2024年 11月 06日
幸運な出来事とハーフ少年から見た東京 |
昨日ひとりで昼食(晩飯の残り物とオムレツ)を食べていたら、
突然、口の中でガリっと音がした。
「まさかマッシュルームに石が隠れていたとは」
と思いながら、ガリの正体を取り出したら、
エー、私の前歯だよ!正確には差し歯
ということは、と鏡を見たら、ウー、
右の前歯(正面の隣の歯)の場所が暗黒空間。
差し歯を支えていた本来の歯の小さな芯だけが見える。
ダメもとで歯医者さんの電話をかけた。
普段なら電話を取るのは助手か受付だけど
今回は歯医者さん(女性)その人だった。
ここが最初のラッキー。
早口で私の名前(日本語名だからドイツ人には難しい)を言ったのに
彼女はすぐに私だと了解してくれて、カルテを見て
「うーん、実物を見ないとなんとも言えない。
今日は混んでいて、、、」とあちこち紙をめくる音。
私はハラハラハラハラ。歯抜け状態をいつまで続けるか
買い物などへの外出にも躊躇しそう。
「15時45分に来てみてね」と言われて
電話の前で拝む思い。これが2つ目のラッキー。
幸い、歯医者さんは家から徒歩で5分、
歯抜けを誰にも見せることもなく到着できた。
私が歯医者さんに「ハロー」と言った瞬間に
彼女は「あ、これなら治せるわ」と言った。
結果はその通りで、抜けた差し歯を磨いて
穴にセメントを塗って、
元の歯の「切り株」に被せて、
セメントが乾くまで待って完成。
全部で20分も掛からなかった。
これが3つ目のラッキー。
あー、運が良かった(と歯医者も言っていた)。
娘の長男(13歳半)に「今回の日本への旅行で
一番面白かったこと、一番驚いたことを教えて」
とLINE(じゃなくてsignal)したら、
「一番面白かったのは東京。
狭くて人がたくさんいるから、
それに建築物がクールだった。
驚いたのは、どんな建設現場にも
旗を振って誘導する警備員が最低5人はいたこと
(ドイツの工事現場には警備員はいない。
通行人は勝手に気をつけろ、というわけ)。
全体として、日本旅行は素晴らしかった」
と書いてきた。
彼が今回訪ねた京都、高山、鎌倉、
花巻の温泉などよりも
東京を面白いと感じたことが面白い。
今回が三度目だった。以前は幼かったから、
意識して日本を体験したのは、
今回が初めてかも知れない。
遠く離れていて、
彼とゆっくり話せないのが残念だけど、
こういう話ができるほど彼が大きくなったことが
驚きかつ嬉しい。
前歯は今のところ、しっかりくっついている。
お願いだ、死ぬまでもってくれ!
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by Solar18
| 2024-11-06 01:09
| 日本
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