宮田幸一氏の考え方(参考資料) : 創価の森通信
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宮田幸一氏の考え方(参考資料)


☆宮田氏HPのQ&Aより.

http://hw001.spaaqs.ne.jp/miya33x/Q&A-shukyogakkai.html

前回の記事は、→ここをクリック!
宮田氏HP(上URL)の「宗教学会発言へのQ&A(2016.10.7up)」 の記述の一部を抜粋し、宮田氏の問題発言の趣意(→.)を述べます。

→天台教学の「五時八教」は歴史的事実に反するから誤りである
(それを採用した日蓮も誤っている)

折伏に役立たない五重の相対という教義を維持しないでほしい。もし日蓮正宗でその教義の改革が可能であれば、私は日蓮正宗に帰属しても構わない
(私のように)教義に疑問を持ちながらも、よりましな選択という意味で、創価学会に所属している会員も少なからずいる。

鎌倉時代のように科学的研究手段のない時代であれば、大聖人のように、天変地異は邪宗によって生じるという議論がそれなりに説得力を持っていたと思われるが、今の時代に自然現象を特定宗教の信仰によって説明しても賛同する人はあまりいないと思う。

真面目に仏教に関心を持つ人は、仏教学者の見解を参考にする
現在の日本において、まだ宗派に属していないが、仏教に興味がある人は、ほぼ中村元の仏教に関する入門書を読むだろうと想定される。中村元の見解が、仏教初心者のスタンダードになっているということを無視して、布教はできない

大聖人は仏滅後2000年以後を末法と考えていたと思われるが、今では、世界史に興味のある人の中には、その主張に賛同者はいないと思う。
(歴史的事実と異なるから大聖人は間違ってるの意).



上記「趣意」の根拠となる宮田氏自身の発言内容を8箇所示します。

1.
私は創価学会の末法理論はおかしいと任用試験を受けた高校生のときから思っていましたが、よく調べてみると五時説もおかしいということが分かりました。
五時説が成立しなければ、五重の相対も成立しなくなり、他の宗教を批判する教義的根拠がなくなったと思った私は、それ以後の折伏においては、十界論を説明してから、御本尊への唱題により、仏界を涌現できるから、試してみようよという論法でやっていましたが、それにしても、折伏に役立たない五重の相対という教義はなんなのだろうか、いつまでその教義を維持しなければいけないのかと思いました。
私は仏教について多少の知識を持つ人に対して説得力のない教義は変えなければ、それらの人々に信仰をしてもらうことは出来ないと思っています。
2.
もし日蓮正宗でそのような教義の改革が可能であれば、私は日蓮正宗に帰属しても構いませんし、一時日顕上人が『大日蓮』1985年10月号で「大乗非仏説、仏滅年代につき講義」とあったので、学者肌の日顕上人なら教義改革に着手するかもしれないと淡い期待を抱いたこともありましたが、その後そのような教義改革が行われたこともないようです。
3.
あなたは多分日蓮正宗の教義に問題はないと思っているようですが、私のように教義に疑問を持ちながらも、よりましな選択という意味で、創価学会に所属している会員も少なからずいるようです。
4.
「なぜ、あなたのところの宗教が一番いいのか」と問われて、説得力をもった答ができる仏教教団があるのでしょうか。創価学会は、檀家を奪ったということで、伝統的仏教教団から批判されることもたびたびありますが、宗教も、自由競争にさらされた、精神的サービス財の一つなのだから、自分たちの宗教的魅力を高めるための努力をしなければ、創価学会を批判しても、決して檀家は戻ることがないと思われます。
5.
鎌倉時代のように科学的研究手段も発想もない時代であれば、大聖人のように、天変地異は邪宗によって生じるという議論がそれなりに説得力を持っていたと思われますが、今の時代に自然現象を特定宗教の信仰によって説明しても賛同する人はあまりいないと思われます。
6.
あなたは、「日蓮正宗の教義教学」が世界の仏教学者に対して説得力を持っていると考えているのでしょうか。
仏教学者など相手にしないと言われるかもしれませんが、真面目に仏教に関心を持つ人は、やはり仏教学者の見解を参考にします。
現在の日本において、まだ宗派に属していないが、仏教に興味がある人は、ほぼ中村元の仏教に関する入門書を読むだろうと想定されます。
つまり中村元の仏教についての見解と大きく異なる教義を主張しようとするときには、その説明責任は、中村元ではなく、それぞれの教団に要求されるということであり、中村元の見解が、仏教初心者のスタンダードになっているということを無視して、布教はできないということです。

(以下に、宮田氏が記している中村元の書籍を写真で示す)
宮田幸一氏の考え方(参考資料)_b0312424_0191053.jpg

(以下に、中村元(故人)のYouTubeを参考に示す)
https://www.youtube.com/watch?v=NWZtkxP3eGg

7.
あなたは「末法」とはどういう意味か、と尋ねられて、相手が納得できそうな答を用意していますか。
大聖人は仏滅後2000年以後を末法と考えていたと思われますが、今では、ある程度世界史に興味のある人の中には、その主張には賛同者はいないと思われます。
私も学生時代に、なんとか大聖人の説が正しいことを証明しようとして、仏滅年代について、いろいろ調べてみたことがありましたが、やはりアレクサンダー大王のインド侵略の年代が確定してしまうと、もはや周書異記の仏滅年代には説得力はないと判断せざるをえなくなりました。
8.
不幸にも日蓮正宗と創価学会とは分離し、私は創価学会に所属していますが、日蓮正宗に対して教義的な疑問を持ってはいても、日蓮正宗に対して憎しみを持っているわけではありません。ですから、会員の多くが和解を望むのであれば、その決定には従います。



所感:宮田氏は宗教を歴史学とでも考えているのだろうか
彼は信仰者でなく、学者でしかないのだろうか。
学者としても、創価大学教授としては不適格ではないだろうか。
須田晴夫氏は学会教学から以下の論文で破折している。
http://file.www4.hp-ez.com/haruosuda/file_20160922-132507.pdf

次回、宮田問題の総括を申し上げたいと思います。
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by sokanomori3 | 2016-11-15 00:21 | 宮田幸一氏問題 | Comments(2)
Commented by いつも at 2016-11-15 22:47 x
菊川さん、こんばんは。お疲れ様です。
大事な記録ですね。
以前、創大で入学式か、卒業式だったか、
池田先生がスピーチをされている時、壇上にいる教授の中に、
とても態度が悪い人がいて、気分が悪かったと聞きました。
池田先生をバカにした態度が随所に見受けられて、あの人なんだって思った。
何で、創大の教授なんだって。
学生をたばかる人はいりませんね。
須田さんは戦う実践教学の人ですね。(^^)v

Commented by sokanomori3 at 2016-11-16 05:41
いつもさん、おはようございます。
態度の悪い教授ですか・・よほど体調が悪いか、何か不信でもあるのでしょうか。反面教師を演じているのでしょうか。
どこにでもそういう人、いるんでしょうけど、創価大学では勘弁してほしいですね。

★菊川広幸


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