ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指すことが決まった佐々木朗希投手(23)について、元レッズとナショナルズのGMで解説者のジム・ボウデン氏が、移籍先が決まるのは来年1月15日以降で、球団はドジャース以外と予想した。これは14日…

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指すことが決まった佐々木朗希投手(23)について、元レッズとナショナルズのGMで解説者のジム・ボウデン氏が、移籍先が決まるのは来年1月15日以降で、球団はドジャース以外と予想した。

これは14日付のジ・アスレチックの記事で球界関係者からの取材を元に伝えたもの。佐々木のポスティング時期については、25歳未満の海外FA選手の契約期間が1月15日から12月15日までと決まっているため、今年12月15日までに球団を決める可能性も取り沙汰されていた。

だが同氏は「複数の球界関係者の話では、ササキは来年1月15日前には契約しない」と明言。入団先はドジャースが有力と一部でうわさされているが「球界の複数の事情通や球団で編成の決定権を持つ幹部と話したが、他球団も獲得のチャンスが十分にあると考えている」とした。

その1つの理由として「マイナー契約しか結べないササキとその代理人であるワサーマン(ジョエル・ウルフ氏)にとってスポンサー契約は重要」という点を挙げている。ドジャースにはすでに大谷翔平投手(30)と山本由伸投手(26)がおり、入団すればその2人の陰に隠れてしまう。実際、山本は大谷の陰に隠れ、今季のスポンサー契約はメッツ千賀滉大投手(31)よりも少なかったという。このため同氏は「ドジャースは理想的な入団先ではない」とした。

さらに「ササキはすでに十分な実績がある投手ではなく、あくまでも有望株としてメジャーに移籍する」と指摘し「投手育成が優れているのはドジャースもそうだが、パドレス、レイズ、メッツ、ブレーブスも優れた投手育成プログラムを持っている」とした。