2014年12月 : 風白狼日記

風白狼日記

Yahoo!ブログから移転してきました。 ほぼ過去の記事残しておく用。気ままに書いていきます

2014年12月

起きたら雪が積もってました。

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吹雪いてたみたいです。

で、これだけあるんだからと雪だるまを作ってみる。

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しかしひねりがない(笑)
まあどうせなら自分らしいもの作りたいなーということで、狼の雪像を作ってみました。

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顔とか飛び出た部分は落ちちゃうかなと心配でしたが、案外作れるもんですね

 今日は衆議院選挙に行ってきました。
二十歳を迎えたばかりなので、初めての選挙権行使になります。
といいつつ、だからなんだと言う話ではあるのですがね。
強いて言えば、全部まとめて記入するもんだと思ってたので、最初に小選挙区の投票用紙だけ渡されたときは「あれ?」と思ってしまいました。
まあ、あとで別に比例代表の投票用紙ももらったので解決しましたが。
開票の時に楽なんでしょうね、きっと

しかし、普段からどこかの政党に肩入れしてる訳ではないので、どこに投票すべきか悩みました。
投票を終えた後も、あれで良かったのかなあ、なんて思ったりします。
まあ、それはこれからわかることなので、今から案じてても仕方ないですね。

あと、終わった後で出口調査?に答えてきました。
お母さんと一緒に投票所に行ったのですが、私だけ答えました。
記者曰く、「女性がつかまらない」だそうで、必死そうでした。
私が二十代だと答えると、「ありがとうございます」とちょっと嬉しそうでしたね。

ところで、出口調査はともかく、今回の投票率はどんな感じだったんだろう……
せっかく権利のある時代・国に生まれたんだから、有効活用していくべきですよ
投票だけでどのくらい変わるかはわからないにしても、考えなければいけない問題ですからね

 昨日、ずっと使ってきた携帯電話を機種変更してきました。
と言っても、役目を終えただけで本体そのものは手元にまだあるんですけどね。

壊れた訳ではないのですが、いかんせん古い上にガラケーなので、取り残されて不便なこともしばしば。
Yahoo!の路線検索もモバイル版はサービス終了したし、見えないサイトが圧倒的に増えたし……
ってな訳で、スマフォに変えました。

Xperia Z3です

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ちなみに色は「シルバーグリーン」です。写真だと見えにくいけど
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そして役目を終えたガラケー、SH004
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5年弱使ったので塗装がはげてます(笑)
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そして二つの写真を見比べて思ったこと。

……画質が全然違う!

前の機種も買った当時はそれなりに高画素のカメラを備えてたんですが、最新のスマフォには敵わないってことですねー
スマフォからの写真が受け取れない理由がわかりました。
いやほんと、新しいのを見てから前のを見るとどうしても「画質悪っ!」って思ってしまいますもん……


スマフォデビューは妹を含めた家族の誰よりも遅いですが、少しずつ慣れていきたいです

 とある講義で、「遺伝子組換え技術」に関する意見をレポートとして提出する課題がありました。
それで参考にと、特に遺伝子組み換え食品についてネットの意見を漁ってみたんですが……
あれだ。反対派の意見が要領を得なかった。酷い。
よく理解しないまま「みんなが悪いって言うから悪い」と何となく思っている人もいるようですが、
それ以上に、あれもこれも遺伝子組換え技術が悪い、みたいに言ってる意見が多数。
確かにね、技術には悪い面もありますよ。
でも、「それって本当に遺伝子組換え技術・食品が悪いの?」と言いたくなるのです。

まあ、ぐちゃぐちゃ言っててもわかりにくいので具体例を。

色々なサイトで言われているのは、「日本の表示義務はEUに比べて緩い」ってことですかね。
でもそういう意見って、「緩いのがダメ」とは言ってるけど、そもそもなんで遺伝子組換え食品がダメなのかについてはまったく触れてないことが多いんですよね。
だいたい、ざるさで言えば人工食品添加物だって同じでしょうよ……これもどの程度危ないのか微妙なところですが。

で、これは全然理解してないなと思った記事。
遺伝子組換え使用ワースト1は明治HD (My News Japan)

まあ私は全文読めないので誤解しているかもしれませんが、少なくとも最初の「異性化糖」に関する記述はおかしい。
 異性化糖とは、この記事にあるように糖の種類を人工的に変えたもののことですが、別に遺伝子組換えしてない原料からだってまったく同じものが作れますし。
どうも「遺伝子組換え作物が原料だから」という主張のようですが、「何の遺伝子組換えをした原料を使っているのか」を論議することもなしに違いを求めたってねえ……
コーンスターチそのものが非組換え体と同じなら何の問題も無いでしょうに。
なんか、遺伝子組換えって「丸ごと全部変わってる」と勘違いしてるんじゃなかろうか?
天然物だろうが人工だろうが、「できた物質がまったく同じなら同じもの」という認識が薄い気がする。
まあ、人工で天然にある物を作る場合、副生成物が問題になったりはしますがね。
でも、こういう主張をする人って、糖尿病の治療に使うヒトのインスリンが遺伝子組換えされた大腸菌から作られてても、なーんの反論もしないんだろうなー。


あとはこれとか。
グローイング・ダウト グリーンピース
遺伝子組換えの何が問題? /ATJ

上の記事に付いている動画「グローイング・ダウト」は反対派運動には役立つだろうなーとは思いました。が、やっぱり、「それって本当に遺伝子組換え技術・食品が原因なの?」って言いたい主張も混じってますね。
たとえば動画内で「学校に通う子供達の健康被害が~」とか言ってますが、別にそれ遺伝子組み換え食品を食べたからじゃなくて、農薬の被害だろうと。農薬の散布の仕方に問題があるのであって、組換え作物が一番の原因じゃない。
要は、農薬会社や行政がきちんと農薬の使い方を指定しないからこうなる。
遺伝子組換え作物があるから農薬を使うんだろとか言われそうですが、ここで農薬使う人はまず間違いなく普通の作物にだって農薬ばんばん使うでしょうよ。農薬の種類がちと違うだけで。
確かに、遺伝子組み換え作物が農薬・ラウンドアップとセットで使われてるから、そういうイメージも尽きやすいんですけどね。ラウンドアップは有効成分が「グリホサート」といって、耐性ががないとどんな植物も枯死するっていう強力な農薬なので、組換えでもしないと作物が耐えられないし。
けど、別に組み換えなくても「作物はちゃんと生えて雑草だけ死ぬ」農薬が別にあればいい訳で、それを使う人だっているはずなんですよ。
それに、グリホサートを含む農薬は遺伝子組換えと関係なく、非農耕地用の除草剤としても普通に売られてるんですよ。→Amazonで見つけた
つまり、遺伝子組み換え作物があろうがなかろうが、これらの健康被害と環境破壊は起こりうるのです。
そこはきっちりしておかなければならない。

それから、「遺伝子組み換え作物は一部の大企業が利益を独占して~」っていうのは、特許という仕組みそのものの弊害のはず。
別にこれに限らず、例えば医薬品とかで同じ問題が出る。
だから特許という制度をどうにかしない限り、仮に遺伝子組み換え作物をなくしたってまた同じように新しい技術が出てきたらぎゃーぎゃー言う羽目になると思うんですよね。
まあ特許制度がなかったら技術開発する人はたまったもんじゃないですが。その辺、もしかしたら今の経済制度が悪いかもしれません。
それに企業側も商売なので、是が非でも種を買わせようとする何かしらの仕掛けを作っているでしょうね。例えば、収穫した種をまいても生えてこないように改良してあるとか。もちろんこれは組み込んだ遺伝子を広めない意味でも重要な措置にもなりますが。

あと、「農薬や化学肥料の大量投入を前提とした改良」って、別に遺伝子組換えに限らず伝統的な品種改良でもやってることですし。いわゆる「緑の革命」が典型的な例。
ていうかむしろ、遺伝子組換えによって農薬を減らすことだってできるんですよ。
害虫抵抗性のトウモロコシ(Btトウモロコシ)とか、植えておくだけで害虫が死ぬので農薬いらず、と。
また、どちらにも抵抗性のある雑草や昆虫が現れたりしますが、グリホサートも昔から使われてきた農薬で、Bt毒素も自然界に元々ある物質(あるバクテリアが持っている)なので、何もしなくたって現れる生物ですよ。そりゃあ、遺伝子組み換え作物の登場が出現を加速させた可能性はゼロじゃないですがね。


もちろん、遺伝子組み換え作物が原因の問題だってあります。
組み換え体や交雑種が在来種に取って代わる遺伝子汚染はきちんと取り締まらなければいけない問題です。
それにビデオで述べられていたとおり、生産性が向上しないというのなら、一考の価値はあります。
一応、私は農学部ですから。

長々と書きましたが、言いたいのはこういうことです。
因果関係をきちんと理解しないまま
盲目的に悪いと決めつけることは、根本的な解決に繋がらない。
批判するときは「何が問題なのか?」をきっちり見据えてから、意見を述べる必要がある。
加えて、特にネットのような匿名性の高い情報は、本質を突いているのか見極めることも必要です。
流されているだけでは何も変わりませんから。


ぐちゃぐちゃと考えて、ふと、EM(有用微生物群)の話を思い出しました。
詳しくは調べてないのですが、あれって「わからないけど有用な何かがある便利な物」という、いわゆるエセ科学らしいですね。そもそもどのくらい信じている人がいるかも知りませんが。
で、なんでこれを思い出したかというと、宣伝文句の「様々な効果をもたらす」という辺りに、ちょっと共通点があるんじゃないかなと思ったんです。
あれもこれも持っているパワーのおかげだと褒め称えられるEM。
かたや、あれもこれも直接的な原因でもないことまで悪いと責め立てられる遺伝子組み換え作物。
なんか、根底にある思想は似てる気がするんですよ。
いいことは全て神のおかげ、悪いことは全て悪魔のせいというような、盲目的で、どことなく偏った宗教っぽさがあります。
後者は今の子供には「全部妖怪のせい」と言うとウケるかもしれません(怒られる)

言ってしまえば、思考が停止している。
まあ、一番楽な考え方ですがね。自分の信じる善が全て善で、信じる悪が全て悪という構図ですから。
けど、それってどうなのと思う訳です。
せめて「地球上で最も賢く知性のある生き物」を自負するのであれば、自ら考えて判断することくらいしたらどうなの、って感じです。
案外こう言うのが人間の本性だとしたら、なんだかなー……

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