欲が強く出ると、家庭が崩壊、家族が潰される二黒土星の”無”の作用とは?
隣の芝生が良く見え、欲しくなり、つい衝動買いをして、ブランドの服も結局は使わず仕舞となりクローゼットに掛けっ放し。心当たりはありますね <強欲>
山、連山を八白土星とします。どっしりとして不動の感じですね。この八白の象意に<家族>と言うのがあります。
運気の継続を図るには、<家族の和合>が欠落してはなりません。
日々の幸せは家族の中から生まれてきます。一般的に、こういう風に言われていますね。運気の維持継続は、この家族の力が大きいものです。
八白の象意に<欲望>と言うのがあり、運気を継続して行くには、欲望を描きすぎると、家庭の崩壊に繋がるのです。家族を八白、家庭を二黒として捉えます。家を八白、家庭を守る妻が二黒としても捉えます。
左側の八白は中宮の五黄が睨みを利かせて、適度の欲望が調整されています。
しかし、右側の二黒中宮図では、八白の定位に五黄が回座して、破壊力を出しています。その結果、二黒定位に回座した八白が暗剣殺を被ってしまいました。二黒の象意は、家族、妻、祖母と女性が苦しめられます。
この象意を僕は身を持って体験したことがあります。若い時、商売で身を立てようと思い、自宅を売却して、その資金で開業しました。初めの何年かは良かったのですが、だんだんと競争相手が出てきて、売り上げはジリ貧、銀行の返済もままならず、結局は行き詰まり閉店しました。あの時は、借金返済、売上獲得など<欲望の塊>の運気が僕の周りに漂っていたのです。そして、それは二黒土星の女である、僕の妻に襲い掛かっていたんですね。
もう…やめようよ!…無理だよ…お腹が気持ち悪いよぉ…!
八白と二黒の暗剣殺を犯すと10年か20年以内に破綻し、そのしわ寄せは女が被る…と言う象意を身を持って体験させられました
“自分本位の考え”が出ると、運気の継続は五黄土星の”崩壊”の道をたどる。
自分を追い越して出世して行く人を見ると、腹立たしくなる。<嫉妬>が自分本位となります。
嫉妬…そのものは二黒土星の象意ですが、嫉妬が嫉妬を呼び、絡んだ糸となると、もはや塊の産物となり、どうする事もできません。嫉妬を破壊するのです。その力が五黄土星なのです。
<自分本位のの考え>と言うものを、五黄土星とします。我が儘と言うのは、星それぞれにあります。九紫の我が儘は、一方的に突き刺し、六白の我が儘は、<最終的には自分のものにする>と言う自負があります。
五黄の我が儘は、社会性、倫理道徳の世界から判断して、自分の我が儘を貫通させます。決して、自分だけの私利私欲では動きません。また、自分の私利私欲を貫通させるために、社会性、倫理道徳をチラつかせて来ます。
僕も、独立起業して始めた事業も、売り上げ減少、家賃滞納などの状態になった時がありますが、その時に思ったことは、倒れたら、銀行に申し訳ない、保証人様に迷惑が掛かる、その気持ちで頭がいっぱいでした。
強さだけが五黄ではなく弱さの中に五黄の破壊力がある!
今思えば、あの時が僕の人生で、<五黄土星>に支配されていた時期だったと思っています。このように、強欲の八白の宮に、五黄土星が回座してきたおかげで、五黄の破壊力が、妻の二黒中宮の時に八白の暗剣殺を伴って来たのです。九星気学の深さをいまだに感じています。
運気の継続を図るには、八白、二黒、五黄のバランスを調整と八白土星の”積み重ね”が特に必要となります。
①家庭でとるならば、<妻を大事にする> 妻は夫をささえています。夫や子供の事も考えて生活をささえてくれています。忍耐強いのも妻の力なんです。二黒土星の象意にある<致役>が働き者の妻を表しています。女性の場合は<夫を大事にする>と解釈してください。
②連山の八白でとるならば、<家族の成長>。子供の成長が家族の成長となり、連山を形成して行きます。会社経営の場合、支店、店舗の展開、病院なら、診療科目の増設、店舗ならば、多店舗展開ですね。
五黄は筋道が通らない事には合点がいかねえ…!
③物事の<けじめとしての五黄土星>にチェックしてもらう。一般的には、五黄土星は<破壊星>として捉えられていますが、僕は、必要悪の<けじめ星>と考えています。道理の通らない時は力でもって教えなければならない事もあります。
自分にも相手にも<けじめ>ある生活を求め、環境に対しても、<自己慢心>の制御を心掛ける事ですね。
幸い、僕の勤務先は社内コンプライアンスがしっかりしていて、働きやすい職場となっています。自分の考えと、会社の考え方と合致、とても仕事がやりやすいです。これも、五黄土星の<けじめ>がこの会社に働いています。思えば、ルーズな、いい加減な会社に勤めていた時は、自分も、いい加減で、ルーズでしたね。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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