「棚卸し●記事まとめ2024●」
このシリーズでは、「昨年2023年に終了した記事の総まとめ」および「現在も長期連載中の記事の中間まとめ」を特集いたしております。
・
・
↓
【原子力緊急事態宣言が解除(100年後?)されるまで続きます】
・
・
黒澤明監督作品、オムニバス映画「夢」より「赤富士」1990年
映画「夢」は、2011年に起きた福島原発事故から遡ること20年以上前の1990年に公開された黒澤明監督の作品です。
全8話から成るオムニバス映画ですが、「赤富士」というエピソードの原発事故の「悪夢」は、何と「現実」になってしまっています。
黒澤監督は1998年に88歳でお亡くなりになられましたが、現代の汚染された我が日本の国土をどのように見つめられているのでしょうか・・・・・
・
・
忌野清志郎 サマータイムブルース【原子力は必要ねぇ!】
恐るべき黒澤監督とキヨシローの洞察力です。
と言うか、監督やキヨシローは本当に日本のことを愛してやまなかったのでしょう。
ややもすれば、現在、原発を話題にすると「右だ左だ」といった政治的な同調圧力のムードが漂っていますが、「実際に人が住めなくなるんだ!」という事から考えますと、原発事故は決して風化させてはならないし、キチンと向き合って毎日を過ごすことが、この国に住む大人の責任でありましょう、と、スリムちゃんは考えます。
・
・
坂本龍一が語る日本...WEB限定ノーカット版3(14/03/30)
日本の山河を守りたい気持ちと日本の音楽・文化を愛しているからこその反原発の立場である自分は愛国者だと語る坂本龍一さん。
2011年の原発事故から12年、人々の記憶は薄れているかもしれないけれど、いつまでたっても原発は危険だ。 いやむしろ時間が経てば経つほど危険性は増す。 コンクリートの劣化、人為的ミスの可能性の増大、他国からのテロやミサイル攻撃の可能性など。 なぜこの国を運営する人たちはこれほどまでに原発に固執するのだろう。 ロシアによるエネルギー危機を契機にヨーロッパの国々では一時的に化石燃料に依存しながらも、持続可能エネルギーへの投資が飛躍的に伸びているというのに。 わが国では、なぜ未完成で最も危険な発電方法を推進しようとするのか分からない。 発電によってうまれる放射性廃棄物の処理の仕方が未解決で増えるばかり。 埋める場所もない。 事故の汚染水・処理水も増えるばかり。事故のリスクはこれからも続く。 それなのに何かいいことがあるのだろうか。 世界一の地震国で国民を危険にさらし、自分たちの首もしめるというのに、そこまで執着するのはなぜだろう。 坂本龍一(音楽家) ・ 【出典;東京新聞(2023年3月15日) 坂本龍一さん 政府の原発回帰に「なぜ」「なぜ」「なぜ」 本紙に寄せたメッセージ全文より、転載させていただきました】 |
・
・
能登震央近くの原発計画、
止めた住職に感謝の電話 当時の反対運動
【動画出典; 毎日新聞より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
・
【動画のポイント】
●2次避難所となっている加賀市内のホテルに身を寄せる能登半島地震で被災した円龍寺住職塚本さん夫妻
●塚本さん夫妻が住む珠洲市は、関西中部北陸の電力3社がかつて計画した珠洲原発の立地予定地だった
●地元の反対運動や電力需要の低迷を受け、電力3社は2003年に計画を凍結した
●塚本さんは地元での原発反対運動の中心的なひとりだった
●「嫌がらせの手紙がいっぱい来た」・・・塚本さんは原発反対運動をあきらめずに続けた
●原発賛成にさせるための説得も繰り返し受けたという塚本さん
●「塚本さんが賛成してくれたら、お寺もバーンと立派なのを建ててあげます」とか言われた
●原発がなくて良かったと皆が言っている、もしあれば(今回の地震で)どうなっていただろうかと
●(当時の)反対派も賛成派もみんな、原発が建てられなくて良かったと言っている
●震災後、西日本住みの人たちから「私たちの命を救ってくれてありがとう」と携帯に電話がかかってくる
●地元の漁師、谷口さん「地盤が上がって港や船が使えない状態、無収入が1年半から2年は続くと思う」
●谷口さん「津波や地盤隆起で避難できず孤立してしまったので、原発があったら一瞬で終わりだったと思う」
●谷口さん「原発建設を止めてもらって、我々の世代に引き継いでもらっている。ありがとうございます。」
能登半島地震において、震源地近くの「北陸電力志賀原子力発電所」は、外部から電気を受ける変圧器が壊れるなど複数のトラブルが発生したそうですが、運転停止中でしたし、幸いにも大事に至りませんでした。
一方で珠洲市の「原発予定地」だった地区は、地盤が数メートル隆起したとの報道もありました。
もし建設されていたら、地盤の隆起により配管が破断したり外部電源なども壊滅的な被害をこうむっていたかもしれません。
「もし志賀原発が稼働中だったら」そして「2~3つの珠洲原発が計画通りに建設されていたら」・・一体どうなっていたのかと、多くの地元の方が感じられたのでしょう。
そして動画内の地元・珠洲の漁師、谷口さん(38)が語られていたこと・・・・・
↓
「地震の影響で2年くらいは生計(漁業)が成り立たない」
「だけど原発建設されなくて良かった、ありがとうございます」
↑
地元の珠洲の谷口さんは港隆起などの影響で、しばらく仕事(漁業)ができないと語られる一方で、原発が建設されなかった事に感謝の言葉を述べられています。
そうです。
穀物などの農作物が豊作になることを幅広く指す言葉。「五穀」は米、麦、粟、黍または稗、豆の5種類の穀物のこと。「豊饒」は作物などが豊かに実ること。
日本では古代から人々は五穀豊穣・大漁・大猟・天候安定などを祈っており、安定した生活を次の世代へと受け継ぐことを願って、自然と折り合いながら今日の繁栄を築いてきました。
・
出雲神楽|IZUMO KAGURA
島根県出雲地方に受け継がれている出雲神楽。
神々の国とも呼ばれる出雲には、多くの神話や伝説が伝わり、その神々の物語を今に語り継いでいます。
人々は、自然の恵みに感謝し、無病息災や五穀豊穣の祈りを込めて、神々に神楽を奉納してきました。
長い歴史を持つ出雲神楽。
その舞の技と心は、今も、人々を魅了し続けています。
【動画出典;Japan Cultural Expo 日本博 より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました】
・
・
・
「地産地消の食材を頂くことこそがスリム&ヘルシーの王道」を掲げているゆえに、原発事故によって地元食材が食いまくれなくなったらこのブログもお終いです。
人類が日本列島に到達した数万年前から「五穀豊穣を願う人々が暮らしてきた国土」「自然や風土に神が宿る国土」において、水や土や自然と共生してきた人々が、下らんイデオロギーや同調圧力で誤魔化されて分断されるのは哀しいことでありましょう・・・・
・
・
3万年前の航海再現プロジェクト
:国立科学博物館
今は、立場や確執などを超えて我らが日本の国土(政治的な意味ではなく、まさにキレイな山、川、海、人、そして食いもの)を守ることを1丁目1番地として、みんなで知恵を出し合う事が重要でございましょう。
・
制御不能
国土喪失
・
原発は事故が発生しメルトダウンを止めることができなくなると、人間の力では「制御不能」となります。
そうなると、その地域には人が住めなくなってしまいます。
あいや、地域どころか巨大地震やメルトダウンの規模によっては、複数の原発施設が連鎖的に制御不能となると、国土そのものが失われてしまう恐れもないとはいえないでしょう。
・
AC ジャパン CM あいさつの魔法 1分フルバージョン
私にとっては、この動画を見るたびに当時の「複数機の原子炉破綻で注水冷却に失敗し、1~4号機及び使用済み燃料プールから放射性物質が放出されて、本州の大半には居住不可能となるかも」という「最悪シナリオの恐怖」が甦ります。
悲しい事ですが、上記動画を時々見ることが原発事故の恐ろしさを風化させない1方法でありましょう。

スリムちゃんブログでは、私たちの子どもや孫やひ孫や玄孫やさらに続く子孫たちが、「我が国土」に安心して住み続け、安全に食いまくることができる未来のために、当シリーズ「放射能緊急事態宣言」を、これからも継続してまいります。

た・だ・し。。。。。で、ございましょう。
はい。
そうです。
この記事へのコメント