秋を先取り!三沢基地祭りへ往復1600㎞のバイク旅:どすこいライダー鬼怒川自転車日記:SSブログ
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秋を先取り!三沢基地祭りへ往復1600㎞のバイク旅 [旅行]

こう先が見えないと本当にイライラしますね。

何時に成ったら少しは過ごしやすくなるのか?夏バテ?後遺症?気分的な問題?とにかくやる気が起きません。

だからという訳でもないのですが、9月8日開催の青森県にあるアメリカ空軍三沢基地のオープンハウス(基地祭)に行った記事が今頃出ます(苦笑)。


さて、何時もは車で行き、昨年は車中泊を利用して行ってますが、今回はオートバイで、特に往路は下道使い、ノンビリト東北の太平洋岸、特に三陸海岸をツーリングするのが主な目的でした。


今回下道中心のツーリングで青森まで行くとなるとほぼ二日かかると見越して、前日の7日に現着してノンビリできるように、5日の早朝4:00に自宅を出ます。

日程に余裕があった方が焦って無理しないで済むので安全です。


暗いうちは大好きな変な裏道(笑)は危ないので、暗いうちは国道4号線を北上して、郡山に入る頃には今度は通勤渋滞を避けるために裏道に入り、相馬市で太平洋岸に出ます。


この辺りのルートは何度も走ったこともあり、宮城県の女川まではバイクで行ったこともあるので、初日はこちらを目指して走ります。


宮城県山元町付近で海が見たかったので、休憩で浜吉田の海岸に出ます。

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震災以降、福島県から宮城県の平野の沿岸部は、この堤防が延々と続いています。
この日は暑いは暑いのですが、海岸に出ると内陸のようなムシムシ感はなく、結構快適に走れました。
まあ、普段は沿岸部でも海鮮物はあまり好きでないので選びませんが、せっかくなので、この先の「鳥の海港」のお店で「ヒラメの天丼」を頂きます。
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肉厚で柔らかく、美味しい魚の天ぷらは、アッサリしていて食べやすく、疲れた胃でも問題なく頂けました。
しかし、ここまで鮮度が良ければ、同じヒラメでも「浸け丼」にすればよかったのかな。

さて本日の宿泊先の女川は、あまり日帰り温泉がないような感じで、松島から内陸部に入った温泉施設に行こうとしたら、やはり温泉施設の横に小さな看板があり「元湯 湯ノ原温泉」とあって田んぼのあぜ道を入っていきます。
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すると、随分歴史を感じる古い温泉宿が現れました。
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ここは、江戸時代から近くのお寺さんの参拝客相手の湯治場として始まった温泉のようで、入浴施設は流石に最近改築されていたようですが、随分趣のある温泉でした。
しかし、この辺りはかれこれ20年以上前から「松島基地祭」見学で通過していたはずなんですが、全く目に入らなかったというのもお恥ずかしい。
やはりキツキツで予定を組んで移動しているときと、時間に余裕があってあまり焦らないで移動しているときでは、目に入る風景が違ってくるのでしょうね。
この後海岸線沿いに出ないで、内陸側に回り込んで石巻市の中心地をかすめて、女川に到着します。
ここは以前宿泊したことのあるトレーラーハウスのビジホで、こういう作りは「隣のイビキやどんちゃん騒ぎ」が聞こえにくいので(笑)結構快適です。
翌日はある意味今回のメインイベントの「三陸海岸ツーリング」の開始となります。
早朝はまだ曇っていますが、気温は低く走る分には爽快です。
ちなみに三陸海岸は高速道路の無料区間が続くので、長距離移動の車はほぼそちらに流れますが、自分はより海岸沿いに近い旧道に進みます。
すると、本当に頻繁にこういう表示が現れます。
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三陸海岸は皆さんも学校で習った(ハズですが?)、「リアス式海岸」で、ノコギリの様にギザギザの海岸線で、港湾や平地があるのはV字型に切れ込んだ海岸線の奥に「猫の額」の様にあるだけです。
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震災では此処に津波が収束して、非常に高い標高まで津波が押し寄せました。
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現地でここを見て振り返ると、驚くほど標高の高いところまで津波が押し寄せたことがわかります。
さて、まだ11:00ちょっとすぎですが、こういう地方は飲食店がこちらの都合よくあるわけでないので、早めに取ろうと、グルメ妖怪アンテナを起動させていたら、このお店にたどり着きました(笑)
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このお店「麺飯店 喜楽」さんは地元住人に長い事愛されている有名店で、駅前に有ったのが震災後こちらに再建されたそうです。
チャーハンを作るために振るう中華鍋の音が絶えない店内で、本当は麺類なんでしょうが、チャーハンと、野菜たっぷりのスープを頼みます。
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鶏ガラをタップリ仕込んだお店自慢のスープがすべてのメニューの基本であり、おそらく先代から引き継いだであろう娘さんが作る伝統の味は、久しぶりに「街中華の王道」を味わいました!!
今度は中華スープをベースに作られた「ラーメン店のカレーライス」を食べに行きたいです!
このお店の駐車場から奥に上り坂に成っていきますが、一の一番奥まで津波が到達しています。
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そして反対側の下り方向ですが、要するにこれらの風景が震災当時すべて海面の下に成ってしまったという事で、所々空き地とかはありますが、ここまで現地は復興出来ました。
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現地の方々とも色々話しましたが、我々みたいな外部の人間は時々来ては偉そうなこと言いますが、現地の方々からすれば2011年3月11日から現在まで、ずっと時計の針は動いているし、現状も完全復興には程遠いという事で、「見た目はともかく、現状は櫛の歯が欠けたようで、とても復興とは・・・」というお話でした。
これは国道にまんべんなく設置されている標識の説明ですね、非浸水区間の高いところには「もしもしピット」という退避エリアが設けてあり、そこから通報できるようになっています。
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夕方ごろには目的地の八戸市に到着で、気温は高いですが空は鱗雲が流れてすっかり秋の空です。
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翌日は航空祭前日ですが、ここ三沢は何度も来ているので概ね周囲の状況も把握していますし、ウロウロしていると疲れるわガソリンも減るわで良い事も無く、以前来たアプローチラインの真下にある海岸線に行きます。
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見晴らしがよく離着陸の機体が真上を飛ぶ絶好のビューポイントで、ここで椅子を出してお菓子を食べて、PADでアニメを見ながら一日のんびり過ごしました。
前日だとよその基地からくる外来機が時折通過していきます。
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今回は撮影する気は全くないので、カメラさえ持ってきていません。
もうそういうのは飽きてきたというのもありますし、雰囲気を楽しみたいという方向に落ち着いた感じですね。
まあ、昨今「撮り〇〇」はどの世界も疎まれる存在というのも大きいですね。
「X」でも書きましたが、地方の旅行ではさぞ地元の山海の珍味と地酒で酒池肉林!と思われているのかもしれませんが、この日の夕食はコンビニで買ったPBの安い缶酎ハイと「南部せんべい」です。
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此処に限らず旅行の夕食&晩酌はコンビニ飯が普通になりましたね。
あっ、でも我慢したから南部せんべいではなく、これぞ地元のソウルフードだし、第一僕が大好きだからという事もあります(笑)
航空祭当日は、先日と同じ場所に陣取って飛行展示を楽しみました。
ブルーインパルスは無しですが、ここ三沢は見ものが多く飽きる事はありません。
噂のF22ラプターは来なかったようですが、個人的には航空自衛隊のF35Aの飛行が印象的で、302飛行隊はこの機体の飛行特性をモノにしているのだなという印象でした。
戦闘機という物は、特に最新鋭機の場合など実際の戦術作戦に運用できるようになるまではかなりの時間と手間が必要なモノで、まして今まで存在していなかった種類の性格や性能を有するF35を、実際使えるようにする苦労は多くの人達の想像を絶するものだと思います。
さて午前中で飛行プラグラムは殆ど終了しているので、お昼前に現地を出てこの人宿泊地の宮古まで今度は三陸海岸沿いを南下します。
この日の午後は快晴で、本当は高速使って早めにホテルにという計画でしたが、
あまりに気持ちが良いので予定をすっ飛ばして、下道の果てなく上下左右にクネル国道45号線で、ノンビリ走りを堪能しました。
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しかし、結果として往復1600㎞走って思いましたが。このADV160は、本当に旅の相棒として「頼りになるマシン」で、色々な環境や路面状態を安心して長距離走る事が出来ます。
パワーや操縦特性や音や振動など、特筆して優れてたり官能的という訳では無いのですが、「過不足なく癖も少なく神経を使わないで安心して走れる」というバランスの良さが、本当にロングライド向けだと思います。
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翌日は宮古市から宇都宮市の自宅まで帰り着くプランですが、天気情報を子細に検討すると「内陸部で午後の遅い時間程天気が悪化する」感じで、各地の天気予報というより広域で雨雲レーダーの予想を見ると、沿岸沿いに南下して、できれば日没前に帰宅するというプランになりました。
ただしGoogleMapdeでルートを検索すると540㎞程となり、これは下道だけでは宇都宮到着は夜中になる勢い・・・要するにほぼ不可能で、基本的に高速を使って、雨雲を避けつつ出来るだけ早く南下して、状況見て内陸部の裏道辿って帰宅するというプランで帰宅しました。
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ADVは普通二輪とはいえ160㏄しかないので、100㎞/h巡行も不可能ではないのですが、高回転で回り続けるエンジンの回転数を見ていると、心理的に「大丈夫かな」と感じてしまい、90㎞/hで巡行したくなります。
朝の7:00にホテルを出て、結局雨雲は全て回避して濡れることなく、18:00ちょうどと何とか暗くなる前に自宅につきました。
なんかバイクで走っていました・・・というだけの記事に成っていますが、気分的には走りに行ったようなもので、みちのくは一足早く秋の気配が訪れていたので、気分的にもスッキリして良いツーリング旅行になりました。

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