若手中心のチーム構成が裏目に出た24年のエンゼルス。(C)Getty Images 球団ワーストの99敗を喫した泥沼の1年から抜け出すべく、エンゼルスは積極補強を展開している。【関連記事】米最強打者トラウトが“最悪の不良債権&r…

 

若手中心のチーム構成が裏目に出た24年のエンゼルス。(C)Getty Images

 

 球団ワーストの99敗を喫した泥沼の1年から抜け出すべく、エンゼルスは積極補強を展開している。

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 現地時間11月27日には、アストロズからFAとなっていた菊池雄星と3年契約を締結。金額はペリー・ミナシアンGMが就任した20年以降では最高額となる総額6300万ドル(約97億7000万円)となった。

 そのほかにもベテラン捕手のトラビス・ダーノーをはじめ、カイル・ヘンドリックス(投手)、ケビン・ニューマン(内野手)、ライアン・ノダ(内野手)、スコット・キングスリー(内野手)、ホルヘ・ソレア(外野手)を獲得。FA市場の目玉クラスがいるわけではないが、戦力の底上げを図った印象だ。

 チーム改善を図る首脳陣の動きを地元メディアは高く評価する。日夜エンゼルスの情報を発信する米専門サイト『Halo Hangout』は「このオフシーズンのエンゼルスは拍手喝采に値する」と絶賛。「今のところ、群を抜いて最も活発なチームだ。99敗を喫したシーズンからの再建を目指す場合、40人のロースターから非生産的な選手を一掃し、より有益の選択肢を入れるのは普通のことだ」と強調した。

 さらに「選手を異常なペースで入れ替えている」と今オフの動きを絶賛する同サイトは、平均年齢は27.3歳のチームにあって、菊池やヘンドリックス、ダーノーといった経験豊富な選手たちが好影響をもたらすと指摘する。

「キクチたちが新時代を切り開くという考えに、多くの識者が苦笑をしているが、この補強は間違いなく利益をもたらす」

 今後も巨人から海外FAとなった菅野智之ら投手強化に動くと見られているエンゼルス。来季は悲願のポストシーズン進出に向け、チームの真価が問われる1年となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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