ねこっかぶりねこ

昼下がりの勤務中。　外は断続的に大雨が降っているのに、雨音の合間にどこからともなく子猫の声が響いてきました。

小降りになった隙に、事務所の周囲を見て回ると、、、すぐ向かいにある上司宅の垣根根元に、子猫を発見しました。

どうしてこんな天気の日に、こんな所にいるの！？　　周囲に親猫の気配はありません。なんとか届きそうだったのですが、、、

人の姿にも、また降ってきた雨にも驚き、車庫の隙間に逃げ込んでしまいました。

もう歩ける大きさなんだね、生まれたばかりで雨に打たれたんじゃなくてまだ良かった。。。
ご近所に猫を多頭飼いしている家もあるし、どこからか迷い込んだのかな？と思っていたのですが、、、
近所を探しているような人影も見えません。

その後姿が見えなくなり、気になってその車庫がある上司の家に電話をしてみるも心当たりがないといいます。
のらか、近所の家で生まれたか、、考えたくないけど捨てられたか。。。

猫が猫がと終業時にうるさく言ってから帰宅すると、小一時間もしないうちに電話が鳴りました。
上司が子猫を発見してくれたらしいのです。　でも彼は猫があまり好きではありません。

箱に入れて蓋をし、外に置いてあるといいます。　　…絶対明日までもたないよ～～～
すぐに引き取りに行くと、ずぶ濡れのダンボール箱が雨ざらしに置いてありました。
２匹いる！　持っていったタオル入りのキャリーに入れ直し、その足で動物病院へ向かいました。

体温が３５℃まで下がり低体温症になっていたけれど、すぐに処置をしてくれたお陰で自力でミルクをお皿から飲むほどに回復しました。
ちっちゃくﾌｰｯと威嚇する元気まで出てる！
もう乳歯が生えそろっていて生後１ヶ月くらいとのことでした。

どうするもこうするもありません。　温かい部屋に連れて行き保温を続けないと。

シロさん。　ごめんね、ちょっとこのオチビちゃん達を居候させてあげてくださいね。
ついでにキャリーも貸してくださいね。

見てすぐに背中の毛が逆立ってしまいました。
でもさすがに相手が小さすぎたのか、攻撃しようとはしません。


かなり挙動不審なシロです。

でしょうねぇ。。。　　接触させられないから、別部屋に入れておきますよ。

あでも、ケージごと温めたいので、しばらくストーブ前に移動させてもらいました。


さて、シロに対する態度と生活パターンを急に変えるわけにはいきません。

いつも通り遊びますよ☆

・・・こんなに近くにいるのに、時々「見ないことにしている」という態度のシロでした。

さてはて、遊び疲れて２Ｆへ仮眠しにいったシロ。

その合間にオチビチャンらにご飯を食べさせてみましょう。

もう乳歯が生えているので、離乳～１歳までの赤ちゃん用フードをお湯でふやかしあげてみますと、、、もの凄い食いつき！

焦げ茶色のキジトラ模様をやっとはっきり見ることが出来ました。

あぁ、、、食べる元気が出てくれて良かった。。。


とっても仲のいいおそらく姉妹であろう２にゃん。

レンジで１分温めてつかうカイロをタオルで包んで、その上に寝てもらいましたが
２匹で寄り添い、温め合っているようでした。

まだ断言はできないけれど、おそらく２匹ともメス。
幸福をひっかけるカギシッポちゃんの目が炎症しているようなので目薬を処方してもらいました。
毎日３回点眼。
まっすぐシッポちゃんは指にもじゃれつくほど元気いっぱいです。

ご近所に迷い猫探しをしている人がいないか確認してから、今後のことを考えます。