原田尚美研究室
(東京大学大気海洋研究所)
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大気海洋研究所附属国際・地域連携研究センターの原田尚美です。2022年9月1日から大学院新領域自然環境学専攻海洋環境動態学分野の講座も担当しています。
私のバックグラウンドは有機地球化学。化学の化学です。そして、専門分野は生物地球化学という分野です。
オホーツク海やベーリング海、北太平洋亜寒帯域などの高緯度の海域を対象に海底堆積物などに記録された有機化合物を代替指標にしながら過去の環境(水温など)を解析する研究や、セジメントトラップと呼ばれる、海洋中を沈降する生物起源粒子を捕捉する観測機器を使って、生物起源粒子の沈降量などの季節変化や年変化を解析する研究を行ってきました。
現在は、北極海の海氷減少にともなう海洋生物の生産や生態系の応答を明らかにする研究を行なっています。さらに南極周辺での調査も実施していきたいと思っています。
実は、2022年6月に海洋研究開発機構から移籍してきたばかりで、新米の教授です。ですので、学生の皆さんと一緒に研究室を作り、一緒に勉強し、一緒に調査研究に携わりながら、私自身も少しずつ成長していきたいと思っています。
大気海洋研究所でも同様に極域に着目しながら研究を進めていきますので、極域に興味のある方、極地でフィールドワークの経験をしたい方、もちろん、極域以外のフィールドもウエルカムですので、是非とも研究室へ来て下さい!
お問い合わせ:naomi.harada@aori.u-tokyo.ac.jp
南極の海氷