フライパンと私 - 団地日記

団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

フライパンと私


初めて一人暮らしを始めた10代の頃、
自炊のために購入したフライパンは
テフロン加工などが施された
焦げつきにくいタイプのものでした。
とても便利で、料理下手の私でも
ホットケーキや卵が上手に
焼けました。


でも、1年〜2年ぐらい使うと
加工はハゲて焦げつきやすくなり
新しいものを購入していました。
そんなことを何度も何度も繰り返し、
30代後半で嫌になりました。


フライパンを数年置きに買い替えるには
古いフライパンを捨てなければいけません。
まだ頑張れば使えるかも⁉︎と思いつつ
フライパンを捨てることに心が痛み、
新しいフライパンを買う労力や資金も
もったいないと思うようになり
捨てずに愛でて育てる道を選びました。
その決意のもと購入した鉄のフライパンは
今も愛用しています。


あれから20年以上は経ったかな?
あの時の気持ちは
フライパンを眺めるたびに蘇ります。
一緒に時を過ごしてきたフライパンに
愛しさすら感じるほど^^



鉄のフライパンは手入れして使えば一生もの、
使うほど油が染みて焦げ付きが減るのも
嬉しいし、空焼きや高温、たわしで
ごしごし洗ってOKなタフさはズボラ向き。
料理するだけで鉄分補給になるので、
体にも財布にも嬉しい。


日々断捨離をしている私ですが、実は
好きなものを長く大切に使い続ける暮らしが
理想です。捨てるよりも物を大切にする
暮らしの方が心が軽ろやかです。


時短、効率、便利さを高く評価する一方で
多少の手間をかけても心地よさが勝るなら
そちらを選びます。
目にするだけでほっこり。
料理しながらフライパンに癒されています。





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