ドコモが提供するdポイント。dポイントクラブのルールが改定される。改定は2024年10月からで、今までよりもよくなる点も悪くなる点もある。
改定された内容を見ていこう。
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携帯電話をドコモで契約すると、もれなくdポイントがたまる。そのためにdアカウントが作られたりする。
dポイントは後発のため、大盤振る舞いになりやすい、例えばドラッグストアでどのストアのポイントがたまると同時にdカードを出すとdポイントもたまる。
最近ではamazonで購入時にdポイントがたまり、またdポイントをamazonの支払いで利用できるようになったと発表されている。詳細は下記記事を参照。
ドコモは携帯電話の勢力としては一時期ほどではないものの多くのユーザ数を確保しており、巨大なポイント市場なのだが、dポイントを貯めて使うときに困ってしまう。
提携しているECサイトはまだまだ少ないし、ドコモ自身はECサイトを提供していない。au、ソフトバンク、楽天は持っているのだが。
このためamazonと提携したのだろうが、今回はポイントを貯めるほうのテコ入れをするようだ。
2024年10月から変更すると発表された。dポイントクラブは会員のランクに応じてdポイントの貯まり方が変わる。
改定内容は下図に書かれている。
ランクについては従来通り☆1つ~5つで定義されるが、以下の点が変わっている。
順に見ていこう。
従来は3か月累計で100ポイントだった判定が50ポイントに下がる。☆1つのユーザがポイント倍率特典のある☆2つに上がりやすくなり、ユーザにとってメリットが大きい。
eximo、ahamoユーザなら3か月で50ポイント以上貯まるので自動的に☆2つ以上のランクになる。
☆2つになりやすく代わりなのだろうか、☆3つ以上のポイント倍率アップが改悪される。
ドコモ回線の長期利用ユーザに対する特典だが、MNPで容易にキャリアを変えられる昨今の状況では意味がなくなったようだ。
今後は、d払い特典、ドコモポイ活プラン、爆アゲセレクションなどで貯めてくれということのようだ。
どちらも☆3つランク以上のユーザが適用される。
d払い特典では、街の加盟店でお買物でd払いをご利用すると、dポイントが最大+1%還元率がアップする。☆5つランクの場合200円ごとに2%のポイントが加算される。
☆2つのランク判定基準が下がったことは評価できるが、他は改悪だ。
今までのルールで満足していたユーザには満足できない改定になりそうだ。
ちなみに、自分はドコモユーザではないので、dポイントのランクは☆1つだ。改定されても☆2つになりそうにないので、「dポイントは変わらず使えたら使う」ポイントの扱いのままだ。
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