!! 期待を込めて小さな植え込みというか憩いの場所というかに近づく。しかし、くまなく見回してみたがなかった。


男性がちょっとしたことをいろいろ話しかけてくれるので、説明しながら歩く。「タクシーに乗ろうとしたと思うんですよ」とか、「やっぱり交番に行くしかないですかねぇ?」とか。
「タクシーに乗ろうとしたと思うんですよ」とタクシー乗り場にまた行き、「でもタクシーが来なくて乗れずに結局電車を探したと思うんです」ーー記憶ないので、「思う」しか言えない。
「タクシーがいなくて、きっとGOとかS.RIDEとかアプリを使おうと思ってスマホを出したと思うんですよ」と言いながらタクシー乗り場に戻り、「乗り場がどの辺なのかも、朝はタクシーがいなくのでよく分からなくて」と何気なく、タクシー乗り場付近の植え込みの中を見たら、見慣れた色合いのスマホが落ちている!!!!!!


あった!!! 「ありました!!!!!!」


なぜ植え込みの中に? 手に取ると確かにわたしのスマホ。よくある背の高くない小さな植木や花が植えられた植え込みの土の上にひっそり横たわっていた。
思うに、誰かがタクシー乗り場付近で見つけた。自分でもらってしまってどこかに売り飛ばすというようなことはしない人だった、警察に届けたりするのは面倒だった。しかし、このまま路上に放っておいたら、踏みつけられたりして壊れてしまうかもしれない。葉っぱの上に置いてあげようと置いて、下に落ちて土の上。または、最初から土の上にそっと置いてくれた。
確かに、ある。わたしも以前落ちていたスマホを見つけたとき、歩道から拾い上げ、歩道脇の花壇の縁の上に置こうかと思ったことがある。また、通勤途中の道で子供の靴が落ちていて、たぶんお母さんが幼児を抱っこか自転車に乗せていて片方脱げたんだな、と思ったこともある。その靴は数日落ちたままの場所(らしいところ)に転げていたままだったが、ある日花壇の縁に乗っていた。誰かがそっと脇にどけたんだろう。お母さんは気づかなかったのか、たまたま通っただけで普段はその道を使わないのか、靴は長いことそのままだった。
そういう誰かの親切だったのかな。鋪道にそのまま置いていてくれたら自力で見つけられたろうが、その場合なくなっていた可能性も高いーーつまり結局見つけられなかったかも。


誰だか知らない人、ありがとう。
そして、一緒に探してくれたスーパーの男性、ありがとうございます!!! この人がいなかったら見つけられなかった。
植物があるらしい緑色の場所という指摘、一緒に歩くときに話しかけてくれたおかげで「きっとこうでーー」と自分の行動を説明しながらさらにあちこち見たことによって、発見できた。


ああ、本当によかったよぉぉ。壊れることもなく、傷がつくこともなく、その場にひっそり落ちいていてくれた。


酔って転んで失くして、急遽新たなスマホに買い替えてまだ半年。また失くしたなんて、夫に言えない。こっそり同じ機種を手に入れようと思っていた。
よかった〜〜


しかし、このことは夫には言わないでおこう。
家に帰ったとき、夫はまだ寝ていた。わたしもまた寝よう。疲れちゃった。ああ、本当によかった。

2024-09.11|肉料理を食べにYEBISU BARへ


夫と『YEBISU BAR』でごはん。
待ち合わせをして、先に着いたので飲み始めて待った。夫が着いて乾杯。


9月・10月は、「秋を楽しむお料理フェア『AUTUMN FEST』を開催中」とのことだった。説明によると「秋の風物詩 楓から連想した食材や、季節の旬野菜をピックアップ」ということで、3つの料理が期間限定で登場していた。


カナディアンビーフ:仔牛ハラミのカットステーキとエリンギバター醤油焼き
石川県産 加賀れんこん:加賀れんこんとみつせ鶏つくねの挟み焼き
阿武隈川メイプルサーモン:メイプルサーモンのレアカツ


他にも炒め物や、サラダ、魚、いろいろあったので、とりあえず限定料理は全部注文した。
記憶によると、1品、品切れになっているものがあった。それは食べることができなかったが、その他はお腹いっぱいにいただいた。


特に、〈メイプルサーモンのレアカツ〉をわたしは食べてみたかった。サーモンが好きなのだ。メイプルサーモンなんて、名前が素敵。
夫は〈仔牛ハラミのカットステーキとエリンギバター醤油焼き〉を食べてみたがるだろう。←実際にそうだった。
わたしはれんこんも好きなので、3つ全部注文してみると、〈加賀れんこんとみつせ鶏つくねの挟み焼き〉が一番おいしく感じられた。意外! 夫もれんこんが一番おいしかったと言う。意外!!!


季節のビアカクテルを飲み、もう1杯ビールも飲んで、終了。
おいしかった。ごちそうさまでした。