「女の一生」から学ぶ 急な客ちりめんざこへ海苔を入れ
江戸時代の庶民の生活は人間味溢れ
狭い住居も少ない資源も効率よく利用していて
学べることが多い気がします。
江戸時代の長屋暮らしと団地生活は
似ているところもあり親近感。
江戸時代の女性の暮らしを川柳で読み解いた
「川柳で追体験江戸時代の女の一生」
著者:辛酸なめ子 出版:三樹書房
江戸は男性社会で女性がかなり少なかったと
以前何かの本で読みました。
江戸時代の女性の暮らしは相当過酷な気もするけど
実際はどうだったのでしょうね?
川柳からは嫁姑争いや耐え忍び暮らす様子も
読まれていましたが、苦悩だけでもなくて
力強く生き抜く女性の様子もありました。
カカア天下のご家庭も^^
「寒い時 お前鰹が 着られるか」
江戸時代、高級だった鰹を夫が勝手に購入し
腹を立てた妻の川柳、いいですね!
お金もないのに大金を叩いてまで買う?
そんなに美味しかったのかしら。
江戸時代の女性も家計に頭を悩ませていたから、
節約を心がけて暮らす様子もありありと。
あるものでパパッとおつまみを作る主婦の姿が
目に浮かぶ川柳もあり、
「急な客 ちりめんざこへ 海苔を入れ」
湿気った海苔があったことを思い出し
常備しているしらすと海苔をカラッと炒めて
ふりかけ風にしてみました。
豆腐にかけたら立派な酒のつまみ^^
我が家にも海苔としらすは常にあるから
急な客にいいかもね。
今も江戸の昔も変わらない。
老後についての川柳も心境は同じ・・・
「もうよいと 薬をのまぬ 八十九」
「あつらへ向きの往生は 八十九」
私もそうかなぁ
おひとりさまだからそんなに長生きしてもね。
自分のことが自分でできて、
ピンピンコロリが理想です。
母は88歳・・・まだ死にたくない!
と言ってますけど^^