☆竜巻1つで崩壊する。
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そんな私であったが、やがて、それなりの規模を持つ会社に転職した。
37歳で家を建て、43歳の時にその家を売って新しく家を建てた。
小さな厨子だった仏壇は、大きな仏壇へと姿を変えた。
駐車場はクルマが3台駐車でき、小さいながらも庭もある。
屋根には太陽光パネルが載っているし、道路に面する植栽には公明党の看板まである。しかし、家はまだ自分のものではない。
ローンを支払い終わっていないからだ。
○一寸先は闇。
人生は「一寸先は闇」である。
私は家を購入し、ローンを月々、支払っているが、明日、竜巻が来て、吹き飛ばされたら残るのはガレキと借金だけとなる。
では、そうなったらどうするのか。
私はもう一度家を建て、残された借金と新たな借金とを払うのだろうか。
それは難しい。もう一度再起できるほど若くはないから。
生活とは、アクシデント1つで崩壊する。そのぐらいもろい。
では、竜巻が来なかったとする。で、あるなら、大丈夫だろうか。
交通事故に遭うかもしれない。病気になるかもしれない。騙されるかもしれない。今の時代、10年売れ続ける商品もない。では、会社が倒産するかもしれない。
栄枯盛衰、おごれるものは久しからず。商売は荒海の小船のように不安定だ。
しかも、夢を現実にし、実力を付けたとしても年齢と共に老いていく。
加齢と共に、攻めから守りへとどうしても変化せざるを得ない。
安全に歩みたいが、あやういこの世である。
一体、いかなる方法で歩むべきなのか。
○生活力を築く。
家を一件建てて、普通に生きる‥
ただ、それだけのことだとしても、いつも不安を抱えながら頑張って、頑張り抜かなければ実現できない。
現実に、どれだけ多くの人たちが家を建て、家を維持できず、家を失い、借金に苦しんでいることだろう。
普通に生きたくても、普通に生きられない人たちが沢山いる。
大事なことは、何だろう。君よ、忘れるな。
大事なこととは、生活力だ。仕事をし、対価を得て生きることだ。
言い方を変えるなら実力だ。それが竜巻をも凌駕する、根本の力である。
鍬をもち、バケツをもって外に出よう。
そして、身の周りの雑草を抜き、耕し、生活の領域を広げよう。
仕事を通じていろいろな人に会って、大いに学ぼう。
そして、1つ1つ、全部やり切ることである。
疲れていても歯磨きをしよう。やらなければ虫歯になる。
必要最低限、やるべきことを全部やらねばならない。
普通のことを確実にやり抜くという労苦の果てに、やっと平凡な素晴らしい生活が待っているのだ。
もし、普通以上のリッチな生活がしたければ、普通以上に工夫し、頑張ることだ。
棚ぼたなんてない。祈祷師のように祈るだけではいけない。
ラッキーなことだけを追い求めて、幸せにはならない。
努力して、頑張る人にこそラッキーは訪れる。
ふてくされて寝ていたり、安楽な世界に浸ってもいけない。
普通の生活が欲しいなら、やることをやることだ。
「普通」をないがしろにしたら、いつか「普通」に泣くだろう。
私は、若い時など「普通」になれるとも思わないぐらい劣っていた。
だから悩んだ。苦しんだ。恐怖にふさぎ込んだ。
そんな人間が、幸いなことに、ある日を境に社会人となる。
社会人とは、自分自身の力で生きる素敵な生活のことだ。
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