どしゃ降りならよかったのに
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
今日横浜は1日シトシト雨。
気温もグッと下がって肌寒い日でした。
友人が亡くなりましてね。
お通夜に参列してきました。
彼とは仕事で出会いました。
出会ってからもう10年ですかね。
長い年月が経ちました。
口数は少ないし、仏頂面。
でも、どこか愛らしい。
不器用だけど素直な良い青年でした。
お姉さんから突然の別れの連絡をもらった時、
私は頭真っ白。
事故だったそうですが、とても信じられなかった。
大変な時に連絡くれたのに、すぐに返信できなかった。
信じたくなかった。
お姉さんにお誘いいただいたので、
自宅に帰ってきている彼に挨拶することができました。
(インフルにかかる直前)
眠っている彼を見ても全く現実感がなかった。
彼はいつの間にか私の身長を超え、素敵な大人になっていました。
「ごじゅじょうじゃです(ご愁傷様です)」
彼に反して、カミカミでまともに大事な挨拶もできないダメな中年。
現実を受け止めきれないまま、迎えた今日。
「この度は、ごじゅじょうさまです(ご愁傷様です)」
またダメダメ。
「何やってんの?」
という彼の声が聞こえてくるようでした。
☝️ いつの間にか、シトシト雨が上がっていました。どうせなら、どしゃ降りなら良かったのに。チクショウ。
「いつかキャッチボールしよう」と私が言っていたのを、
覚えていて「キャッチボールは?」ってお母さんに言っていたらしいね。
約束を守れなくてごめん。
というか正直に言うとさ、忘れてたよ。
ごめん。
でも、その時は本気だったよ。嘘じゃない。
君の心にそんなに残るとは思わなかったんだ。
あの仏頂面で聞いてんだか、聞いてないんだか分かんない感じだったのに、
私の言葉をしっかり聞いていてくれたんだね。
ありがとう。
実は一緒に持って行ってもらおうと思って、
野球のボールを買おうとスポーツ用品店に行ったのよ。
でも買うのやめたんだ。
だって爆発するって分かったから。
あんなカミカミな挨拶しかできないんだったら、
係の人に断られるの承知で持っていけば良かったな。
「やっぱバカだなあ〜」
って言ってもらえたかなってさ。
まあ、いつかキャッチボールをしよう。ボールはなんとかして持っていくよ。
肩が上がらなくなってて下手投げになってるかもしれないけど(笑)。
手加減してくれな。
ありがとう。またね。
インフル前に会うことができて、
インフル後にお通夜。
そして、色々私自身が揺れているこのタイミングでの再会。
何かのメッセージなんだろうなあ。
いつも誰かに支えられて背中を押してもらってるなあ。
ダメダメな中年ですが、
恥を晒しつつ、
色々なもの背負わさせてもらって生かしてもらってます。
ありがとう。
年々この言葉が重く大きくなってます。
この言葉を胸にまた生きていきます。
ではでは。