今日はオフサ会第0回ということで、TRPG(テーブルトークRPG)をやってきました。場所は名古屋のJOYJOYで、使用システムは『アリアンロッド 2E』、ルールブックは改訂版の①と②を使用しました。
今回の参加メンバーはGM(ゲームマスター)を務めていただいたつかささん、主催の白房公介さん、3月にもアリアンロッドをプレイした霧崎射駒さん、多数のTRPGに参加しGM経験もあるkataribeさん、初プレイでTRPG初心者のねぱさん、そして私風白狼の計6人(GM1人、PL(プレイヤー)5人)のセッションとなりました。
お互い初対面の相手もいるため、簡単な自己紹介をしていざ会場へ。ルールのおさらいとキャラクターの準備(ライフパスの決定など)をして、いざセッションへ。
キャラクターはルールブックに記載されているサンプルキャラクターを使用しました。パーティメンバーは以下の通り。
1.炎の賢者 アッシュ
クラス:メイジ/セージ 種族:エルダナーン(エルフ)
PL:白房公介さん
!ギルドマスター!
2.剣の冒険者 アルフレッド
クラス:ウォーリア/ウォーリア 種族:ヒューリン
PL:霧崎射駒さん
3.兎耳の射手 エディス
クラス:シーフ/レンジャー 種族:ヴァーナ(兎族・アウリラ)
PL:kataribeさん
4.聖なる奏者 ローラン
クラス:アコライト/バード 種族:フィルボル
PL:ねぱさん
5.疾風の刃 ヴェントス
クラス:シーフ/ニンジャ 種族:ヴァーナ(狼族・アウリル)
PL:風白狼
シーフが二人というやや変則的なメンバーではありましたが、バランスのいいパーティとなりました。
そんなこんなでセッション開始し、オープニングフェイズ。
雑用係ばかり任されていたギルド一行は、偶然神殿にいた(※アリアンロッドの世界では冒険者は神殿の管轄下にいる)ということでグランフェルデン王女であるレティシアから緊急の依頼をされる。なんでも王国の砦の一つが妖魔に占拠され、奪還して欲しいとのこと。報酬は500G、兵士は逃げているため捕虜の心配はなく、見つけたアイテムは報酬としていい、という条件で依頼される。もちろん断る理由はなく、冒険の機会を得られたことで沸き立つメンバー達。
と、ここでエディスが王女を質問攻めにする。砦とはどんな場所なのか、内部の地図はないのか、移動に使う通路は安全なのか、帰りはどうすればいいのかなどなど。そこまで聞くか!?みたいなところもあって、(PLが)場数を踏んできたんだなあという感じが察せられました。
シーンが変わり、砦へいざ潜入。部屋に入るごとにアイテムや罠がないか探りつつ、砦内を探索します。すると、とある部屋で腕の長い異形、フォモールに遭遇。長い腕は後衛のメンバーまで標的にできるという能力に驚かされる。まあ、そのスキルで狙われたのがウォーリアのアルフレッドだったのが幸いでした。
ヴェントスとエディスの範囲攻撃「ワイドアタック」でHPを削り、アッシュの魔法「ファイアボルト」で燃やし、アルフレッドの「バッシュ」「スラッシュブロウ」で吹き飛ばし、フォモールに圧勝。戦利品は全部アルフレッドに持たせて(※携帯品が増やせる「エンラージリミット」を持っていた)、さらに探索を続けます。
分かれ道を進んだ先にあったのは、エントランスと思しき広い部屋。一部には大きな亀裂があり、その向こうには鍵がありました。なんとアルフレッド、重装備かつ荷物持ちであるというにも関わらず、6メートルの亀裂を飛び越え鍵を手に入れるという偉業を成し遂げました。ちなみに走り幅跳びの世界記録は男子8.95メートル、女子7.52メートルだそうです(Wikipediaより)。
と、ここで問題発生。本来、時間の巻き戻しはしないほうがいいのですが、GMの指示により鍵を取ったタイミングで危機感知が発生。なんと、鍵が掛けてあった場所には毒針の罠が仕掛けてあったようでした。アルフレッドは危険を察知し、毒針を避けることに成功。無事「隊長室の鍵」を手に入れることができました。
さて、ここで分かれ道のあったところまで戻り、もう一方の「スパイスの臭いがする」と言われていた通路へ進んでみました。そこは小さな厨房で、全員で家捜しした結果、肉と野菜を発見。もちろんありがたく頂戴しました。
厨房の奥へ進んでみると、会議室らしく机と椅子が並べられた場所に出ました。その部屋にはどろどろした不定形の敵。それは物理攻撃をほとんど無効化し、鎧が通じない強酸を持ち、その上毎ラウンド自己再生するという厄介な性質を持った人造生物、スライムでした。当然、一行は苦戦します。
何故かヴェントスばかり狙われ、一度は強酸を食らいつつもフェイトを使って全力で回避し、その間にアッシュのファイアボルトが炸裂。さらにアルフレッドが火力に物を言わせて物理攻撃をねじ込み、トドメにはローランのジョイフルジョイフルでアッシュにもう一度魔法を放ってもらい、どうにか倒すことに成功。非常に消耗した戦いとなり、全員がまさかこんなところに難敵がいたなんてと大変な思いをしました。
さて、回復を済ませたところでいざ「隊長室」へ――と意気込んでいたら先にあったのはまさかの分かれ道。一方は隊長室、もう一方は倉庫らしき場所に繋がっていました。宝箱の毒ガストラップを解除し、お金とかアイテムを回収。寄り道を済ませたところで隊長室へ乗り込みました。
と、ここでクライマックスフェイズへ突入。部屋には今回のボスキャラであるフォモールのエンドゥワ、そしてその後ろに暗闇から現れた羽の生えた生き物たち。エンサイクロペディアで羽のある生き物はインプという魔法防御が高く、飛行能力を持ち、さらに魔法を使ってくる相手であることが判明。作戦会議の結果、エディスが弓でインプを打ち落とし、アッシュとアルフレッド、そしてヴェントスがエンドゥワを叩き、必要とあらばジョイフルジョイフルでさらに攻撃するという方針になりました。ここでギルドサポート「運命の手」を発動し、幸運値の上限を超えてフェイトを使い、一気にたたみかけます。
結果、インプは撃ち漏らしてローランが集中砲火にあったりしましたが、宣言通りクリティカルを出したアッシュの高火力ファイアボルトと、使えるスキルとフェイトを全て使ってダメージロールで10個のダイスを振ったアルフレッドのこれまた高威力打撃でエンドゥワを瀕死にまで追い詰めます。次ラウンドでアッシュがとどめを刺し、インプは消滅してなんとか制圧が完了しました。
エンディングで報酬をもらい、得たドロップアイテムは換金して山分けして、新たな冒険を予感させるエンディングで締めくくりました。
全体的には役割が明確化されてバランスのいいパーティとしてセッションできたんじゃないかなあと思います。魔法で高火力を出せるアッシュ、物理で高火力を発揮する&頼れる荷物持ちのアルフレッド、援護射撃と探索で先導していたエディス、回復はもちろん行動回数を増やして火力の底上げに貢献したローラン、そして探索と近接攻撃で尖兵を果たしたヴェントス。
自分が使ったキャラであるヴェントスは、シーフが二人だったということもあって探索方面では実はそんなに活躍した記憶がないんですが、ただサンプルキャラクターを見たときから決めていた「誰よりも高い行動値で真っ先に敵にエンゲージして足止めする」という役割が果たせたので良かったんじゃないかなあと思います(前回参加したセッションでは敵にエンゲージされて魔導士キャラが死にかけるという出来事もあったので……)。ニンジャだったこともあって探索もアタッカーも壁役もこなせるキャラで、華々しい活躍があったとは言えないけれど、影できちんと役割が果たせて楽しかったです。
さて、セッションの片付けが終わった後は今後のオフサ会についての告知がありました。なんでも、明確にサークル化することで活動の幅を広げ、初心者の敷居を下げよう!とのこと。メンバーを増やしつつ、定期的にオフ会として集まってTRPGはもちろん、人狼や将棋といったアナログゲーム、はたまたカラオケ大会など、大人数であつまってわいわいできるようになることが目標だそうです。
集まれる人が集まれるときに開催する予定らしいので、私も今後、行けるときにまた参加したいなあと思います。
で、そんなこんなで駄弁りつつ、せっかくのカラオケboxだったのでちょっとだけ歌っていきました。そこでなんとkataribeさんがネタ曲として「女性ボーカルの曲を声真似で歌う」という特技を披露。その声の変わりように、みな唖然とし、拍手喝采を送りました。
JOYJOYを出たあとは、セッション中昼食をとっていなかったということもあって(※この時点で3時半)、ふらふら彷徨いつつ空いていた喫茶店で軽く食事をしました。その間、TRPGの醍醐味やGMとしての魅力、その他いろんなことを話題におしゃべりしました。内容は色々あって書ききれないので割愛しますが、時間を忘れて楽しく過ごせた時間でした。
と、そんな感じで解散に至り、今回のオフサ会は終了となりました。主催の白房さん、GMをしてくださったつかささん、そして参加したみなさん、今日は本当にありがとうございました。この場でお礼申し上げます。
風白狼