市井の人の中にこそ。 - 時を束ねて リボンをかけて

時を束ねて リボンをかけて

2024-10-26 (Sat) 23:21

市井の人の中にこそ。

日本シリーズもワールドシリーズも、今の時期、野球が熱い。


だけど今日一番の楽しみだったのは、ラグビー。
日本×ニュージーランドのリポビタンDチャレンジカップ。

オールブラックスが来日していることを知ったのは昨日のYahooニュース。

ええ!!

で、すぐに地上波で放映するかを調べて、放映することを知って、今日は朝からテンションが上がった。

オールブラックスのハカは見ないわけにはいかない。


野球は画面を観てなくても、耳で聴いているだけでも状況が分かる。
だけどラグビーやサッカーは見えなくてはわからない。




今日は朝から晩までテレビ漬け。

しかも、スポーツ中継の合間に録画していたものを観ていた。

9月27日放映されたドキュメント72時間の「長野 伊那谷の産直市場」

広い産直市場で、生産者が自分で値段を付けられる。
別に専業農家でなくてもいい。
家庭菜園でも。


その中で、いろいろな種類のかぼちゃを出している女性がいた。
94歳。
一人暮らし。

出荷は手伝ってもらうけれど、畑は朝5時から一人でやっている。


この土地で生まれ育ち、仕事をきっかけに上京。
東京から帰ってきたのが90過ぎてから。

幼いころの記憶を頼りに、農作業を始めた。
あぜ道を馬を引いて歩くというような子供の時代。
決して楽ではなかっただろう幼いころの農業経験。

それでもこの年になって作物を育てて生きるという選択をした。


「どのくらい生きさせてくださるか知らないけれども、生きてるうちはやっぱりね、動かなくっちゃダメなんですよ」

淡々と、だけど上品な話し方をする女性。


「ドキュメント72時間」は必ず録画しておく。

時々私の心にグサッと刺さるような魅力的な人が現れる。

市井の人の中にこそ、魅力的な人がいるのだ。
配偶者が偉いとか、子供や孫が優秀だとか、そんなことを自慢して生きている人よりも、その人本人が魅力的だと思う人が市井の中にたくさんいる。


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Last Modified : 2024-10-26
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