☆笑顔で忍耐強くあれ.このシリーズ、かなり生々しく書きました。
中国の批判を冒頭に書き、韓国の問題まで申し上げました。
読者の皆さま、いかがお感じになられたでしょうか。
この情勢で日中問題は対話で解決できるでしょうか。
日韓も対話で解決できるでしょうか。
残念ながら魔法のように解決できる方法は見当たりません。
10年後、20後は可能かもしれないけれど、今すぐできません。
その理由は、国民に根強くある歴史問題への怒りと、地政学的安全保障と、政治や経済などが複雑に絡み合っているからです。
先日の聖教新聞に、フィリピンSGIの紹介記事がありました。
フィリピンは地理的条件からメンバーが一堂に会すことが困難であり、
最寄りの開館までバスや船を乗り継いで移動するために、
片道10時間かかる同志がいるそうです。
彼らはその不便の中で集い、小説・人間革命を学んでいるそうです。
フィリピン人のメンバーの太陽のような笑顔を見て、
香港や韓国の学会員のことを思いました。
心の底から、アジア人同士、仲良くしたいと思いました。
さて、尖閣も竹島も、小さな無人島ではありますが、
領海、国防、海運、漁業から見れば重要な意味を持ちます。
でも、この問題もアジア全体の平和、安定という共通の利益から見れば、
やはり次のような思考になるのです。
「
尖閣や竹島の小島一つが何であろう」
「
アジアの兄弟姉妹がケンカして何になろう」
所詮、経済も軍事も外交も、人間の幸福のためです。
その目的、「何のため」がいつかエゴに傾き、利他を亡失するとき、
人間関係も国同士の関係も正常に機能しなくなります。
大事なことは、批判されよとバカにされようと、にっこりと微笑んで、誠実と温かい心で平和外交を、10年、20年、30年、50年、100年と続けていく以外にありません。
過日「功徳を受ける信心」と題し、書いた記事があります。
sokamori2.exblog.jp/20452596/ここに福運を消す重大な問題を池田先生が指導されているのです。
「恐るべきことは、すぐに人を批判したり、ねたんだりする習性です。
それは、自分がこつこつと積み上げてきた福運を消すだけでなく、
心を暗くし、生命を重くします」という内容です。
「すぐに批判する、ねたんだり、恨んだりする」・・
この性質は「恐るべきこと」、すなわち不幸の根源であると、
池田先生は指導されているのです。
国の政策として反日を掲げ、愛国心を作るという方法は、
結果、ヒステリックで貧しい精神を育むことになりかねない。
ゆえに韓国も中国も長い目で見れば損をするということでしょう。
ですから、批判ではなく励ましを、恨みではなく尊敬を作り、
三国が仲の良い兄弟姉妹を目指し歩むことしかないのです。
このことを、中国と韓国とに伝え続けなければなりません。
周恩来は次のように言っています。
「
土地は南北を問わず 人は肌の色で分けず 世界の人々は皆兄弟。
その時になれば世界は大きく変わる」
この文書の記事URLを以下に示します。
sokanomori.exblog.jp/16901891/「
世界中の人々が皆兄弟姉妹になるべきだ」
周恩来のこの思考は、池田先生の思想と不二です。
私たちは今一度、池田先生の「
日中国交正常化提言」の原点に戻り、
提言内容を深く学び、日本と中国、あるいは日本と韓国との関係を
良好なものにするための決意と努力を始めるべきです。
6年前まで三国が兄弟姉妹の平等で敬意に満ちた時代がありました。
その時代を取り戻すために忍耐強く対話し、
一方で理不尽な要求(慰安婦や徴用工問題など)には応じることなく、
両国に渡す金の橋を永遠ならしめなければならない。
私たちは池田先生の弟子であり、その使命の継承が必要です。
その比類なき精神で、日中、日韓の関係を修復しなければなりません。
日中国交正常化提言の記事URLを以下に示します。
sokanomori.exblog.jp/20783248/中国も韓国も日本も、いずれにしても答えは一つしかありません。
それは「
共存共栄」と「
三国平等」の世界です。
そして、お互いがお互いの良いところを認め、
互いに持つ欠点に寛容になることです。
このごく普通の人間関係に見られる方程式を根本にして、
国家間の利害関係を智慧を出し合って改善していく・・
そのことを創価学会員は基盤に持つべきでしょう。
結論は「防衛はしっかり、外交は笑顔」です。
自衛隊や米軍による防衛を怠ることはできません。
その上で、笑顔で「恒久平和を作りましょう」と温かく接する。
その決意(誓願)と祈りと行動しかありません。
そして民間交流を沢山することでしょう。
交流を一貫させ、年輪を重ね、台風も大雨にも耐える信頼の絆を作る。
これが韓国やアジア諸国も含む「中国と創価学会の関係」であると主張し、本カテゴリの結論とさせて頂きます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
全40編になった「中国と創価学会」カテゴリを以下に添付します。
https://sokamori2.exblog.jp/i63/以上でシリーズを終了といたします。
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