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Djangoでポートフォリオをつくる③ TemplatesとStaticsの設定

Djangoポートフォリオをつくる③ TemplatesとStaticsの設定

前回の記事では、Djangoプロジェクトの作成と初期設定について解説しました。今回は、HTMLファイルを格納するTemplatesフォルダと、CSSや画像など静的ファイルを格納するStaticsの設定方法を紹介します。また、本記事ではベースとなるHTMLなどのサンプルを紹介します。


🔍 目次

  1. 本記事の内容

  2. TemplatesおよびStaticsの設定

  3. HTMLとCSSの記述


① 本記事の内容

この記事では、Djangoプロジェクトにおけるテンプレートと静的ファイルの設定方法について説明します。具体的には、以下の内容をカバーします。

  • Templatesフォルダの設定

  • Staticsフォルダの設定

  • ベースとなるHTMLファイルの作成

  • CSSファイルの作成


② TemplatesおよびStaticsの設定

ディレクトリ構造

HTMLはtemplatesディレクトリ内で、CSSや画像、JavaScriptなどの静的ファイルはstaticディレクトリ内に格納します。本記事では、templatesフォルダはプロジェクト内に、staticフォルダはアプリフォルダ内に作成します。

my_project/
    manage.py
    my_project/
        __init__.py
        asgi.py
        settings.py
        urls.py
        wsgi.py
    testapp/
        migrations/
            __init__.py
        static/
            images/
                image1.png
                image2.png
            css/
                reset.css
                style.css
        __init__.py
        admin.py
        apps.py
        models.py
        tests.py
        views.py
        urls.py
    templates/
        testapp_base.html

settings.pyの設定

Templatesの設定

templatesフォルダを認識させるために、56行目付近のTEMPLATESのDIRSを以下のように変更します。

TEMPLATES = [
    {
        "BACKEND": "django.template.backends.django.DjangoTemplates",
        "DIRS": [BASE_DIR / "templates"],
        ...
    },
]

Staticsの設定

staticフォルダを認識させるために、120行目付近で以下の設定を行います。

STATIC_URL = "static/"

STATICFILES_DIRS = [
    BASE_DIR / "testapp" / "static",
    BASE_DIR / "testapp2" / "static",
]

BASE_DIRの設定

補足ですが、ここでBASE_DIRという文字列が複数回登場しています。15行目でBASE_DIRは以下のように設定されています。

BASE_DIR = Path(__file__).resolve().parent.parent

Path(__file__).resolve()はsettings.pyを指しており、それの親(設定フォルダ)の親=プロジェクトフォルダが指定されていることを表しています。つまり、BASE_DIRはプロジェクトフォルダを指しています。

これで初期設定は完了しました。


③ HTMLとCSSを書いていく

HTMLの記述

Webアプリでは通常、複数のページを移動しながら機能します。そのため、1つのアプリでも複数のHTMLファイルを作成する必要があります。

💡 DjangoではベースのHTMLで共通部分を作成する

はじめにベースとなるHTMLを作成します。ヘッダー、フッターやナビゲーションバーなどすべてのページで共通する部分を作成することで、複数のページで何度も記述する必要がなくなります。

それでは、ベースのHTMLを作成していきましょう。templatesディレクトリ内にtestapp_base.htmlを作成してください。本記事では、以下のHTMLを記述しました。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8" />
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
    <title>
      {% block title %}
        Title
      {% endblock title %}
    </title>
    <meta name="description" content="Your description here" />
    <meta name="keywords" content="keyword1, keyword2, keyword3" />
    {% load static %}
    <link rel="stylesheet" href="{% static 'css/base.css' %}" />
  </head>
  <body>
    <nav class="nav">
      <ul>
        <li>
          <a href="#">Home</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">News</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">About</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">Access</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">Blog</a>
        </li>
      </ul>
    </nav>
    <div class="main-container">
      {% block content %}
      {% endblock content %}
    </div>
    <footer class="footer">
      <ul class="md-flex">
        <li>
          <a href="#">About</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">サイトマップ</a>
        </li>
        <li>
          <a href="#">プライバシーポリシー</a>
        </li>
      </ul>
      <p class="copyright">© 2023 Example Inc. All Rights Reserved.</p>
    </footer>
  </body>
</html>

Django特有の記述について

  • {% block title %}

    • テンプレートの継承を利用するためのタグです。このタグを使うことで、子テンプレートがこのブロックを上書きして独自のタイトルを設定できます。

  • {% load static %}

    • Djangoのテンプレートタグをロードするためのタグです。これにより、{% static 'path/to/file' %}のように静的ファイルへのパスを簡単に指定できます。

  • <link rel="stylesheet" href="{% static 'css/reset.css' %}" />

    • 静的ファイル(ここではCSSファイル)をテンプレートに読み込むためのものです。

CSSの記述

以下のCSSをstatic/cssディレクトリ内にbase.cssとして保存してください。

/* 全体の設定 */
body {
  font-family: "Helvetica Neue", Arial, "Hiragino Kaku Gothic ProN",
    "Hiragino Sans", Meiryo, sans-serif;
  background-color: #e5e5e5;
}
ul {
  list-style: none;
}
a {
  color: #999;
  text-decoration: none;
}

/* navigation bar */
nav ul {
  display: table;
  margin: 0 auto;
  padding: 10px 0;
  width: 80%;
  text-align: center;
}
nav li {
  display: table-cell;
  min-width: 50px;
}
nav a {
  display: block;
  width: 100%;
  text-decoration: none;
  color: #555;
  padding-bottom: 5px;
}
nav li:hover {
  color: #93e8ff;
  border-bottom: 3px solid #8cfdff;
}

/* footer */
.footer {
  padding: 2rem;
  font-size: 15px;
  color: #999;
  background: #fff;
  border-top: 1px solid #e5e7eb;
  position: absolute;
  bottom: 0;
  width: 100%;
}
.footer a:hover {
  color: #000;
}

以上がTemplatesとStaticsの設定および基本的な記述方法です。引き続き、ポートフォリオ開発を進めていきましょう!

 

Djangoでポートフォリオをつくる② プロジェクトの作成と基本設定 (settings.py の設定)

Djangoポートフォリオをつくる② プロジェクトの作成と基本設定

 

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前回の記事(↑)では、Djangoの開発環境の構築方法について説明しました。今回は、Djangoプロジェクトの作成からアプリの作成、初期設定の変更までを丁寧に解説していきます。この記事を読めば、Djangoでのプロジェクト開始準備が一通り理解できるはずです。



1. プロジェクトの作成

📁 プロジェクトの作成場所を指定する

まず、Djangoプロジェクトを作成するフォルダを決めます。ターミナル(PowerShell)で cd コマンドを使って移動しましょう。

cd "C:\DjangoProjects"

cd コマンドの説明:

  • cdchange directory の略で、「ディレクトリ(フォルダ)の移動」を意味します。
  • "C:\DjangoProjects" の部分は、実際に作成したいフォルダのパスを指定します。

💡 ターミナルでのパス入力のコツ
ファイルパスは途中まで入力して Tab キーを押すと、候補が自動補完されるので、入力ミスを防げます。


🛠️ Djangoプロジェクトの作成

次に、Djangoプロジェクトを作成するために、以下のコマンドを入力します。

django-admin startproject portfolio

これで、portfolio という名前のプロジェクトフォルダが作成されます。


📂 作成されるファイルの解説

作成されたフォルダの構成は以下の通りです。

portfolio/
├── manage.py
└── portfolio/
    ├── asgi.py
    ├── settings.py
    ├── urls.py
    ├── wsgi.py
    └── __init__.py
  • portfolio(外側のフォルダ): プロジェクトのルートディレクトリです。
  • manage.py Djangoの管理コマンドを実行するためのファイルです。サーバーの起動やデータベースの管理などを行います。
  • portfolio(内側のフォルダ): プロジェクトの設定ファイルを含むフォルダです。
    • settings.py: プロジェクト全体の設定ファイルです。
    • urls.py: URLルーティングを定義するファイルです。
    • asgi.py & wsgi.py: Webサーバーとの接続を制御するファイルです(通常デフォルトのままでOK)。

📁 プロジェクトフォルダに移動

プロジェクトを作成したら、次にプロジェクトフォルダへ移動します。

cd portfolio

2. アプリの作成

Djangoでは、プロジェクトの中に複数のアプリ(機能単位のモジュール)を作成して管理します。
プロジェクトはWebアプリケーション全体を表し、アプリは「ブログ」「ユーザー管理」「お問い合わせフォーム」などの個別機能を指します。


📦 アプリの作成コマンド

以下のコマンドで、新しいアプリを作成します。

python manage.py startapp first_app

これで、first_app という名前のアプリフォルダが作成されます。自身で作るポートフォリオに合わせてこちらのアプリ名は自由に変更してください。


📂 作成されるファイルの解説

first_app/
├── admin.py
├── apps.py
├── models.py
├── tests.py
├── views.py
├── __init__.py
└── migrations/
  • admin.py:管理画面の設定を行うファイル
  • apps.py:アプリケーションの設定を管理
  • models.py:データベースのテーブル設計を行うファイル
  • tests.pyユニットテストを書くためのファイル
  • views.py:画面表示やデータ処理のロジックを書くファイル
  • migrations/:データベースの変更履歴を管理するファイル群

3. マイグレーションと管理者アカウント作成

Djangoでは、デフォルトでデータベースとしてSQLiteが使用されます。
まず、初期データベースを作成し、次に管理画面の管理者アカウントを作成します。


🗃️ 初期データベースの作成(マイグレーション

デフォルトのデータベース設定を反映させるため、以下のコマンドを実行します。

python manage.py migrate

マイグレーションとは?
データベースに必要なテーブルを自動生成する作業のことです。
Djangoのデフォルト設定で、すでにユーザー管理用のテーブルなどが作成されます。


👤 管理者アカウントの作成

Djangoの管理画面にログインするため、管理者アカウントを作成します。

python manage.py createsuperuser

 

ユーザー名、メールアドレス、パスワードを順に入力していきます。


🌐 開発サーバーの起動と管理画面の表示

以下のコマンドでDjangoの開発サーバーを起動します。

python manage.py runserver

表示されるメッセージの中に

Starting development server at http://127.0.0.1:8000/

と表示されていれば成功です。
ブラウザで http://127.0.0.1:8000/admin にアクセスし、作成した管理者アカウントでログインできます。


4. settings.py の基本設定

次に、Djangoの設定ファイルである settings.py を編集して、必要な初期設定を行います。


✅ ALLOWED_HOSTS の設定

ALLOWED_HOSTS は、どのドメインからアクセスを許可するかを指定する設定です。

ALLOWED_HOSTS = ['*']

💡 注意
* を指定すると、すべてのアクセスを許可するため、開発環境では問題ありませんが、
本番環境では必ずドメインを指定しましょう。


✅ アプリの登録

作成したアプリをDjangoに認識させるために、INSTALLED_APPS に追記します。

INSTALLED_APPS = [
    "django.contrib.admin",
    "django.contrib.auth",
    "django.contrib.contenttypes",
    "django.contrib.sessions",
    "django.contrib.messages",
    "django.contrib.staticfiles",
    "first_app",  
]

✅ 日本語化とタイムゾーンの設定

デフォルトでは英語表記のため、日本語と日本のタイムゾーンに変更します。

LANGUAGE_CODE = "ja"
TIME_ZONE = "Asia/Tokyo"

🎯 まとめ

これでDjangoプロジェクトの作成と初期設定が完了しました!次回の記事では、HTMLファイルを格納するtemplates、CSSや画像など静的ファイルを格納するstaticsについて解説します。

 

 


📢 次回の記事:「Djangoポートフォリオをつくる③ HTMLやCSS、画像の読み込み設定」

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Pythonのフレームワーク「Django」でポートフォリオをつくる① 準備編 仮想環境の構築 ライブラリ、拡張機能のインストール

 

Djangoポートフォリオをつくる① Djangoの準備編

 

本記事の概要

こんにちは、大学では都市工学を専攻しながらエンジニアを目指してプログラミングを勉強している「ひつじねこまる」です。最近、エンジニアとしてのスキルを磨き、実際の実務経験に近い形で学習を進めたいと思い、Djangoを使ったポートフォリオサイトを作成することにしました。

ポートフォリオを作成する理由は以下の3つです。

  • 実務経験を積むため
    実務経験を積み、様々な人と関わることで独学では得られない経験を通して成長したいため
  • スキルを磨くため
    Djangoを使ったWebアプリケーション開発の技術を習得するため
  • アウトプットの場として
    学習の成果をまとめ、今後の就職活動やインターンシップ応募時に自分のスキルをアピールできるようにするため。

本記事では、

Djangoとは何か

ポートフォリオ作成のための準備手順

を紹介します。自分の学習記録としても残しておきたいので、備忘録的な要素も含めています。

 

Djangoとは? 簡単に解説

Django(ジャンゴ)は、Pythonで最もよく使用されるWebアプリケーションフレームワークです。Djangoの特徴は、迅速な開発保守性の高さにあります。

Model(DB処理) - View(全体制御) - Template(画面表示)の3つの構造で処理を行います。

主な特徴は以下の通りです。

  • フルスタックフレームワーク:管理画面やデータベース連携、認証機能などが標準で備わっているため、すぐに本格的なWebアプリケーションを構築可能。
  • DRY原則(Don't Repeat Yourself):コードの重複を避け、効率的に開発できる。
  • MTVアーキテクチャ(Model-Template-View):データ管理、画面の表示、データの制御が分離されているため、メンテナンスしやすい。

Djangoの詳細は公式サイトで確認できます:Django公式サイト

 

Djangoポートフォリオをつくるための事前準備

Djangoを使ってポートフォリオサイトを作成するために、まずは開発環境を整えていきましょう。今回使用する環境は以下の通りです。

これから、仮想環境の作成や必要な拡張機能の導入手順を解説していきます。


1. 仮想環境を構築する

まず、Djangoプロジェクトを作成するフォルダを決めます。今回は、portfolio という名前のフォルダを作成し、その中で作業を進めます。

Djangoにおける「プロジェクト」とは?
Djangoにおける「プロジェクト」とは、Webアプリケーションのためのファイルや設定をまとめた1つの単位です。複数のアプリケーション(機能単位)を含むことができ、管理画面やデータベース設定、ルーティングなどが含まれています。


仮想環境の作成手順

次に、Pythonの仮想環境を作成します。
仮想環境は、プロジェクトごとにパッケージを分離して管理できる便利な仕組みです。

  1. VS Codeを起動し、作成した portfolio フォルダを開きます。
  2. ターミナルを開く(Ctrl + ` キーで開けます)。
  3. 以下のコマンドを実行して、仮想環境を作成します。

python -m venv .venv 
  

仮想環境の作成
仮想環境を有効化します。
.venv\Scripts\activate 
  
 
ターミナルに (.venv) と表示されていれば、仮想環境の有効化が成功しています。

これで、仮想環境内でDjangoをインストールする準備が整いました。


2. 拡張機能のインストール

次に、VS CodeDjangoの開発を快適に進めるための拡張機能をインストールします。

Django

  • Djangoプロジェクトの構成やコード補完をサポートする拡張機能です。

Django Template

  • Djangoのテンプレートエンジン(HTMLファイル)用のコード補完やシンタックスハイライトを提供します。

SQLite

  • DjangoのデフォルトデータベースであるSQLiteファイルの中身をVS Code上で直接確認できるツールです。

✅ djLint

  • DjangoテンプレートやHTMLファイルのコードを整形してくれる便利な拡張機能です。

djLintの有効化方法

1.pip で djLintをインストール

python -m pip install -U djlint

 

2.settings.json に以下の設定を追加して、自動でコード整形ができるようにします


//デフォルトのformatterにprettierを指定
"editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
 //保存するごとにformatを実行
  "editor.formatOnSave": true,
 //django-htmlではprettierを無効にし、djLintを指定する
  "[django-html]": {
    "editor.defaultFormatter": "monosans.djlint"
  }

3.拡張機能djLintをインストール

 djLint を検索してインストールします。

これで、保存時に自動でコードが整形されるようになります。


3. Djangoのインストール

最後に、仮想環境内でDjangoをインストールします。

pip install django

インストールが完了したら、以下のコマンドでバージョンを確認してみましょう。

python -m django --version

これで、Djangoのインストールと開発環境の準備が完了です。次回の記事では、Djangoプロジェクトの作成と基本設定について解説していきます。

 


次回の記事:「Djangoポートフォリオをつくる② プロジェクトの作成と基本設定」

 

これでDjangoの準備が整いました。次回の記事では、実際にDjangoプロジェクトを作成し、ポートフォリオの骨組みを構築していきます!

 

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Fortran の環境構築 ( VS Code )をやってみた

Fortran の環境構築 ( VS Code )

Fortranの環境構築に必要なもの

1.GFortranのインストール

1.1 TDM-GCCのダウンロード

jmeubank.github.io

 

上記のページにアクセスし、赤丸のリンク からTDM-GCCのダウンロードページにアクセスし、tdm-gcc-webdl.exe をダウンロード

TDM-GCCのインストール

 

1.2.TDM-GCCのインストール手順

インストーラーの実行:

  • ダウンロードした tdm-gcc-webdl.exe をダブルクリックして実行

インストールウィザードの開始:

  • インストールウィザードが起動したら、「Create」を選択し、「Next」をクリック

コンポーネントの選択:

  • MinGW-w64/TDM64」を選択し、「Next」をクリック
  • インストール先のディレクトリを指定し、「Next」をクリック

コンポーネントの選択画面:

  • 「New Installation: Choose Components」という画面が表示されます。

  • コンポーネントを選択する

  1. [gcc]のツリーを展開
  2. [fortran]にチェックを入れる
  3. 必要に応じて他のコンポーネントも選択
    Fortranの開発にはgccfortranがあれば大丈夫

    TDM-GCCのセットアップ

インストールの確認:

  • コンポーネントの選択が完了したら、「Install」をクリックしてインストールを開始

  • インストールが完了したら、コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してインストールが成功したか確認を行う

    gfortran --version
    
    
  • 正常にインストールされていれば、GFortranのバージョン情報が表示される

2.VSCode拡張機能 Modern Fortran をインストール

Visual Studio Marketplaceにアクセスし、「Modern Fortran」を検索し、インストール

settings.jsonの編集

設定ファイルを開く:

  • 左下の歯車アイコンをクリックし、「設定」あるいはCtrl + ,(またはCmd + ,)を押して設定画面を開く
  • 右上のファイルと矢印のアイコンをクリックし、「設定(JSON)を開く」をクリック

VSCodeの設定画面



  1. gfortranのパスを指定:

    • settings.jsonファイルに以下の設定を追加 (コンマを忘れないように注意)

    • { }はもともとあるので必要なし

      {
          "fortran.linter.compiler": "gfortran",
          "fortran.linter.compilerPath": "C:\\\\TDM-GCC-64\\\\bin\\\\gfortran.exe"
      }
      
      
    • compilerPathには、実際にインストールしたgfortran.exeのパスを指定する

3. 設定の確認

  1. 設定の保存:
    • settings.jsonファイルを保存(Ctrl + S
  2. 設定の反映:
    • VS Codeを再起動して設定を反映させる

3. テストプログラムの実行

  1. プログラムの作成:

    • 新しいファイルを作成し、以下のコードを入力
    • ファイル名はtest.f90とする
    program hello
        print *, 'Hello World!'
    end program hello
    
    
  2. コンパイル:

    • cd でディレクトリをtest,f90のある場所に移動後、ターミナルで以下のコマンドを実行

      gfortran -g -o test test.f90
      
      
  3. 実行:

    • 生成されたtest.exeを実行

      ./test.exe
      

HelloWorld! と表示されれば Fortran の実行ができています

 

 

【令和6年秋】応用情報技術者 当日の体験談 IT未経験の大学生が挑戦してみた!!

はじめまして!
「ひつじねこまる」です。初のブログ投稿になります。

令和6年度秋の応用情報技術者試験を受けての
会場の様子や受験当日の様子をお伝えしていきます。
初受験の方の参考になれば幸いです。

今回のブログの内容は以下のようになります。

1.はじめに 自己紹介 AP試験を受けるまでの経緯

 私は土木工学を専攻とする大学4回生です。IT分野に興味を持ったのは卒業研究でPythonを使ったスクレイピングです。
これをきっかけに2024年6月から思い切ってITに関する資格、スキル習得を目指すようになりました。応用情報技術者試験は7月に受けたITパスポートについで2番目の資格試験です。
 当時のITスキルに関してはPythonをチャットGPTなどのAIの手を借りてようやく扱える程度でほとんどゼロに等しいです。当然実務経験もありません。一方で資格に関してはITパスポートだけですが一応所有しており、ITに関する知識はほんの少しって感じです。

2.試験当日の朝~会場まで

 試験は午前と午後に分かれており、午前試験の開始時間は9時半です。私の自宅から会場までは電車で一時間半ほどの場所で、やや遠かったのでいつもより早起きで眠たい朝でした。最寄り駅から会場までが徒歩20分あり、ちょうどよい散歩になりスッキリしました。会場近くの飲食店やコンビニをチェックしておくと午前試験の後スムーズに食事ができるかなって思います。
 試験会場は大学のキャンパス内でした。想像していた5倍くらいの受験者がいてびっくりです。広い敷地だったので会場にたどり着くまでより、試験を受ける教室までの移動のほうが迷いました。会場に着いたのは9:10分ごろでしたが教室に入るころには20分でしたのでもう少し早めに行ってもよかったなーって感じです。時間には余裕を持っておくべきですね。

3.午前試験

午前試験を受けての印象はこんな感じです。

  • 水が飲めなくて驚いた
  • 見たことない問題が多いように感じた
  • 選択肢 ウ めっちゃ多くない?

 午前試験は9:30~12:00の2時間半です。すべて4択の選択問題で、過去問からそのまま流用する問題がおよそ50%なのもありだいたい7割くらいの人が途中退出する印象でした。試験当日、一番困ったのが水分補給できないことです。ペットボトルすら置くことができません。空気が乾燥していたのもあり死ぬほど喉が渇きます。とっとと解き終えて退出して水分補給したいところですが、午前試験が48点(60%)以下だと午後試験は採点すらしてもらえません。なので何度も見直しをしてだいたい100分くらいで退出しました。
 解いた印象としては見たことない問題が多い!!っていう感じです。でも多分気のせいです。過去問を解きすぎたせいで見慣れた問題に慣れているためでしょう!ちゃんと流用されている問題も多いので。見たことない問題があると焦ると思いますが、6割取れれば大丈夫なので少しくらいでは焦らずに落ち着いて解くのが大事だと感じました。体感7割とれてない感じでした。8割くらいとるぞって意気込んでいたので、結構ムズかったていう感じでした。あとは選択肢の「ウ」 がやたら多いって感じで結構不安でした。選択問題あるあるですかね。

4.お昼休憩

 午前試験を終え、試験会場周辺のコンビニで食事を済ませました。
 試験会場に戻っていると、午前試験の解答をチェックしている人が結構いました。午前試験は選択問題なのもあって解答の情報が出回るのが早いみたいですね。

5.午後試験

 午後試験を受けての印象はこんな感じです。

  • 試験よりも眠たさと喉の渇きとの戦い!
  • 解答は5問だけでいいが、予備でほかの分野を勉強しておいて良かった!


 午後試験は 13:00~15:30までの2時間半です。問題形式は午前とは異なり、記述式の必須の情報セキュリティ1問と10問中から4問の計5問を選択する方式です。記述式ということもあり途中退出する人は2~3割くらいという印象でした。60分くらいで退出している方もいて、どんなスピードで解いてるんだってかんじです。過去問では、10回分ほどやりこみましたが、年度ごとに点数も4割だったり7割だったりで、私の実力では運ゲー。試験開始前はいい問題がくるようにお祈りってかんじ。
 当日の作戦としては時間配分を1題あたり25分と想定して

を解答し、解けなかったものをシステムアーキテクチャ(問4)かネットワーク(問5)にする流れです。
本番は組込みが1ミリも理解できなかったので代わりにネットワークを解きました。
さらに午前試験同様に、水を飲めないので喉が渇いて試験どころじゃありませんでした。午後試験の手ごたえとしてはそこそこでした。過去問も点数がバラバラでしたのでまあこんなもんでしょって感じです。150分フルで使ってギリギリでした。応用情報技術者試験は午後試験がめちゃくちゃ難しいです。私は理系なので、長い文章がとにかく苦手です。特にいわゆる文系セットの経営戦略やマネジメント系の問題は集中力との戦いです。
 やっておいてよかったことは大門を5つに絞らず予備で用意していたことです。問4と問5どっちも準備する必要はなかったと思いますが。1つの分野でも予備で学習しておくと本番上手くいかない設問が出てきたときになんとかなるのでお勧めです。

6.おわりに 試験を受けるか迷っている方へ

 以上が、試験当日の体験談になります。試験の名前には応用とありますが、セキュリティーからプログラミング、そしてITのマネジメントなど本当に幅広い分野の基本的なことを網羅的に学習できました。私は現在、HTML/CSSJavaScriptの基本的な学習をしている段階で、まだまだIT初学者ですが本試験を通じて学んだ内容がスキル習得にも役立っており挑戦してみて良かったなと思っています。
 合否はまだですが、自己採点では午前75%、午後も70%ほどでしたので今後も本ブログを通じて、勉強方法や選択問題のおすすめ等の情報を発信できればと思います。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。初のブログ投稿ということもあり稚拙な文章ですがお許しください。

追記:無事合格することができました。