道端にノハラアザミが咲いていた。
アザミといえば、あたしは中島みゆき『アザミ嬢のララバイ』を思う。
同曲は『時代』より前のリリース。
あたしは両曲の〝プロモート企画書〟を書いた記憶がある。
『時代』(1976)から、彼女のジャケット写真は〝タムジン(田村仁)〟が専属になる。
翌年にあたしが因幡晃の書『愛と別れの24章』をゴーストし、
タムジン撮影写真で構成された書が出版された。
その後、あたしが出した設問に、中島みゆきがチビた鉛筆をナメナメしつつ回答したのを
小冊子『中島みゆきの〝魔女の辞典〟』にまとめたこともあった。
ネット検索すると同冊子の他に『魔女のことわざ辞典』『魔女の料理辞典』などの
〝復刻版〟が出ていて、いい値で売買されているのを知った。
何時だったか、目白のタムジン宅で、
何故かタムジンは自宅近辺に出没する〝白ヘビ〟の話をし、
あたしは大島の〝クロヘビ〟の話で盛り上がったこともあった。
これも昔の話。あたしが大島ロッジにいる時に、いきなりタムジンから電話で
「ジープ」を貸してくれの要請。あたしが乗っていたのは「ジムニー」で
ロッジを建てた「テッちゃん」の「ジープ」を手配したこともあった。
アザミを見ると、かく昔のことを数々思い出す。
中島みゆきはすでに70歳を超えた。そしてタムジンは元気だろうか?
そして今はもうすっかり冬の寒さです。
ここでひとまず「草愛づる爺シリーズ」秋編はお休みです。
今度は〝春の野草〟で再開しましょうか~。