アップルが国家安全保障上の理由でiPhoneのディスプレイサプライヤーを変更せざるを得ない可能性が浮上しています。Phone Arenaが伝えました。
中国共産党に関する下院特別委員会のジョン・ムーレナー委員長(共和党)が、ロイド・オースティン国防長官宛てに覚書を送付し、中国のディスプレイメーカー「BOEテクノロジーグループ」と「天馬微電子」を国家安全保障上の理由でブラックリストに加えるよう要請したことが明らかになりました。
ここ10年で液晶・OLEDの分野で急成長を遂げています。AppleはBOEをサプライチェーンに組み込もうと試みており、2025年に発売予定の初のOLEDディスプレイを搭載したiPhone SE(第4世代)では、BOEがパネルの多くを製造するとの噂が伝えられてきました。
Phone Arenaは、iPhone SE4は年間約2000万台の販売を見込んでおり、1台あたり40ドルのパネルコストを目指しており、端末販売価格は499ドルになるとも。もし国防総省がBOEをブラックリストに加えれば、サプライヤーを増やしてコスト削減する戦略が崩れるため、販売価格に影響を与える可能性があると伝えています。
iPhone SE 4は、2025年前半にも登場することが噂されています。