今回の記事は多分、あまりまとまらないような気がするが、雑談チックにダラダラと以下に書いていく。
最近僕自身が気づいたちょっとした気付きに関する話なんだけど、世の中には野球が好きな人とか釣りが好きな人とか麻雀が好きな人とかその他、●●が好きな人など、色々居ると思うけど、結局のところ、僕は「雑談」というもの自体が好きなのだという事に気が付いた。
他所でも書いたとおり、僕はかつて場面緘黙症に罹患していたくらいで、普段は無口なほうなのだが、喋る時は喋るし雑談自体は凄く好きなのだと。

これは僕だけの話ではない。きっと多くの人が本当はそうなのだと思う。
クダラナイ無駄話や井戸端会議と言えば女性の専売特許のように語られがちだが、いやいや、男も昔からそういうのは本当は好きなのだと思う。

ちょっと想像してみてほしいんだけど、例えば日本の今後が危ぶまれている様な激動の幕末期、

多くの人が「まっこと、どげんかせんとイカンきに!」と立ち上がり、尊王攘夷だ!と言って勤王の志士になったり戦争をしたり戦争に行ったり東奔西走したわけだけど、でも殆どの人は、たぶん、寺田屋とか池田屋とかその当時の居酒屋みたいなところに集まって「どうするどうするぅ!?」って感じに無駄話をしていたのではないかとw。胡坐をかいて、刀の柄の部分を自分の肩に押し付ける様に立てかけて、どんぶりに入れた安い酒みたいなものをすすりながらああでもない、こうでもないと最近見聞きしたもの、黒船とか異人(白人)について雑談している様子。
イタリア南部とか、割と気候があったかい国の男たちも、昼間から何をするでもなく井戸端会議みたいなことしてますやんか。例えるならああいう感覚というか、そういうのは意外と男も好きだしそういう性分ならあるのではないか?と。

他の例えで言うなら、「水曜どうでしょう」だって雑談の面白さだし、
ホリエモンとか西村博之氏がよく酒を飲んで無駄話しているのもそういう、男の雑談だよね!?
別に毎回毎回「タメ」になることを言わなくてもイイんよ。その人自身が面白い人なら特に、雑談自体が面白いから。

んで僕は最近、たつき監督の「へんたつ」が好きで、この短い雑談をCGアニメにした動画の雰囲気とかが妙に好きで、何故かこの動画を何度も見ているのだけれど…。


というか、たつき監督って「てさぐれ」もそうだし、雑談を面白く見せるのが上手い人だなと思うw。

んでね、
誰しも一人くらいは近所とか親せきのおじさんとかお兄さんとかに「話がうまい人、話が面白い人」がいると思うんよ。で、あるときそういう話の面白い人の無駄話、バカ話がすごく面白かったから、「お前の無駄話はおもしろい。お金を払ってでもお前の無駄話を聴きたいくらいだ!」とそう言って、じゃあってんでその人が本当にそういう雑談をお金を取ってやり始めたのが「落語」や「講談師」なんかの始まりなんじゃないかなと。だから、何も古典落語や、昔風の言葉で江戸時代の頃の面白い話なんかしなくてもいいと思うんよ。「最近近所のスーパーに言ったらメチャクチャ変な奴がいて、そいつが●●●●って言うもんだから…」とか、そんな話で良い。元々雑談が面白い人が話せばそれがもう面白いし、落語なのだ。談志師匠なんかは最後そういう事をやりたかったんじゃないかな?。
「目黒のさんま」とか「まんじゅう怖い」とかそういう古典落語というのは、そういう面白い無駄話の典型的な起承転結とか“もってきかた”やエッセンスが入っている教科書であり「型」であり、みんなもうその話のオチとか知っているわけだから、いまさら聞いてゲラゲラ笑うようなものでは無いのだと思う。あくまでも面白い話の「型」だ。空手の「型」も、実戦で使えるわけでは無いが、良い戦い方の典型的な動きが、エッセンスが凝縮している「型」だ。

・・・ちょっと話がそれたが…、

上記、貼り付けた動画のように、こういう、ただの雑談を見せるような、そういう雑談エンターテイメントをやりたいなと、最近よく思う。それは別に第一人者でなくても良いのだ。かつてそういう雑談エンターテイメントはいくらでもあった。例えば糸井重里さんがTVの深夜枠でやっていたりしたこともあった。何事も3匹目のドジョウくらいまでは案外何とかなるw!?ゲーム実況や日常系の動画でも良い。

更に話変わって…、
僕はエンタメとか芸術とかその他カルチャーに関する事が好きで、特に最先端の技術や最先端の哲学や流行、カルチャー、話題に興味がある。そう言うとそれは本当に多岐に渡って興味があるということになるのだろうけれど、そのせいもあって僕は自分をマルチアーティストだと思っている。なんでもやるしなんでもやりたいと思っている。評論家にはなりたくない。キュレーターで終わりたくはない。自分自身がいろんな最先端に関わっていたいし、作っていきたいと思っているわけだ。
んで、今現在、最先端のそういう…カルチャーというか、注目されていることといえば、それはやはりユーチューバーなのではないかと…いう風に思う。。

ちなみに、僕は「ユーチューバー」という言葉を一番最初に日本に持って来た人だと思っている。
日本で最初にユーチューバーという言葉を使ったのは僕である。これはその証拠とも言うべき説明が必要な話で長くなるのでまたの機会に譲るが、とにかく、今、一番熱いのはYouTuberと言っても過言では無いと思う。正確に言うと、また、マーケティング理論的に言うなればちょっと遅いくらいで、現在はその成長曲線の頂点、つまり、アーリーマジョリティーが参入した状態のレッドオーシャンと言っても良いだろう。

けれども、上述の通り、僕は最先端の物事には少しでも首を突っ込んでいたいと言う気持ちもあり、最近はYouTubeで雑談チャネルでも始めようかなという風にも思っている…。
だってさぁ、例えばこの文章、こうしてブログに雑談文章として書いているわけだけど、これってそのままYouTubeで喋ったほうが、今の時代、アクセスとか広告収入とか得られるんよね!?
逆に、それだけ今現在はブログカルチャーが廃れているという話でもあるんだけど。

まあ、いずれにせよ、イノベイタ―やアーリーアダプターと言われる様な連中は既にユーチューブやっているよね。メンタリstのDAIGがYouTubeやり出した時、ああ、やっぱりこういうずる賢い奴って速いな…wと思って見てたww。一番いいのは、このYouTuberブームの次に何が“来る”のか?ということを予測して、今のうちから動いておくことなのかもしれないけれど、よくしたもので、そういう予想ってあまりアテにならないというか、ギャンブル性が出てくるんだよね。それにそれを、世界中の頭のいい奴、早い奴、MIT卒の奴とか東大卒の奴とかビル・ゲイツとかホリエモンとかも考えているんだろうし。

ブログというものが普及し始めたころ、これは凄い!!と思った。
これからは誰もが専門的な知識が無くても自分のホムペを持てる時代になったんだ!と。
自分のホムペが持てるということは、それまでは大きな資金や経験やツテが無ければできなかった商売を、誰でも簡単に開店させることが出来る時代になった!ということだ。だから凄いことだと。そう思った。
でも今現在はYouTubeである。
誰もが専門的な知識が無くても自分の放送局を持てる時代になったのだと。
だから凄いし、それなら僕もやってみたいなと思った…という話です。

という、ただそれだけの話。雑談でした。

タモリさんに学ぶ話がとぎれない 雑談の技術
難波義行
ゴマブックス株式会社
2015-09-19