2024年 03月 08日
偏食にも意味がある? |
孫娘の偏食に一応、付き合っている。
彼女が食べられないもの、食べたくないものリスト
*酢っぱいもの。だからサラダも漬物もジャムもダメ。
*辛味のあるもの。インドもタイも中華もほとんどダメ。
*ほとんどの野菜。
(例外は人参、ほうれん草、芋、大根、キュウリ)
*生魚。
*クリームスープやクリームシチューのような
ドロドロした物。
おかしなことに娘の息子たちと
偏食の傾向が似ている。
彼女がモリモリ食べるのは肉やケーキ
朝食はシリアルとお茶、
昼食も平日は「街中のスタンドの焼きソーセージでも
学食でもマックでも好きなもの食べて」と言ってあるから
頭を悩ますのは夕食だけ。
到着した最初の晩は
希望に応えてシュニッツェル(トンカツ)と
フライドポテトに人参のグラッセを出した。彼女は
ブロッコリーとインゲンには手は出なかった。
次の日はピッツァレストランに行った。
サラミの大きなピッツァを平らげたので驚いた。
「日本のはアメリカンで、もっと生地が厚い」
と教えてくれた。
私はこちらのピッツァでも一切れ以上は
食べられないので、注文することはない。
その後の夕食は
ハンバーグとほうれん草添え
すき焼きもどき、餃子、唐揚げなど
肉中心の献立にして、相棒と私だけが
普通のサラダや野菜を食べている。
19年間以上、野菜をほとんど食べないで
成長してきた彼女は元気だから
偏食でも支障はないのだろう。
前にも紹介した、今読んでいるこの本
に面白い実験結果が出ていた。
カナダの女性研究者が乳幼児を対象に、
数週間、赤ん坊や幼児にさまざまな食材を出し、
子供たちが食べたいものだけを
食べさせる実験をした。
するとほとんどの赤ん坊や幼児は
自分の体に必要なものを必要な時に
正しく選ぶことが判明したとか。
ある栄養素を十分に食べた後には
もう食べなくなったという例が多いそうだ。
動物だけでなく人間も、
自分の体に必要な食物、
必要な栄養素が入った食物を
無意識に選ぶ能力がある、
ということをこの実験は示唆しているようだ。
この本の著者自身の娘も、ある幼児期に、
突然、トマトを毎日食べ続け、
その後はまたトマトを拒否したそうだ。
体がトマトを必要としている時期だけ
この子供は食べたという解釈。
この実験が何を意味しているのか
詳しくはわからないけれど
面白い結果ではある。
それに、上のカナダ女性の研究では、
実験前には疾患を持っていた乳児が
この実験で好きなものを食べたおかげか
疾患が治ってしまったという。
これが本当だとすれば、
偏食にも理由がある、ということなのかな。
娘の二人の男子たちも偏食が激しい。
次男などは餃子の皮だけ食べて中身は残す。
それでも二人とも心身ともに元気に成長している。
ある友人の娘二人も
子供時代から野菜も果物もまったく食べなかった。
それでも二人とも美しい女性へと成長し、
一人は小児科医、もう一人は脚本家になり、
二人とも三児の母親だ。
孫娘の食事作りでも、
もっと気楽に構えようとは思うけれど、
材料がこれだけ制限されると
作りにくいなあ。
あ、そうそう。
昨日の科学番組は
アメリカでのこんな調査結果を教えてくれた。
出された料理に卓上で
時々塩を振りかける習慣がある人は糖尿病にかかる確率が
統計的には11%ぐらい増え、
時々でなく毎回、塩を振りかける人では糖尿病の確率が
25%ぐらい増えるとか、、、。
塩と糖尿病との関係は知らなかったー。
どうしてそうなるのかが知りたいところ。
by Solar18
| 2024-03-08 21:02
| 健康
|
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Comments(8)
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shisouan at 2024-03-08 22:11
勉強になりました。
偏食という言葉も疑って掛かる必要が有りそうですね。
偏食という言葉も疑って掛かる必要が有りそうですね。
1
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tsunojirushi at 2024-03-08 23:49
だいぶ前、何かで、「草食動物の体質」に生まれた女性の話を見ました。
幼い頃から、原因不明の病に次々と見舞われ、やっと生きてるみたいに生きてきて、ある時、食べ物が身体に合っていないのでは…と診断してくれる人に出会い、身体が分解できるものを詳細に調べ、以来、まさしく草食動物のようなものだけを食べるようにしたところ、とても元気になって生きられているというようなお話でした。
言うなれば、うさぎや山羊にお肉やパンを食べさせるようなもので、そら、病気になるよね、なんだけど、すごく不思議だなと思いながら見たのを覚えています。
その人に合う食べ物がそれぞれにあるのかもしれませんよね…。
幼い頃から、原因不明の病に次々と見舞われ、やっと生きてるみたいに生きてきて、ある時、食べ物が身体に合っていないのでは…と診断してくれる人に出会い、身体が分解できるものを詳細に調べ、以来、まさしく草食動物のようなものだけを食べるようにしたところ、とても元気になって生きられているというようなお話でした。
言うなれば、うさぎや山羊にお肉やパンを食べさせるようなもので、そら、病気になるよね、なんだけど、すごく不思議だなと思いながら見たのを覚えています。
その人に合う食べ物がそれぞれにあるのかもしれませんよね…。
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Solar18 at 2024-03-09 00:10
> shisouanさん
まあ、それでも加工食品やコーラばかり飲食していては良くないかも知れませんが。
まあ、それでも加工食品やコーラばかり飲食していては良くないかも知れませんが。
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Solar18 at 2024-03-09 00:13
> tsunojirushiさん
それは納得できる話ですね。面白いです。
草食動物も様々な植物を分解して栄養素にしなければならないので、それに合った様々な微生物を腸内に持つし、様々な植物に含まれる毒物対策も体がしていると、この本にも書いてありました。動植物って、本当にうまくできてるんですねえ。
それは納得できる話ですね。面白いです。
草食動物も様々な植物を分解して栄養素にしなければならないので、それに合った様々な微生物を腸内に持つし、様々な植物に含まれる毒物対策も体がしていると、この本にも書いてありました。動植物って、本当にうまくできてるんですねえ。
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eblo at 2024-03-09 00:26
私は栄養のバランスを気にしたことはありません。賞味期限が近いものから食べて行くという感じです、料理もしないから毎食似たようなものばかり。トマトの話、経験から納得できます、私も同じなので。
それでもたまに、肉を食べなくては、野菜を食べなくては…と身体が教えてくれます。
普段粗末な食事を続けていると食べたものの殆どが栄養になるのかもしれません。そのせいかお医者さんにかかるのは目と歯くらいです。
目は歳のせい、歯は虫歯の治療はしていますが未だに全部揃っています。
何の根拠もなしに健康は固い食べものが食べられる歯からではないかと思っています、とっくに90歳過ぎた一人暮らしの元気な友人も歯が全部揃っています。
それでもたまに、肉を食べなくては、野菜を食べなくては…と身体が教えてくれます。
普段粗末な食事を続けていると食べたものの殆どが栄養になるのかもしれません。そのせいかお医者さんにかかるのは目と歯くらいです。
目は歳のせい、歯は虫歯の治療はしていますが未だに全部揃っています。
何の根拠もなしに健康は固い食べものが食べられる歯からではないかと思っています、とっくに90歳過ぎた一人暮らしの元気な友人も歯が全部揃っています。
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at 2024-03-09 11:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Solar18 at 2024-03-09 15:59
> ebloさん
ああ、なるほど、納得が行きます。
歯が揃っているなんて、羨ましいです。私は半分以上は嘘の歯(ブリッジとか被せとか)で残った歯も怪しいです。これは遺伝なのではないかと、、、。
代わりに目だけはいまだにメガネなしで遠くも近くも見えるので、人は本当にそれぞれですね。歯の理論からいくと、私は先が長くはないようです。硬いものは食べられますが。
ああ、なるほど、納得が行きます。
歯が揃っているなんて、羨ましいです。私は半分以上は嘘の歯(ブリッジとか被せとか)で残った歯も怪しいです。これは遺伝なのではないかと、、、。
代わりに目だけはいまだにメガネなしで遠くも近くも見えるので、人は本当にそれぞれですね。歯の理論からいくと、私は先が長くはないようです。硬いものは食べられますが。
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Solar18 at 2024-03-09 16:48
鍵コメさん
御免なさい。色々気が転倒していて、読み落としてしまいました。本当に失礼しました。遅ればせながらお返事を書きました。どうぞお許しを。
御免なさい。色々気が転倒していて、読み落としてしまいました。本当に失礼しました。遅ればせながらお返事を書きました。どうぞお許しを。