青山二郎の「機縁」、大森大道の「擦過」、芭蕉の「発句」 : 隠居お勉強帖
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青山二郎の「機縁」、大森大道の「擦過」、芭蕉の「発句」

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青山二郎の「機縁」、大森大道の「擦過」、芭蕉の「発句」_a0390578_04240720.jpg 青山二郎は59歳から写真に凝った。「被写体とは、写真を写す人間が心の中で温めている形のない姿、形のない色、見えない色、そういう夢想(イメージ)を具体的に掴む「機縁」を、何かがなければ発見できないものを発見するのが発見で、そういうことを私は被写体といいたい」。なにを言ってんだか~。
 「アレ・ブレ・ボケ」の大森大道は「擦過した瞬間の閃き」と言った。大森の方が冴えている。あたしはシャッターを押すってぇのは、芭蕉の軽さの「発句」に通じるように思うんだが、そんな写真は撮れたことがない。「古池や蛙飛び込む水の音」「閑さや岩にしみ入る蝉の音」。芭蕉が反応したのは「音」。~さてどんな絵にシャッターを押せばいいのやら。たかが隠居趣味の写真・俳句で「愚問愚答」でした。

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by keikai20 | 2021-04-22 04:27 | 読書備忘録 | Comments(0)

隠居のお勉強、お絵描き帖、路上スナップです。


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