Buell Japanからやっとリリースされました。
言葉になりません・・・
以下、前文です。
こんにちは。エリック ビューエルです。
私は、1983年以来ごく僅かな仲間とともに、ウィスコンシン州でアメリカ製のスポーツモーターサイクルを作り続けてきました。われわれの製品は世界に通用する、人々を驚愕させまた興奮させるようなモーターサイクルでした。ですから、少々感傷的にこのときを迎えたことをお伝えせざるを得ません
― 我々はBuell製品を今後製造しない、という決断を下しました。
私にとって、多くの従業員やサプライヤーの皆さんとともに働くことが出来たのは本当に光栄なことでした。我々は数々の業界初の技術 ― 例えばマスの集中化、ZTLブレーキ、エンジン下にぶら下げられたマフラーやフューエル・イン・フレームといった技術を導入してきました。
この9月には、初めて挑戦した最高峰クラスでのロードレース、AMAプロ・レーシング・スポーツバイク選手権のタイトルを、多くの日本や欧州のメーカー系のチームを退けて、Buellのプライベート・チームであるGEICO Buellが獲得して見せました。これはまた、我々の技術力が世界に通用するものであったことの証明にもなりました。
またこの数年、多くのBuellライダーと知り合えたことは本当に幸運でした。
みなさまBuellライダーの皆さんは本当にすばらしく、個性的で、自由な発想を持ち、また、まさに仲間同士の付き合いのごとく深く、情熱的で真摯な関係を築くことが出来ました。
残念なことにBuellは今後新車を製造することはなくなりますが、ハーレーダビッドソンがそのあとを受け持って、皆さんが既にBuellライダーであろうとまたこれから新車をご購入くださる方であろうと、十分な車両保証や今後の部品供給、サービスの提供などについて市場ごとの条件に合わせてお約束いたします。
我々のディーラーでは、Buellの新車を在庫のある限り販売させていただきます。
もしご興味をお持ちであれば、在庫がなくなってしまう前に是非お近くのディーラーを訪ねてみてください。
Buellは誇るべきアメリカならではの技術と伝説的な歴史を誇る、本当にすばらしいモーターサイクルです。
私は、今後とも革新的な技術とすばらしいハンドリングで世界を席巻した、この小さなアメリカのスポーツバイクメーカーに誇りを持ち続けてゆきます。
我々は、たとえ少人数であっても、情熱と豊かな発想に裏付けられたチームであれば業界の大手にも十分に立ち向かうことができることを証明して見せたのですから。
私個人としては、引き続きハーレーダビッドソンとともに、さまざまな形で最新の商品技術をライダーの皆さんにお伝えしてゆき、さらにはモーターサイクルにまつわる全ての楽しみを将来に向けて発展させていくことを、心待ちにしています。
是非、誇りを持ってBuellとのライディングを将来にわたり、お楽しみください。
皆さんの前に広がる道が、私のこの26年間がそうであった様に、冒険的で、実りあるものであることを心より願ってやみません。
2009年10月16日 Buellモーターサイクルカンパニー 会長兼最高技術責任者 Erik Buell