「U-NEXTでしか観られない“最高最強”の韓国ドラマ5選」ドラマオタクが鼻息荒く見どころを紹介【今期ヒット作「ソンジェ背負って走れ」ほか】
執筆者: ライター/稲田朱里
ともに“最旬情報・トレンド”を日々発信する、メンズファッション誌「smart」とNo.1 PR会社ベクトルグループの「アンティル」がタッグを組んで、今知っておきたいトレンド情報をお届けする連載「Z世代PRパーソンのキニナルTrendope」。今回は、ドラマを愛してやまないドラマオタクである筆者が「U-NEXTで観られるおすすめ韓国ドラマ5選」を教えます!
目次
「よみうりランド ジュエルミネーションの様子が例年と違う理由」世界中どこを探してもない“アレ”が拝めるのは今年だけ!
まずは、U-NEXTの“韓ドラ”を紹介するにあたり絶対に外せない直近のヒットドラマからご紹介!
ソンジェ背負って走れ(2024年・全16話)
(あらすじ)
15年前の不慮の事故により下半身麻痺になった主人公イム・ソルは、人気バンドアーティストのリュ・ソンジェのある言葉によって心が救われ、以降、ソンジェの大ファンに。しかし、明るい性格を取り戻したソルのもとに、ソンジェが亡くなったという知らせが届きます。タイムリープを繰り返し、自分を救ってくれた“推し”を救うために奮闘するファンタジーラブコメディです。
今年放送され、そのストーリーの面白さが反響を呼び大ヒット。この作品をきっかけに主演のビョン・ウソクはスターの仲間入りをして、なんと彼へのオファーが作品出演前に比べて20倍になったそうです!
見どころ① ただの“推しとオタクの恋愛話”と思ったら大違い!15年の愛の物語
推しに救われる。その経験はオタクなら一度はあるはず。いえ、その経験があるからこそオタクになります。推しに会いにいくために全国各地の公演に行き、時に海外公演にも参戦する。推しのトレカをゲットしたり推しとハイタッチしたりするためにCDをたくさん買い、部屋にはグッズやポスターが並び、好きなもので囲まれる生活。まさに主人公のイム・ソルはそんな生活をしていました。
15年前の事故から下半身麻痺となり絶望の中にいたソルは、ラジオ番組からプレゼント企画の電話を受け取り、エアロバイクをプレゼントすると言われ、さらに追い詰められてしまいます。そんなソルにラジオ番組に出演していたソンジェは「ありがとう、生きていてくれて。そばにいる人はこんな風でも生きていてくれてありがとうと感謝していると思います」と声をかけます。
ソルはこの言葉をきっかけに明るい性格を取り戻し、楽しく過ごすようになりますが、突然ソンジェが亡くなったというニュースを目にします。その悲しみの最中、ソルが持っていたソンジェの私物の腕時計が動き出し、高校時代にタイムリープすることで物語が動き出します。
実は2人は同じ高校で、ソンジェは隣の校舎に通っていました。ソンジェは高校時代に水泳選手を目指していたものの、怪我の影響で夢を絶たれた過去があります。ソンジェが亡くなったのは「原因となる悩みがあり、自ら命を断つ選択をしてしまったのではないか」と考えたソルは、悪いことを考えないようにそばで見守っていようと決意し、ソンジェと仲良くなろうとSNSの友達申請をするなどして奮闘します。友達申請は拒否されてしまい、どのように見守ればいいのかとソルは悩むのですが、その奮闘ぶりも空回り具合も可愛いんです……。
タイムリープしたばかりの頃、ソンジェはソルに対して不思議がりクールに接するのですが、実は好きになったのはソンジェのほうが先だったのです……!
きゃー!視聴者驚きの大どんでん返し!なぜあんな風にクールに接していたの?と思うくらいにその素ぶりもなくわからなかったのですが、第2話のエンディングで全てが明かされ、ソルのことが大好きで大好きで仕方ないソンジェの姿を拝める作品です!
実はソンジェがソルのことを好きだったとなると、観る視点も変わっていきますよね。第1話のラジオでソルを励ますシーン。親切心から生まれた言葉ではなく、本当にソルに対して「生きていてくれてありがとう」と心から思っていたソンジェのセリフと考えると、胸が熱くなります。高校時代から変わらずソルのことを想うソンジェとそれに気づかずに救われ、今度は自分が救う番だとタイムリープを繰り返すソル。お互いがお互いを守るために行動する姿は愛の大きさを感じます。胸キュンを簡単に超えてくる15年の愛の物語です。
この作品は伏線とその回収のタイミングが絶妙で、「そういうことだったのか!」と驚くことが多々あります。どんなに小さな出来事でも「これも伏線だったのか!」と思ってしまうほど、丁寧で繊細な演出が魅力です。個人的にはエンディングの見せ方が上手なドラマは面白いと思っているので(笑)エンディングにもご注目ください!
見どころ② 相手役の演技を引き出す女優キム・ヘユンのお芝居
脚本を担当したイ・シウンは、主人公のイム・ソルはキム・へユンをイメージして執筆したと明かしています。まさにハマり役だと思ったのはそういうことかと納得です。
筆者はキム・へユンのファンミーティングに行くほど、彼女の人柄やお芝居が好きなのですが(ちなみに、ウソクのファンミにも行きました(笑))、へユンは自然体で相手役を引っ張る演技をするのが魅力です。彼女の演技には自然すぎていわゆる“演技をしている感”がありません。視聴者ものめり込んでしまうほどの自然体な演技は、彼女の経験値と特徴的な役作りからきています。
へユンは毎回役に合わせて香水を調合するそうです。明るさの中に人を大切にする優しさがある香り、強さを感じさせつつも実は愛されたい気持ちの裏返しである可愛さのある香り……など、彼女の役の性格を表現した香りを調合するんです(筆者はファンミでその香りを体験しました……幸せでした……)。
役の性格を深くまで読み取りそれを表現することに長けているへユンは、別れを決意したシーンを撮影したあとに涙を流してしまったそうです。それを見たソンジェを演じるビョン・ウソクも自然に涙が出てしまいました。周りの感情を引っ張り、自然体の演技を引き出せるへユンのお芝居にぜひ注目してください!
そして、韓ドラの魅力の1つとも言えるドラマを盛り上げるオリジナルサウンドトラック(以下、OST)は、本作のキーとなる曲「夕立」をはじめ、ソンジェが所属するバンドの曲も楽しむことができます。鑑賞後はOSTを聴きながら、ドラマの余韻に浸りましょう!
この記事を書いた人
福岡県北九州市出身。新卒でベクトルグループに入社し、ファッションや美容商材、スイーツブランドなどのPRを担当。 小学生の頃の楽しみは帰宅後の再放送ドラマで、今も変わらずドラマ好き。 日本と韓国のドラマを観ることが至福の時間で、ドラマを観て好きになった俳優のファンクラブにはすぐに入り、ファンミーティングにも行くほどのオタクっぷりを発揮している。
Website:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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