おきなわワールド|鍾乳洞 玉泉洞 |沖縄久米島旅行記〈33〉
Category沖縄・久米島
沖縄久米島旅行記の再開です。
前回の沖縄日記のガンガラーの谷と共に、南城市のおきなわワールドへも堪能しました。
おきなわワールド正門前
ガンガラーの谷に向かうタクシー内で運転手さんに
「ついでに〈おきなわワールド〉にも寄るといい。鍾乳洞もある」と勧められやってきました。
一言で言うと「来てよかった」です。
沖縄の自然と文化と歴史が、ぎゅっと詰まった場所です。
実は、ガンガラーの谷のツアーの出口もおきなわワールドの中でした。
入場料金は玉泉洞やハブのショーを見る見ないで変わってきます。
正門すぐ右手のコインロッカーに旅行カートを入れて身軽になりました。
大きめのコインロッカーもあります。
まずは、ちょうど始まるスーパーエイサーの舞台を観に移動です。
上演時間が決まっているので、時間を確認しておくといいと思います。
おきなわワールド内の敷地内はかなり広いので移動時間もとっておくといいです。
撮影は不可なので写真・動画はありませんが、スーパーエイサーすごい迫力です。
太鼓を叩きながら、足を高くあげ、踊る様は勇壮です。
エイサーは、元々は、旧盆の先祖を供養するときの舞踊。
活気溢れるお出迎えです。
そして、鍾乳洞 玉泉洞。
30万年かかって、できた鍾乳洞です。
国内最大級の鍾乳洞です。天然記念物に指定されています。
全長5,000m。公開部分は870m。
公開されていない箇所では今でも研究が行われているそうです。
玉泉洞入り口
通路は湿度が高く、壁は濡れています。
階段を下り、鍾乳洞のある地中に降りていきます。
鍾乳石と鍾乳石の間の通路を歩いていきます。
場所により、鍾乳石のつららの形は変化します。
鍾乳石の形成の仕方の説明がありました。
炭酸カルシウムを含んだ水滴がやがて天井で〈つらら石〉になり、地面からは〈石筍 Stalagmite(せきじゅん)〉を作ります。
これが一本につながると一本の石の柱の〈石柱〉になるんですね。
玉泉洞の石柱は数万年かけて作られたものが何本もあるそうです。
通路には、新たな石筍となる土台が出来始めています。
炭酸カルシウムを含む雫が頭上では、小さなつらら石になりかけています。
通路の下には、川が沿うように流れています。
玉泉洞の地下水に五年ほど沈められていた壺です。
表面が鍾乳石に覆われています。
玉泉洞の鍾乳石は、他よりも土台が珊瑚礁であること、水分が豊富なこと、温度によって微生物が活
性化することによって成長が早いそうです。
一年に3mmほど成長するそうです。
黄金の盃
2.5mほどあるリムストーンダム。
棚田のようになっているもののことを言うようです。
まるでトルコのヒエラポリスのパムッカレのようです。
あちらは温泉水ですが、どちらも炭酸カルシウムで作られています。
青の泉
洞窟内の泉。神秘的な雰囲気です。
古酒蔵
洞窟を利用してお酒を貯蔵しています。
購入することもできます。
沖縄のような暑い場所では特に洞窟内は天然の冷蔵庫として活用されて来たことが伺えます。
鍾乳洞内は暑い外に比べてひんやりとしていました。
京都にも、氷室という、夏でもそこだけ気温が低く氷をたたえている場所が数カ所あります。
冷蔵庫や冷凍庫がなかったころの人々の生活の知恵と工夫ですね。
鍾乳洞の出口付近に、玉泉洞で生息している生物の水槽がありました。
思っているより、魚など色々な生き物が生息しているんですね。
出口です。
エスカレーターで地上に登ります。
外の緑がことさら目に滲みます。
物足りないということがないくらい、長い行程でした。
写真を撮りまくり、他の人たちの三倍くらいの時間、この鍾乳洞に滞在していたような気がします。
このツアーとは別に
未公開部分を探検するツアーも期間限定で、開催されています。
未公開部分を探検するツアーも期間限定で、開催されています。
ガイドの人に案内され、つなぎとヘルメットをつけ、内側には水着をつけ(推奨)、ライトの灯りを頼りに鍾乳洞内の川や、石柱の間を進んでいくツアーです。オオコウモリや淡水えびもいます。
- 二時間半
- 7月中旬から9月下旬頃に開催。
- 一人、3,000円
詳しくは→南の島の洞窟探検(公式)をどうぞ
気軽に楽しみたい、本格的に探検したい。
玉泉洞鍾乳洞、ニーズに対応しています。
Category : 沖縄久米島旅行記
Tag : 沖縄
----------
----------