レギュラーシーズン開幕から約2か月が経過し、トレード市場の動きが熱を帯び始めている。ロサンゼルス・レイカーズ、ゴールデンステ…

 レギュラーシーズン開幕から約2か月が経過し、トレード市場の動きが熱を帯び始めている。ロサンゼルス・レイカーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、デトロイト・ピストンズの4チームは、シカゴ・ブルズのニコラ・ブーチェビッチの獲得に興味を示している模様。現地メディア『ClutchPoints』が報じている。

 ブージェビッチは2011年にドラフト1巡目16位指名でフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ入団。その後、オーランド・マジックを経て2021年にブルズに加入し、ザック・ラビーンとともにブルズの中心選手としてプレーしている。

 34歳と決して若くないブーチェビッチだが、今シーズンは25試合全てに出場し平均21.0点9.8リバウンド3.2アシストをマーク。3ポイント成功率はリーグ4位(12月14日終了時点)の47.4%を記録し、長距離砲が打てるビッグマンとして存分な活躍を見せている。

 ブルズは今シーズン開幕前にデマー・デローザン(サクラメント・キングス)とアレックス・カルーソ(オクラホマシティ・サンダー)を放出し、選手の若返りを図っている。ラビーンも放出の噂が絶えなかったが、2027年まで残っている5年約2億1500万ドル(約330億円/1ドル153.6円換算)の高額契約が足枷となりブルズに留まっている。一方ブーチェビッチの契約は来シーズンまでとなり、総額6000万ドル(約92億円)とラビーンに比べて少額であることから、他チームの注目を集めているようだ。

 レイカーズはシーズン開幕前からセンターを求めており、ヘッドコーチに就任したJJ・レディックも「屈強な5番が必要」と公にコメントしていた。本命はヨナス・バランチュナス(ワシントン・ウィザーズ)とも噂されているが、ここに来てブーチェビッチが獲得候補に浮上したようだ。

 来年2月7日(現地時間6日)のトレードデッドラインまでの間、コート上だけでなくトレード市場における動きにも目を離せない。