ハリウッド映画が大好きな学生は、「アメリカに留学して、アメリカで映画の仕事をしたい!」と考えますよね?
どこへ通ったらいいの?
どうやったら就職できる?
と悩んでいませんか?
元業界人としての結論は、アメリカ留学をお勧めしません!
理由は3つ
- 日本では役に立たないから
- 現実的ではないから
- 自主制作で成り上がるしかないから
厳しい現実とともに解説します。
やめておけ!アメリカ留学で映画を学ぶ意味はない3つの理由
日本では役に立たない
元プロとして、アメリカ留学は役に立ちません。
理由は3つ
- 必ず下っ端スタートだから
- 学歴は関係ないから
- フリーランスになるから
必ず下っ端スタートだから
就職したら必ず下っ端スタートです。
専攻や学歴は関係なく下積みとなります。
学歴は関係ないから
日本の制作会社に就職するなら、大学や専門学校卒業でなくても関係ありません。
制作会社の募集要項を確認すると、「高校・専門学校・大学・大学院卒業見込み」を幅広く募集していることが多いです。
私は、普通に日本の大学を卒業(経営学)ですが、一番下っ端である制作進行やアシスタントとして問題なく働いていました。
フリーランスになるから
就職しても最終的にフリーランスになる場合が多いです。
つまり、フリーターです。
映像業界は、フリーランスの集まりです。
業界の実態を考えても、将来は退職してフリーランスに転身する可能性が高いです。
アニメや映画は、最高責任者であるプロデューサーがフリーランスを集めて作るので、「会社で映画を撮る」という感覚はありません。
これが日本の映画業界の実態です。
現実的ではない
- ビザの問題
- 費用の問題
- 英語力の問題
など問題は山積みです。
アメリカで外国人就労ビザをとることは不可能と考えたほうが現実的です。
期間にもよりますが、費用は1000万円レベルの覚悟が必要です。
今は円安ですから、もっとかかると考えるべきでしょう。
圧倒的な英語力がないと、なんとか留学試験に合格しても、アメリカで留学生向けの英語授業をみっちりと受ける可能性もあります。
全然、映画製作の勉強どころではなくなります。
自主制作で成り上がるしかない
アメリカで成功したいなら、自主制作作品を発表して成り上がるしかありません。
つまり、学生同士で費用を確保して俳優をそろえて、企画から発表まで全て学生で行うことです。
なぜなら、国際映画祭の評価が必要だからです。
例えば、映画監督を目指すなら、サンダンス映画祭に作品を応募します。
アメリカの映画会社に就職すれば、いずれは映画監督になれると考えているなら大間違いです!
繰り返しですが、自主制作作品を発表して成り上がるしかありません。
あなたには、その気力がありますか?
もう一度考え直してみましょう。
有名な3校
- ニューヨークフィルムアカデミー
- ロサンゼルスフィルムアカデミー
- カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校
以上の3校は、インターネット検索するとすぐヒットする有名校です。
でも、費用がとんでもなくかかりますので現実的ではありません。
就職に有利にもならないし、アメリカで就職もできません。
スタッフになりたいなら東京の専門学校で十分
映画製作のスタッフになりたいなら、日本(東京)の専門学校で十分です。
なぜなら、映画祭に自主制作映画を応募することは誰でもできるからです。
例えば、日本の専門学校に通いながら学生同士で自主制作映画を作ります。
インターネットを通じて、作品を国際映画祭に応募することも可能です。
有名校の方がチャンスが多いなんてことはありません。
ご自分のリサーチ不足と英語力の不足が原因です。
繰り返しですが、日本の専門学校で十分です。
まとめ
元業界人としての経験から、アメリカ留学して映画を学ぶことをお勧めしません!
理由は3つ
- 日本では役に立たないから
- 現実的ではないから
- 自主制作で成り上がるしかないから
自主制作とは、学生同士で費用を確保して俳優をそろえて、企画から発表まで全て学生で行うことです。
例えば、日本の専門学校に通いながら自主制作映画を作って映画祭に応募することも可能です。
有名校の方がチャンスが多いなんてことはありません。
繰り返しですが、アメリカ留学して映画を学ぶことをお勧めしません!
この記事が、「アメリカに留学してアメリカで映画の仕事をしたい!」と夢を抱く学生が、考え直すきっかけになると嬉しいです。
以上、「やめておけ!アメリカ留学で映画を学ぶ意味はない3つの理由」でした。