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「統計データ操作で人を騙す ①」で、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)がいう地球温暖化について、紀元後1000年~2000年を基準にしたデータで確認をしました。下記図2はアメリカ科学アカデミーの「地球の気温変化」(2006)です。ここでは、地球の気温を「木の年輪データ」に着目して反証しています。
この図から分かることは、地球の気温が上昇し始めたのは、1901年からではなく、1600年頃から始まっていることです。このことから1901年頃は上昇過程に過ぎず、CO2が原因であるという話がもっともらしく流布しているのでしょうというところまで解説しました。
図2 アメリカ科学アカデミー「地球の気温変化」(2006)
下記の図3は図2のアメリカ科学アカデミー「地球の気温変化」(2006)のグラフの中の「木の年輪データ」から読み取れる気温のデータだけを取り出したグラフです。これを見て分かるのは、中世の温暖期は現在よりも気温が高かったということです。こんな話は報道で聞いたことがありません。
NHKがNHKドキュメンタリー「見えた!銀河系の全貌」をYoutubeから削除した(させられた)真意が見えてきます。ところで、中世に大胆な航海に出てアジアから香辛料を持ち帰ると大儲けできる話は学校の教科書にも書いてある話です。それはこのグラフの示す中世の温暖期で食物が腐敗しやすかったことと無縁ではありません。
図3 アメリカ科学アカデミー「地球の気温変化」(2006)
一方、1600年頃は小氷期から抜け出すタイミングだということも分かります。これも「統計データ操作で人を騙す ①」でも書きましたが、産業革命の始まった時期とは関係がありませんでした。このことで、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が国際会議を開くほどのアナウンスは誇大だったということが分かりました。
次回は、NHKドキュメンタリー「見えた!銀河系の全貌」を参考にしつつ、地球温暖化の原因の先行研究を確認して一緒に学びたいと思います。
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