Shigeru Kawaiグランドピアノ25周年記念サイト|河合楽器製作所

Shigeru Kawai25周年記念サイト

Shigeru Kawai25th Anniversary Shigeru Kawai

1999-2024

感謝の心を
未来の響きへ

おかげさまでShigeru Kawaiが誕生して25年。

世界一のピアノづくりを目指し
これまで、たゆまぬ努力と
研鑽を重ねてきました。

これからも、感謝の気持ちを忘れず
感動の先に輝く未来を目指していきます。

国際コンクールで頂きを目指す
奏者に選ばれるピアノへと成長

25年という歳月を経て、
多くの人々に認知されるようになった
Shigeru Kawai。

ピアノづくりの原点を忘れることなく
改良を重ね、
カワイのすべてを結集したSK-EXは、
世界のピアニストたちに選ばれる
フルコンサートピアノへと成長しました。

未来への扉を開く
国際ピアノコンクールの舞台で
次々と喝采を浴びる上位入賞者たち。

頂きを目指す奏者の音楽表現に応えるべく、
KAWAIの終わりなき進化と
永遠なる挑戦は続きます。

写真:©Darek Golik / The Fryderyk Chopin Institute
1955~河合滋 二代目社長に就任
河合滋
河合滋
1955~河合滋 二代目社長に就任

河合滋の人生哲学

創業者の夢がピアノづくりの原点

1927年、創業者 河合小市は彼を慕う仲間たちと河合楽器研究所の看板を掲げました。小市は、14歳で日本初のピアノアクションを発明し、初めて国産ピアノをつくった技術者の一人。生涯で28件もの特許や実用新案を取得した天才でした。

「世界一のピアノをつくりたい」。小市が抱いた夢は二代目社長の滋、そして技術者へと受け継がれていきます。

1927年創業時の中心メンバー(写真中央が河合小市)1927年創業時の中心メンバー(写真中央が河合小市)

夢の後継者、河合滋の信念と追求

戦後、河合家に入った滋は、1955年、二代目社長に就任。類まれなる陣頭指揮力とリーダー性により、カワイを町工場から世界的企業へと発展させます。

滋はピアノの品質向上と人の育成に注力。それは「ピアノは一台一台丹念につくり込むもの」「人の心に響く音は人の手でしかつくれない」という信念に基づくものでした。

Shigeru Kawai
1999~Shigeru Kawai誕生
1999~Shigeru Kawai誕生

Shigeru Kawaiは
なぜ生まれたのか

原点を忘れることなく頂点を目指す

竜洋工場「森の中の緑の工房」では、「匠の技」と「科学の力」の融合により、理想のピアノをつくる体制が整えられてきました。

滋は「自分の夢は、長時間天然乾燥させた響板を使ってピアノをつくることだ」と言い、Shigeru Kawai誕生のはるか以前から未来を見据えて響板に最適なスプルース材を集めるよう指示していました。

1999年、満を持して新ブランドShigeru Kawaiが誕生。それは小市の夢の後継者として原点を見つめ、頂点を目指して挑んだ滋の集大成でした。

「このピアノは私の人生哲学そのものである」。滋は品質に対する自信と責任の証として自らのフルネームを冠しました。滋の熱情ともいうべきピアノへの思いと誇りは、25年を経た今もなお引き継がれています。

  • 低音弦の手巻き加工低音弦の手巻き加工低音弦の手巻き加工
  • 無響室無響室無響室
  • 整音整音整音
  • クラフトマンによる響板加工クラフトマンによる響板加工クラフトマンによる響板加工
三位一体、理想のピアノづくり

さらなる高みへ、
次なる進化へ

三位一体、理想のピアノづくり

「森の中の緑の工房」と呼ばれる竜洋工場には、ピアノ研究所が併設。手づくり工程を残した原器グループ、最先端の研究解析グループ、研ぎ澄まされた感性で音づくりを担う調律者が三位一体となって理想のピアノづくりを追及しています。

また、「無響室」ではピアノの音の総合分析が行われ、最新の科学測定器による構成部品の構造や性能の最適化が図られています。

あくなき挑戦、終わりなき進化

小市が蒔いた夢の種は滋の情熱によって育まれ、その意志はShigeru Kawaiを手掛けるクラフトマンたちに受け継がれています。魂を揺るがすShigeru Kawaiの響きは、世界の著名なピアニストや聴衆を魅了し、高い評価と称賛の声を受けてきました。さらなる品質の高みと大きな飛躍を目指して、あくなき挑戦と終わりなき進化は続きます。

History

~ Shigeru Kawaiグランドピアノの歩み ~

Shigeru Kawai グランドピアノ
1999 最高の素材と技術を結集した、プレスティージモデル「Shigeru Kawaiグランドピアノ」発売
2000 Shigeru Kawaiシリーズの上位機種SK-6・SK-7発売
2001 シリーズ最高峰のフルコンサートピアノ「SK-EX」誕生
2004 アクションに必要とされる全ての特性を格段に向上させる ウルトラ・レスポンシブ・アクションIIに進化
2005 第15回ショパン国際ピアノコンクールでSK-EXを使用した関本昌平氏が4位入賞
2012 鍵盤延長によりタッチ感・表現のしやすさが向上するなど、フルモデルチェンジでさらに進化
2013 ロシアの巨匠ミハイル・プレトニョフ氏がSK-EXに出会い、活動を再開
2015 第9回浜松国際ピアノコンクールで優勝のアレクサンダー・ガジェヴ氏をはじめ、SK-EXを使用した3名が入賞
2017 創立90周年を記念し、Shigeru Kawai国際ピアノコンクールを創設
2018 第10回浜松国際ピアノコンクールでSK-EXを使用したジャン・チャクムル氏が優勝
2021 第18回ショパン国際ピアノコンクールでSK-EXを使用したアレクサンダー・ガジェヴ氏が2位、JJ ジュン・リ・ブイ氏が6位入賞
2022 「SK-EX」一般発売開始
2022 第8回仙台国際音楽コンクールでファイナリスト全員がSK-EXを使用し、1位から3位を独占
2023 第5回高松国際ピアノコンクールで2位の青島周平氏をはじめ、SK-EXを使用した3名が入賞
2023 第22回ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクールでSK-EXを使用したレイチェル・ブリーン氏が3位入賞
2023 第13回シドニー国際ピアノコンクールでSK-EXを使用したジョンファン・キム氏が1位、ユンユン・グオ氏が3位入賞

プロフェッショナル
の思い

Shigeru Kawaiに携わる喜びと誇り

「森の中の緑の工房」と呼ばれる竜洋工場に併設されている「Shigeru Kawaiピアノ研究所」。
そこには、こよなくピアノを愛し、日々お客さまと向き合い、進化・研鑽に努める技術者たちがいます。

Shigeru Kawaiシリーズには、最高峰フルコンサートピアノSK-EXの技術と精神が継承されています。
SK-EXの進化、すなわちShigeru Kawaiの進化を支えるプロフェッショナルたちの思いとは―。