「中年の危機」50代手前で悩んでいた・・・その6年後は - 団地日記

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「中年の危機」50代手前で悩んでいた・・・その6年後は

もうすぐ50歳になるという時に
体の変化や仕事面で様々な出来事があり
人生の折り返し地点に来ていることを
自覚せざるを得ませんでした。


今までもいろいろあったけど、
何だかちょっと違う・・・
白髪が増え、肌荒れや記憶・体力の衰えなど、
認めたくなくても老化はどんどん進んでいく。
仕事上での立場もあれれ?
期待される役割が変わってきたんだね。
私は今後どう生きたらいいのだろう?
この不調はいつまで続くのかしらと
悩んでいた日々がありました。



あれから6年・・・
すっかり見える景色は変わりました。
今だに何が正解なのかわかりませんが
悩んでいる暇もなく無我夢中で生きています。
あの頃のなんとなくぼんやりとした
息苦しさを感じた不安は軽くなった気がします。


たぶん人生の正解なんて誰にもわからない。
自分が選択して歩んでいる今の道が
良い結果につながるように行動するのみ。
行きつ戻りつ、寄り道もしているけれど、
人生に効率の良さやコスパは重要?
むしろ順調に進んだ時よりも
困ったことをリカバリーできた時の喜び、
その積み重ねが自分の強さにつながっている。
これぐらいのこと、なんとかなるさ〜
今までだってなんとかできたからね〜
そんな経験が今の私を作ってきたから。


これからも不安はなくならないでしょう。
親の介護、自分の老後・・・
5年後の60代には
どんな景色が見えているかしら?


50歳で専門学校に入学し、
その頃勉強していたノートには
今後の生き方の指針になりそうな
偉人たちの言葉をメモしていました。


レビンソン:
50~55歳は「人生の秋、中年期の過渡期」
それまでの生活を見直し、
自己や生活を変える様々な可能性を模索し、
次の安定期に備え、新しい生活基盤となる
重要な選択を行う時期である。


まさに今の私はその途中段階。
50代で住まいや仕事が変わり、
生活の基盤は大きく変化、
それに合わせて新しい生活習慣を
模索しているところです。


55~60歳は「中年の最盛期」
ちょうど今の私の年齢です。
少し楽になってきたと感じるのは
環境や自分の変化に慣れてきたから?
最盛期の今を楽しまなくてはね。
やりたいことはできるうちに実行しよう。


中国の五行説:
50代から60代半ばを「白秋」と表現
孔子:「五十にして天命を知る」


50歳を過ぎてもまだ天命がわかりません。
今後の収入見込みや、自分の年金額なら
だいたい見えてきたけど。
天命って自然とわかるもの?
これが天命だと自分で決める?
選択と同じでこれが天命だと自分で
思い込めばいいのかもしれませんね。


エリクソン:
30~65歳頃の危機は「世代性」対「停滞」
子育てや次世代を育成する時期で、
うまくいくと「配慮」という力を獲得できるが
自分のことだけしか考えず生きていると
「停滞」し幸せな「老年期」にたどり着けない
可能性があるらしい。


ハヴィーガースト:
30~60歳を中年期とし、
・社会的な責任を果たす
・大人の余暇活動を作り上げる
・中年期の生理的変化を受容し適応する
・老いていく親へ適応する
時期であり、うまく適応できないと
次の段階に影響が出ると言う。


自分のことしか考えていないと
必ず行き詰まるという先人からのアドバイス。
今ならなんとなくわかります。
誰かのことを思い、夢中で行動している時は
自分のことを忘れていたりしませんか?


今の私の生活は母の「助けて〜」という
急なヘルプ要請から始まりました。
最初は自分の老後計画を狂わされたという
怒りもあったけれど、今は感謝しています。
おかげでハヴィーガーストの課題に
すんなり向き合うことができました。
人の為に世話を焼き、コミュニティにも参加し、
陶芸やDIYという新たな趣味もみつけられました。
この課題、ほぼ乗り越えつつあるじゃない?


日々時間との戦いであの頃より睡眠不足、
自分時間も減ったけど、堂々巡りだけの
ウダウダしている時間も減りました。
母のことや仕事で人の役に立っていると
自覚することができ、自己肯定感が
ちょっぴり高くなりました。


6年後、あの頃の悩みはかなり乗り越え、
少しだけ強くなった自分に出会えました。
学生時代のノート、断捨離しようと
思ったけど、このページだけ破り取り保管。
不安でいっぱいだった50歳の春
少し自信がついた55歳、
60歳はどうなっているかしら。




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