ワゴン化! 「210 型 クラウン・ アスリート」を エステートに ⁉ 【モデルカーズ・ チューニング】
日本を代表する高級車、トヨタ・クラウン。
ライバルである日産のセドリック/グロリアが消えてフーガとなった後も、クラウンの存在はゆるぎないものであり続けているが、思えば、保守的な高級車と言われがちなクラウンが今まで存在し続けられたのは、その根幹に革新性や前衛性といったものがあったからかもしれない。
1955年にデビューした初代モデルこそその好例で、当時の使用状況の大半を占めていたタクシー需要に対応するには強固な足周りが必要とされていたところ、独立懸架サスペンションの採用(フロント)という画期的な設計で登場したのだ。
1962年の2代目ではフラットデッキスタイルの導入、3代目では当時の高級車にあるまじきものであったボディカラー「ホワイト」推しと、クラウンの歴史は絶えまない変革の連続であった。
変革を厭わない大胆さは、その後のクラウンにも脈々と流れ続け、時折にむき出しとなり人々を驚かせるようなところがあるが、近年のそうした例と言えば14代目・210型におけるピンクというボディカラー、”モモタロウ”の採用が挙げられるだろう。
210型は先々代180型”ゼロクラウン”で打ち出した路線をさらに押し進めたもので、特にフロント周りのデザインはアグレッシブなものとなり、アスリート系のグリルは大きな凸型となって斬新さを主張した。
ここでご覧頂いているのはそんな14代目・210系クラウンをワゴン仕様とした模型で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものである。
V10エンジン搭載の強力エステート!
210クラウンのプラモデルはアオシマ製が唯一だが、この作品もアオシマ製キットをベースにキャビンを後方へ延長、ワゴンとしたものである。
クラウンのワゴンといえば、130型をベースとするものが長い間生産され続け、11代目・170型の時点でようやくフルチェンジしたものの210型デビュー時点ではすでに生産終了となっているが、この作品のワゴンボディはそれらとは全く関係なく、作者の遊び心とイマジネーションの産物である。
ベースとなるボディもそのまま使用するのではなく、黒いオーバーフェンダーからサイドスカート、そして前後へとつなげて全体を引き締め、大きな矢印にも見えるフロントグリルは末広がりの形状にして安定感を持たせるなど、様々な工夫がなされている。
しかもシャシーはまるごとレクサスLFA(タミヤ)のものに入れ替えてあるということで、エンジンもV10型の1LR-GUEを搭載。
現実に存在していたら、なかなかに魅力的なスポーツワゴンなのではないだろうか。
モデルカーズ編集
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クラウンのエステート人気車なのに後継車が発売されませんね…
毎回クラウンのモデルチェンジした時に前回モデルをステーションワゴンにしたのがエステートとして販売していたが最近はクラウンは新型が発売されてもエステートは出なく廃盤車になってしまった…
コアなエステートファンは中古車を探して乗り継いでる人もいるくらいな人気車なのに…
またクラウンのステーションワゴンを販売して欲しい…
クラウンじゃないけどエステートのおもちゃ…