2月12日(日)
 オフサ会としてキルデスビジネス中心に遊んできました!
メンバーは白房さん、うささ。さん、まるさん、じゃっくさん、そして私の5人。
うさささんはキルビジでヘルP(ゲームマスター)を務めて下さいました。

 まずは今回のメイン、『キルデスビジネス』!

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ルールブック。今回は1巻と2巻を使用。

 プレイヤーは「回収人」となり、地獄のテレビ番組「キルデスビジネス」に出演して、殺したり殺されたりしながら視聴率を稼ぎつつ「黄金の魂」を回収する、というゲーム。
他のプレイヤーやNPCを倒したり、視聴率を上げたりすると「ソウル」と呼ばれるポイントがもらえ、
最終的にこのソウルが一番多いプレイヤーの勝利。回収人は願いを叶えてもらえます。
 黄金の魂というのは悪魔にとってものすごく価値のある魂のことで、黄金の魂の持ち主はいずれ魂を悪魔に渡すという契約の元、悪魔に願いを叶えてもらえます。
といっても、悪魔なのでものすごく曲解した願いの叶えられ方をするんですが。
プレイヤー(回収人)は彼らを倒して自分の願いを叶えてもらうために地獄のテレビに出ます。
要するに黄金の魂の持ち主というのはゲーム中ではラスボス的な立ち位置です。

 遊び方は簡単。普通の6面ダイスを振るだけでキャラクターもシナリオもさくさく決まります。
シーンも演出も行動の成否もとにかくダイスを振れば決まって進んでいきます。
戦闘でダメージを喰らえば即死亡、しかしどんなに木っ端微塵にされようがヘルERで蘇生してくれるので何の心配もなし! ついでに蘇生すると改造してもらえて戦闘で行動順が速くなったりダイスを増やしたりできるというお得な仕様!
 死んだだけではロストにならないので気軽に他キャラを殺しにいけるわけです。
ただし死にすぎるとソウルを失って地獄落ち(実質のロスト)を果たす訳ですが。
 ともかくそんな感じのゲームを遊んできました。

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プレイ風景

 今回の黄金の魂を持った標的はユウくんとトモちゃんというバカップル。
厳密にはトモちゃんの方が持ち主であり、彼氏と二人きりの世界に行きたいと願った結果、曲解した悪魔が地球を複製して文字通り二人だけの世界を作ってしまったという。
しかしそんな世界に連れられた彼氏の方はたまったものではなく、早々に精神崩壊して「愛してるよトモちゃん」しか言わないbotになってしまったんだとか……
 そしてこんな彼らを護衛するのが護衛天使ヤンデル。
目の光が消えててとにかく愛を受け止めて欲しいみたいな天使です。

 それでは今回のいかれたメンバーを紹介するぜ!
セーラー服が眩しい中二病女子! コハク! プレイヤーはまる

世界最強になりたいムキムキ研究者! アゲハ! プレイヤーはじゃっく
トレンドになりたい55歳の芸術家(絵本作家)! アンデルセン! プレイヤーは風白狼
そしてナンバーワンホストになりたいホスト! キリヤ! プレイヤーは白房
以上だ!
 とまあそんな感じのメンバーがヘルPと出会い、各々の願いを叶えるべく番組に出演するわけです。

 キャラ紹介が終わったらサブプロット――視聴率やソウルの獲得とは別に達成したいミニ目標を決めます。たとえばライバルを倒す、交流を深めるといった条件を満たすと報酬がもらえる様になります。
ここで
アンデルセンは失敗。視聴率がダウンしてテコ入れからスタートになってしまいました。
 キルビジでは視聴率が30%以下になると(スタート時は40%)テコ入れが発生して強制的にサービスシーンになります。
サービスシーンではダイスによってラブシーンをやったり無意味に暴力を振るったりと、過激なシーンもやったりします。
 今回のサービスシーンでは義兄妹(サブプロットのため
コハクキリヤが義理の家族ということになった)のラブシーンがちょっとアレな方向に行った挙げ句モザイクが取れてしまい急遽カットされて不評になったり、逆に凍りついた学校でトナカイを紹介するはずが何故か次々撃ち殺されてウケたり。
……キルビジではダイスの結果でシーン風景が決まっていくため、こんな感じでどんどん話が膨らんでいくのです。

 そんなこんなでテコ入れに奔走している間に1サイクルが終了し、護衛天使戦へ。
ゲーム的に言えば中ボス戦、護衛のヤンデルが回収人に襲いかかる!
しかし、まさかのファンブルで自爆! 貧乏くじを引いただけで終わってしまった!

 あっさり護衛天使戦が終わってしまい、2サイクル目へ。
今だテコ入れ中のため、サービスシーンが続く。ピンク色の立ち食いうどんを紹介するシーンが不発に終わったり、
コハクキリヤのキスシーンリベンジが成功したり。ようやくテコ入れが終わって普通の行動ができるようになりました。
アゲハアンデルセンが1体1で戦闘。アゲハの方が仕掛けた! だがアンデルセンはキラートリックで返り討ち! キラートリックのコールに観客が盛り上がりました。
そして
コハクとのラブシーンに嫌気が差したキリヤが戦闘を仕掛ける! しかし初っ端で失敗して不発に終わるという残念な結果に。

 そうしてめぐってきた標的戦。トモちゃん愛してるbotになったユウくんが回収人に襲いかかります。
魂を回収するべく迎え撃つ回収人達!
だがしかし、トモちゃんとユウくんの「愛」の力に為す術もなく倒れていく……
そして最終的に、誰も彼らを倒せないまま、全滅して戦闘が終わるという結末に。
しかも途中でファンブルも出たため視聴率もさがってしまうという散々な結果でした。

 ここで一応の区切りが付くのですが、希望者はソウルを消費することで1シーン購入することができます。
しかしながら、テコ入れ発生中のため皆シーンを買うことをためらってしまいました。
ただ一人、
アンデルセンのサブプロットの条件は「サービスシーンを3回成功させること」という変わり種。
そのため一人だけ追加シーンを購入し、サービスシーンへ突入。
脱衣麻雀が始まり、なんやかんやで
キリヤが勝者、アゲハが敗者となって全裸になり(完全にただの巻き添え)、カンペに空気読めといわれてしまうもヘル女子達に人気が出て大盛況。
これを機に薄い本が厚くなったり
アゲハがセクシー路線に変更するべきか悩むのはまた別のお話。
 これにより
アンデルセンはサブプロットを達成し、視聴率を上げてテコ入れ脱却させた上に報酬のソウルで一人トップに躍り出るというまさかの状況に。

 そうして最終結果。
ソウルが増えないまま死にまくった
キリヤは残念ながらソウルがマイナスとなり、地獄落ちしてヘルピープルの仲間に。どうやら次のシーズンまで例のバカップルを監視する役目になったようです。
対する1位は
アンデルセン。インタビューを受けながら自らの作品を宣伝し、願い通り彼女の作品は常にトレンド入りする話題作となりましたとさ。
 ぶっちゃけ、プレイしてた自分が一番信じられない結果になりましたw
初っ端のサブプロットの段階で失敗してソウル没収されたときは地獄落ちを覚悟していたというのに、視聴率を乱高下させながらソウルを稼いで1位になってしまったという……
とりあえず、サブプロットが強かった。テコ入れをものともしないからね



 さて、休憩を挟んだあとは他のゲームもやってきました。
一つはこちら、『ラヴクラフトレター
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『ラブレター』というゲームとクトゥルフ要素を混ぜたカードゲームです。
 『ラブレター』というゲームは手札が1枚ずつ配られ、順番に山札から1枚引いて、どちらかを捨て場に出し、そのカード効果によって相手が脱落したり自分が脱落したりするという、いたってシンプルなゲームだそう。
そしてこの『ラヴクラフトレター』はそこにクトゥルフ要素――つまりは発狂によるルールが加わっています。
 写真の赤いカードが発狂カード(どれも神話生物が描かれている)で、これを使うとプレイヤーは発狂となり、次回から強力な
発狂能力を使うことができます。
ただし、発狂すると自分の手番に発狂チェックが発生し、失敗すると
完全発狂となって脱落してしまいます。
発狂能力は相手を無条件に脱落させる、カードを好きなように配布する、自分が勝利する、カードの効果を完全防御するといった強力なものばかりなので、ハイリスクハイリターンですね。

 カードは全部で16種類、25枚しかないので場に出たカードを記憶していけばある程度は相手のカードを読むこともできます。
とはいえ手札は1枚ずつなので運ゲーの要素も強く、山札から引いた瞬間にアウト、発狂した次のターンに完全発狂、なんてこともよくおこります。
あとは「相手のカードの数字を当てると相手を脱落させる」カードもあるんですが、勘で言ったらドンピシャだった、ということもありました。
 運ゲーに弱いと自負する白房さんは発狂能力で絶対に脱落しないという効果を得たにも関わらず、最終的に競り負けるという感じで1勝もできてなかったみたいです。
逆にじゃっくさんはクトゥルフのカードを引きすぎて「クトゥルフ様に愛されてる」とまで言われてました。
 私はといえばカードを記憶した結果相手の手札を当てて脱落させたり、他のカードの効果で絞れてるとはいえ山勘でカードを当ててしまったり、相手に手札を捨てさせるカードで適当に指名したら8番(捨てると脱落するカード)の人を当ててしまったり……みたいな感じでなんやかんや3勝くらいはしたと思います。
 でも、次やる時はニャル様を呼びたいですw 楽しそうなので


もう一つはこちら、『横暴編集長
※写真を撮ってないので以下のツイート参照

https://twitter.com/HDgu_tarasan/status/830670410588966912
 これはタイトルカードを組み合わせて面白いタイトルを作るだけという、至ってシンプルなゲーム。
面白いタイトルを選びはしますが厳密に勝敗がある訳じゃないので、皆でわいわいしたいときにオススメ。
「かちかちいちごタルト事件」だの「なんとなく帰ってきたスパイ」だの「クトゥルフのがばいばあちゃん」だの、自由に面白いタイトルが生まれて楽しかったですw
中には「その女バナナかよ」や「夜の見積書」など、明らか下ネタを狙ったタイトルも生まれたわけですが……。それもまた、楽しみと言うことで。
 どれもこれも面白くて全部は語れないんですが、組み合わせが多いぶん一期一会な感じがいいですよね。手軽に周りに広めたいです。

 ちなみに「クトゥルフのがばいばあちゃん」は私が出したタイトルなんですが。
手札に「クトゥルフの」があって場に「がばいばあちゃん」という名前のインパクトの強いカードがあったらやるしかないじゃないですか……w
 おかげさまで皆には「ずるい」と言われました。私もそう思います


 とまあ、こんな感じに楽しいオフ会でした。
キルデスビジネスの方はまた詳しいリプレイをそのうち書けたらいいな、なんて……