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教育用に購入されたChromebookの故障が多発。持続性の低さが指摘される

ChromebookChromebook

 教育用に大量購入されたChromebookの多くが寿命を迎えていると、海外メディアThe Vergeが伝えました。

 2020年、新型コロナウイルスの流行によって、多くの学校がオンライン授業を開始。それに伴って、安価なChromebookが教育現場に大量購入されました。

 しかし、米公益研究グループ教育基金(PIRG)が発表した報告書で、2020年に購入されたChromebookの多くが故障し始めている事実が判明。購入から3年が経った今、早くも寿命を迎え始めており、学校側にかかるコストの高さが指摘されています。

  Chromebookの寿命が短くなる大きな原因は、交換部品の入手性が低く、修理が困難であるという点。その中でも、多発している「落下」や「水没」の故障に対応できる交換部品の入手性が特に低いとされています。

 また、自動更新の保証期間についても、問題点が指摘されています。

 Chromebookは、Googleが製品を認定してから8年間と、長期の自動更新を保証。しかし、「認定」から学校がChromebookを導入するまでに時間を要するため、結果的には有効期限が4〜5年程度になってしまうとのこと。

 新たなデバイスの購入や修理にかかるコストの高さだけではなく、故障した製品の廃棄やリサイクルに要する費用も問題視されており、学校側の判断が迫られています。

 日本においても、2019年12月に打ち出された「GIGAスクール構想」によって、多くの小中学生にタブレットPCが支給されました。Chromebookを導入した学校も多く、同様の問題が発生している可能性は高いです。その場しのぎの解決策ではなく、長期的な運用を視野に入れた対策が求められます。

情報元The Verge
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