それは炭火を求めてスーパーに寄った時でした。
思えばこの時に既に今回の悲劇は始まっていたのでしょう。
おはようございます。
外遊び屋です。
炭火がしたい!肉が食いたい!
そう思ってスーパーの精肉コーナーめがけて一直線!のはずでした。
しかし寄ったスーパーは精肉コーナーの前に鮮魚コーナーがありました。
今日は肉の気分なんだ!
鮮魚に一瞥をくれてそのまま肉コーナーに行くはずでした。
しかし!一瞥の予定の目に飛び込んだのは秋刀魚!そして半額!
くぅ!
思わず立ち止まりました。
そして頭によぎりました。
今季最後かも
無論意識すれば買える!
でもふとしたきっかけで、しかも半額で今目の前にある。
そしてそろそろ秋刀魚も終わりの時期!加えて脂乗りも良さそう。
迷う・・・
何度か精肉コーナーと鮮魚コーナーを行き来しました。
精肉コーナーには美味しそうなお肉はありますが、「これだ!」と思う決定打がありません。
しかし秋刀魚には「今季最後かも」というストーリーがある。
ここは秋刀魚だ!決断してスキップ気分で購入!
この時の判断が間違っていたのだ・・・
第一章 キャンパーのたのしみ
家につくなり炭火台の選定に入ります。
いつも使っているB-6君では秋刀魚2匹焼くには小さい!
優れた相棒であることは事実ですが、今日の出番ではないです。
秋刀魚をそのまま焼けるサイズの炭火台!しかもコンパクト!
それがこれだっ!
Vicopoの炭火台!
「秒速組立の焚火台!Vicopoのコンロの火入れの儀!楽しい串焼き!」
長さと広さがあるのでちょうど2匹焼けるサイズ!
まずは着火!
勢いよく燃え揚がる着火剤!
その炎を堪能するキャンパー
着火剤とはいえキャンプ不足の脳に炎は優しく映ります。
あぁ!この時間幸せだ!
久しぶりに明るいうちから飲む金麦!
ついつい進む缶の数。
ほろ酔い気分で眺める炭!しかしこのほろ酔いが悲劇を止める最後のチャンスを逃すことになりました。
第二章 粋がるキャンパーの末路
気が大きくなる
酔うと起こる現象。
今回最後の階段を踏み外したのはこれに尽きるでしょう。
普段秋刀魚を綺麗に焼くにはキャプテンスタッグの炭焼き一番を使います。
これを使う事で焼き上がるまで身がくっつかず綺麗に焼き上げることが可能になります。
今年も何度も使った便利アイテム。
しかしこの日はほろ酔い。そして
今季最後
このワードが秋刀魚に対するリスペクトを爆上げしました。
そして愚かな決断に至る
便利アイテムでなく自分の腕で綺麗に焼いてやろう!
まずは多めの炭を熾して炭火台をアツアツに温めて輻射熱を利用する!
焼く前に炭を減らしてじっくり焼く作戦。
時間はかかるけど、なんせ今季最後!手間を惜しむわけにはいきません。
そして網をしっかりと焼いておきます。
既にお酒は日本酒に代わりちびりちびりと飲みながら炭をつつき網が熱くなるのを待つ。
待つというのはアウトドアで楽しい時間だ!
そんなことを思っていました。
そして満を持して秋刀魚登場!
ピッタリサイズ!
頭の方はやや強火!お腹のあたりはやや弱火。
思った通りだ!
いい感じに焼ける秋刀魚!
焦ってはいけない!
皮が乾いてつついたときにパリッと剥がれるくらいまで焼く!
あとはゆっくりひっくり返せば間違いない!
しかしここで大きな間違いに気が付きました。
トングが短い!
熱々に熱した炭火台!手をかざすだけでも熱い!
それを短いトングで秋刀魚に触ろうとするので滅茶苦茶熱い!
それは細かい作業ができない事を表しています。
ええいやっちゃえ!
崩壊
長いトングを取りに行き、ちょとずつ実を剥がせば起きなかった事故。
熱いのを我慢しながら急いで雑な作業で剥がした末路です。
秋刀魚の身と共に自信も崩壊・・・
酔っていた。事実!
これまでの経験からうまくいくと驕っていた。事実!
きっとうまくいくそう思っていた。事実!
失敗なんてありえないという自負があった。事実!
最後に油断した。事実!
やってしまった・・・・
あとがき
崩壊した物全てが焼け落ちたわけではありません。
身はほぼすべて回収できました。
そして脂で炙られた秋刀魚!
メッチャウマイ!!
綺麗に焼けなかったけども、味は最高!
脂がのった逸品でした。
今回最後!
とは思ったけどもこれで終われるかな(;^_^A