こぼれたタネが花咲くこともあり 母の朝顔はしたたか
朝顔が好きな母、
団地暮らしを始めてからは
毎年、夏に朝顔やひまわりを育てていました。
タネが取れたら、翌年また鉢に種を蒔いて
芽が出ると団地で欲しい人に
ご自由に持って行ってとプレゼント。
「好評で、すぐ無くなるよ」
と嬉しそう笑っていた母。
数年前から自分で朝顔を育てられなくなり、
種もどこかにしまったまま・・・。
朝顔のことをすっかり忘れていました。
昨日、母の花壇から少し離れた場所に
季節外れの朝顔が一輪咲いていました。
この色、大きさは・・・
一般に目にする朝顔よりも小ぶりで、
色は特徴のある紫色。
母の朝顔の子孫に間違いない^^
去年は咲いていた覚えがないけれど、
人知れず咲いていたのでしょう。
よくぞ咲いてくれたなぁ。
数年ぶりに目にした母の朝顔、
母に教えてあげよう!
喜ぶかな?
覚えていなくても、まぁいいや。
私が母の朝顔だと知っているのだから
見つけただけでこんなに嬉しい^^
まだ蕾もあるし、もしかしたら種も
収穫できるかも⁉︎
母の部屋に大量にあった園芸用の支柱、
まだ数本残していたはず。
今更だけど支えてあげようかな。
雑草に負けそうになりながら健気に咲いて
いる姿に儚さを感じつつ近づいたら、
違ってました。儚いどころか
雑草にガッチリと絡み、より高い雑草に
ツルを伸ばして上に、上にと
伸びようとしている・・・したたかさ。
強いね〜、頑張ってるね〜
ああ、そうか
母の朝顔だもの、弱そうに見えて強いんだ。
タネが取れたら来年は母と一緒に植えよう。
また来年・・・来年も
母の朝顔を眺める楽しみができました。
春はチューリップ、
夏は朝顔・・・
来年も忙しいなぁ、私。