2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧 - 音楽と服

音楽と服

音楽と服について好き勝手に語ります

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ノエル・ギャラガーの発言から読み解く,オアシス再結成の可能性

ノエル・ギャラガーと言えば,言わずと知れたオアシスのメイン・ソングライターで,数々の名曲を生み出してきた稀代のメロディ・メイカーである。 これまで当ブログでは,ハンドルネームの元ネタであるオアシスの音楽,ファッションや,そのフロントマン,リ…

ザ・リバティーンズに関する個人的な思い出

今月の「ロッキング・オン」のヘッドラインに,リバティーンズが出ていた。 何でも,「アップ・ザ・ブランケット」の20周年記念盤が出るということだ。 THE LIBERTINES(「rockin'on」2022.11 Headline) 「アップ・ザ・ブランケット」とは,イギリスのロッ…

ロック・アーティスト,秋冬スナップ2022

大学の頃,部活の仲間とたむろしていた学生会館のラウンジに,いつも置いてあった雑誌が週刊朝日だった。 週刊朝日にはドン小西さんが有名人のファッションチェックをする連載があり,それを読むのが楽しみだった。 大御所芸能人も,お笑い芸人でも歯に衣着…

横山健の言葉から現在の世界情勢に思いを馳せる

先日テレビを観ていたら,ロシア国立バレエ団の来日公演の様子が報道されていた。 何でも,軍事侵攻を続けるロシアの現状もあり,公演に対して反発する声と「政治と文化は分けて考えるべきだ」という主張に分かれたようだ。 www3.nhk.or.jp 私もどちらかとい…

"生命維持装置"が生み出した最高傑作〜レッチリの前ギタリスト,ジョシュ・クリングホッファーに捧ぐ〜

レッチリの今年二枚目の新作は,各所で絶賛されているようだ。 ギタリスト,ジョン・フルシアンテ復帰後の2作目とあって,試運転を終えた「最高形」の四人は本格的にアクセルを踏み,結成40年にして絶好調モードに突入している。 sisoa.hatenablog.com 一方…

音楽とコミュニケーション〜レッチリ"還ってきた夢食堂"に寄せて〜

発売日に行きつけのCD屋で買って以来,毎朝ずっと聴き続けている。 レッチリの,「リターン・オブ・ドリーム・カンティーン(還ってきた夢食堂)」だ。 前作の「アンリミテッド・ラブ」がやや散漫な印象だったので,正直あまり期待していなかった。 sisoa.ha…

「伝統」を学び,真の「オリジナル」に達したマイルズ・デイビス

以前,「ロッキング・オン」の記事で,「ロック・ミュージシャンが好きなジャズのアルバム」みたいな特集があって,一位に選ばれていたのがマイルズ・デイビスの「ビッチェズ・ブリュー」だった。 BITCHES BREW アーティスト:DAVIS, MILES Columbia Amazon …

YMOとメタファイヴの「制服」比較から,内包されたメッセージを読み解く

朝から仕事をしながら,YMOの「パブリック・プレッシャー」(1980年)とメタファイヴの「METAATEM」(2022年)を繰り返し聴いている。 sisoa.hatenablog.com 最近,YMOのメンバーが着ていた「人民服」についての考察記事を書いたせいで,高橋幸宏関連のCDを聴く…

パンク・ファッション先駆者は,かく語りき

私が,初めて洋楽のロックで夢中になったのはグリーンデイだった。 シングル「マイノリティ」のキャッチーさに心を奪われ,高三の時にはライブにも足を運んだ。 「rockin'on1」2014.04より引用 グリーンデイの面々は,チェックのジャケットやライダース・ジ…

「音楽と服」のもと

昨日,「読書ノート」を一冊つけ終わった。 この一冊に要した期間は,今年の6月26日から10月8日まで。 約3ヶ月か。 平均的なペースと言ってもよいだろう。 私は2016年の9月から,かれこれ6年以上,毎日ノートをつけ続けている。 この習慣を始めてからは,1…

プライベート・アイズ

今はどうか知らないが,私の学生時代にはやたらと洋楽のオムニバスCDが売れていた。 「ダンス・ヒッツ」や「70sロック・ヒッツ」など,大衆受けするようなロックやダンス・ナンバーなどを集めた企画物がよく出ていた。 私はそういったCDにはほとんど手を出し…

YMOの「人民服」が私たちに語りかけること

今月の「メンズ・ファッジ」をパラパラとめくっていると,「カルチャー」のページに紹介されている本に目が留まった。 その本のタイトルは,「音楽とファッション」。 音楽とファッション 6つの現代的視点 作者:青野 賢一 リットーミュージック Amazon まさ…

トム・ヨークって実は物凄くお洒落だったという話

私が大学生の頃,レディオヘッドは世界一影響力のあるバンドだった。 村上春樹の小説「海辺のカフカ」でも,家出したカフカ少年は「レイディオ・ヘッド」を愛聴していた。 だから私も彼らの音楽を理解したいと思って,当時代表作とされていた「OK Computer」…